🇯🇵|The Abyss DAICO 投票システムの手引き

The Abyssによる資金調達モデル(DAICO)の核となる要素で、数多ある商業ICOとは一線を画すのが投票システムであり、これはDAICOスマートコントラクトにより100%コントロールされています。チームがプラットフォーム開発サポートその他プロジェクトのために使える毎月の予算(Tap)を上げられるかは、投票システムにかかっています。投票者(トークン保持者)の決定により、Tapは引き上げられることも、またその逆になることもあります。さらに、DAICO投票システムによりトークン保有者は、チームがプロジェクト実行に失敗した場合、出資金返還投票を開始することができます。今回の記事では、タップ増額や出資金返還投票の方法について段階別に解説すると同時に、Etherscan と MyEtherWallet を使った出資金返還投票の提起の仕方についてご説明します。

その1. Tap増額投票のやり方

Tap増額投票はThe Abyssチームが提起します。トークン保有者は賛成または反対への投票のみ可能です。まずは投票が始まっているかどうかを確認しましょう。

1. Etherscan上のTheAbyssPollManagedFund コントラクトから、“tapPoll” の行を見つけてください (通常38行目にありますが、場所が異なることもあります)。

2. その時点で投票が実行中であれば、投票所のアドレスが見えるようになります。そこをクリックしてください(投票が実行中でなければ、アドレスは0x00…00となっています);

3. tapPollコントラクトのアドレスをコピーしてください。それから MyEtherWalletを開いて、“Send Ether & Tokens” を選択してください。

4.認証情報を入力して、ウォレットのロックを解除します。

5. コピーしたコントラクトのアドレスを入力してください。 “Gas Limit”上限は200000に設定し、“Gas Price”上限は5–20 Gweiに設定し、“Amount to send” の欄は 0にします。

6. どちらに投票するかを決めて下記を“Data” 欄に入力します。

  • “賛成” 票データ:
0x4b9f5c980000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000001
  • “反対” 票データ:
0x4b9f5c980000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000

もし考えが変わった場合、投票を無効にすることができます。票を無効にするためのデータは以下の通りです:

0x43c14b22

7. すべての欄を確認し、“Generate transaction”ボタンを押して送信します。

Tap投票は、2018年6月10日を第一回目とし、各月10日に実施します。システムの暴走を防ぐため、一回の投票で上げることのできるTap増額率%は、元の額の50%を上限とします。投票期間は3日間で、開始後すぐ投票可能です。

その2. 出資金返還投票の開始

トークン保有者なら誰でも、出資金返還投票を開始することができます。その権利は四半期に1回行使することができます。より正確には、各年の7月1日、10月1日、1月1日、4月1日 [出典 ]となります。出資金返還は2年間(クラウドセールの終了から)有効で、出資金返還投票の最終回は2020年4月1日となります.[出典].

出資金返還投票の日付

1. 投票を開始するには、Etherscan上の PollManagedFund コントラクトを開きます

2. 下記のように、コントラクトABIをコピーします。

3. MyEtherWallet で、 “Contracts” のセクションを選択します。

4. PollManagedFundアドレスおよびコントラクトのABIをそれぞれ必要な欄に記入します。

5. “Access” ボタンを押して、 下のメニューからcreateRefundPoll を選びます

6. お使いのMyEtherWallet のロックを解除し、 “Write” ボタンを押して投票を開始します。

7. ガスリミット上限は5000000に設定し、“Gas Price”上限は5–20 Gweiに設定し、 “Amount to send” の欄は0のままで、トランザクションを生成します。

8. トランザクションが終わるまでお待ちください。その後出資金返還投票が生成されます。

その 3. 出資金返還投票への投票

先ほど(Tap増額投票)と同様、まず投票がスタートしたかをチェックしましょう。

1. Etherscan上のTheAbyssPollManagedFundコントラクトを開いて、“refundPoll” ラインを見つけてください (通常41行目にありますが、場所が異なることもあります).

2. その時点で投票が実行中であれば、投票所へのリンクが見えるようになっています。そこをクリックしてください(投票が実行中でなければ、アドレスは0x00…00となっています);

3. refundPollコントラクトのアドレスをコピーします。 それから MyEtherWallet を開いて、“Send Ether & Tokens” を選択します。

