中国 深圳に行ってきました(6) / Shenzhen Open Innovation Labとハードウェアベンチャー LeMakerを見学
深圳3日目。この日の天気は曇り時々雨。こっちに来てから天気が安定しませんが、前2日に比べると雨の少ない天気でした。
まずは、深圳政府が運営するメイカースペースを見てきました。
シンガポール(2016年4月時点で453店舗)や香港にはセブンイレブンがいたる所にあったが、深センではセブンイレブンは見かけませんでした(中国全体で2016年4月時点で2186店舗、そのうち香港が半分近くを占める)。中国全土ではファミマが店舗数を一番伸ばしているようです(2015年2月時点でおよそ1300店舗)。
Shenzhen Open Innovation Labは深セン最南部の福田区にあり、近くには皇崗口岸のチェックポイントがあります。周辺はオフィスビル地区として整備されていて、深セン経済の中心地にするべく大型施設の建設が進められているようです。
Shenzhen Open Innovation Labは深センをイノベーションの拠点にするために深圳市と政府が主導して作った場所で、ファブラボ運営や教育機関、海外のクリエイターや起業家が深センのエコシステムに入る手助けなどを主に行っているようです。
2015年にできたばかりの施設で、メイカースペースの半分はまだ工事中でした。実現までにかかった時間はおよそ半年、中国政府のトップダウンの力はとにかく凄まじい。
David Liさんは2010年にメイカーズムーブメントとオープンソースハードウェアを促進するために、中国で最初のハッカースペースを設立した方で、ArdublockというArduino向け視覚言語を開発したバリバリのエンジニアさんのようです。
深センの市をあげてのメイカームーブメントの過熱ぶりを感じました。
あと、政府主導でこういうのをやると、民間だけで作られた時に出る梁山泊的な雰囲気がでないのは日本でも中国でも変わらないことが分かって、少しホッとしました。エンジニアさんがディレクションしても、そうなるもんなんですね。
次にハードウェアベンチャー LeMakerさんを訪問してきました。
Balightはまもなくクラウドファンディング開始。今は無名だけど、間違いなく日本でも人気出るでしょう。今すぐ欲しい。
この日のランチで食べたのが蘭州ラーメン(中国語で兰州拉面)という料理で、ラーメンの本場中国でラーメンの起源にあたるのが蘭州ラーメンで、牛肉のスープに手打ちで伸ばして茹でた麺を入れた料理のことをそのように呼ぶようです。中国に住むイスラム教徒の少数民族回族から伝わって、甘粛省(モンゴルに隣接する中国北西部の省)の蘭州市から広まり中国食べるようになった料理で、元々がイスラム料理なので彼らが豚肉を食べることが出来ないので牛肉になったとのこと。
味はセロリの臭み苦味臭みを活かした味付けで、牛肉は水牛を使ってるからか脂身が少なくとてもさっぱり、でも食感はトロトロ。大味だけどクドさが全くなくて非常に美味しかったです。
もしかしたら、今まで日本で食べたラーメン全てより美味しかったかもしれない。会社近くにこれが食べられるお店があったら、間違いなく毎週行くと思います。日本でも食べれるようなので、興味を持った方はぜひ食べてみてください。
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