4. 認証情報を入力してウォレットのロックを解除します。

5. コピーしたコントラクトのアドレスを入力します。GASリミット上限を 200000に設定し、“Gas Price”上限は5–20 Gweiに設定し、“Amount to send” は0のままにしておきます。

6. データ欄を入力します:

  • “賛成”票データ:
0x4b9f5c980000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000001
  • “反対”票データ:
0x4b9f5c980000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000

個々でも、考えが変わった場合、投票を無効にすることができます。票を無効にするためのデータは以下のとおりです:

0x43c14b22

7. すべての欄を確認し、“Generate transaction”を押して送信してください。

その 4. 出資金返還投票の運用

出資金返還投票は、(トークンサプライの全体から)1/3以上のトークンが賛成票となった場合に合意成立とみなされます。その場合、スマートコントラクトはholdEndTimeモードに切り替わり、翌月の1日までその状態が保持されます。その期間、トークン保持者はほかのETHウォレットにトークンを移動しないようにします。トークンが移動すると、トークン保有者の票の重みが減少し、賛成票の合計が返還成立に必要なレベルを下回るということになってしまいます。その場合、出資金返還投票は不成立となります。

例:1000トークンの保有者が500トークンをほかのウォレットに移動すると、その保有者の票の重みは1000ではなく500トークン分となります。

トークンの量が不変であれば、チームによるTapの引き出しはブロックされます(isWithdrawEnabled = false;)。 すなわち、第一次出資金返還投票は成功裏に完了したことになります。第二次返還投票は、 Etherscan上の35行目にあります。トークン保有者は24時間以内に第二次投票を開始し、その期間は7日間となり、ここで再度成功となれば出資金返還となります。

出資金返還投票を作成する
出資金返還投票を完了する

第二回目の投票も成功だった場合、 companyTokenWallet, reserveTokenWallet, foundationTokenWallet, bountyTokenWallet, referralTokenWallet, advisorTokenWallet に保管されていたトークンはバーンされます[出典].

トークンの破壊

残ったトークンは以下の計算式により当日のレートで買い取られます:

ETH は出資者に返還され、トークンはバーンされます[出典].

返還手続き

その 5. 返金を受けるには

1. TheAbyssPollManagedFund が返還モードに切り替わったかをチェックします。Etherscanの36行目(通常36行目ですが場所が異なる場合もあります)で、返金が実行中(state=3)であることをご確認ください。

2. その4 を今一度お読みください。すべての条件が合致していれば、コントラクトアドレスとABIを MyEtherWalleにコピーして、“Access” ボタンを押します。 それから下にあるように refundTokenHolderを選択します。

3. ポップアップウィンドウが出てきたら、GASリミット上限を 200000に設定し、“Gas Price”上限は5–20 Gweiに設定し、“Amount to send” の欄は そのまま、トランザクションを生成します。

4. その後、スマートコントラクトはすべてのトークン残高をバーンし、残り分の出資金を返還します。

その 6. 投票のモニタリング

どちらのタイプの投票でも、 MyEtherWalletから効果的にモニタリングすることが可能です。

1. MyEtherWalletを開いてください。 “Contracts”セクションを選択し、投票のタイプに応じて、 tapPoll ( Etherscanの38行目) または refundPoll (41行目) コントラクトアドレスとABI (Tap投票のリンク / 出資金返還投票のリンク)を入力します。

2. “Access” ボタンを押してください

3. 関心のあるパラメータを選択し、関連するファンクションを呼び出して情報をチェックします(例: “endTime”, “yesCounter”, “totalVoted”など).

おわりに

The Abyss DAICO 投票システムでは、チームのウォレットへの優先権はなく、開発者も投票プロセスに関与できない仕組みになっています。これは、仮想通貨業界の民主主義の原則に則した、さらなる透明性を確保し安全な資金調達モデルを実現するために設計されたものです。

スマートコントラクトのコードは、 Github およびEtherscan でよくご確認ください: TheAbyssDAICO, PollManagedFund, ABYSS, ReservationFund.

また、DAICOスマートコントラクトに関しては こちらの完全ガイド でその仕組みに関する情報を入手することができます。

よろしくお願いいたします、

The Abyssチーム


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