北欧・中欧に行ってきました(2) / ヘルシンキ市内とスオメリンナの要塞を観光
ヨーロッパ旅行1日目、この日はフランスに留学してる友達と空港で合流してヘルシンキ市内を観光してきました。
ヴァーツラフプラハ空港からは電車で移動しました。
HSL
HSL（Helsinki Region Transport）が提供してるスマホアプリで48時間乗り放題の切符が発券できるとのことだったので現地到着後すぐに使ったのですが、これがめちゃ便利でした。
事前にアプリを落としてクレカと紐づけておいて、電車乗車前に開始ボタンを押すと、そこから時間が減っていきます。空港からヘルシンキ市内に出る鉄道はもちろん、市内を走ってるトラム、世界遺産スオメンリンナ要塞へ移動するのに使ったフェリーもこれで乗れました。
ヘルシンキはトラムも電車も改札がありません。乗車切符発券機も最近廃止されて、スマホで乗るのを推奨してるようです。
車掌がたまにチケットを持ってるか確認しに来て持ってない場合は罰金が課されます。なのでスマホで発券後は提示を求められない限りは、スマホを所持したまま交通機関に乗るだけで移動が可能でした。
どの国でも可能な仕組みとは思いませんが、景観の邪魔をする余計な端末を設置しないで全てのUIがスマホアプリに集約されてて、素晴らしいと思いました。
ヘルシンキ中央駅
おしゃれな駅舎でした。ホームが離れてるのが難点。
ホテル
ホテルはヘルシンキ市街地にあるHostel Domus Academicaにしました。フィンランドは物価が高いのでホテルの値段も日本に比べて全体的に高いのですが、ここのホテルはドミトリーの1室貸切だったので周辺の宿に比べて抜けて安かったです。ホテルの従業員の方は気さくでしたし、施設は綺麗だし、シャワーも部屋にある。さらに近くにコンビニもあるし、ヘルシンキ駅へもトラムを使わないでも歩いていける距離だったので、全く不満がありませんでした。次に行くときもここにすると思います。
ヘルシンキ市内観光
ヘルシンキ観光にあてられる時間が半日しかなかったので定番どころを回ってきました。
最初は宿のすぐ近くにある岩の教会 テンペリアウキオ教会へ。
次は北欧建築の巨匠 アルヴァ・アアルト（Alvar Aalto）が1969年に設計したアカデミア書店へ。
ヘルシンキのメイン通りであるエスプラナーディ通りは地元の方たちがピクニックをしてて、いい雰囲気でした。
エスプラナーディ通りを抜けると海が見えてきます。カモメが優雅に海辺を飛んでて、イメージしたとおりのヘルシンキの景色でした。
もちろん定番のヘルシンキ大聖堂も行きました。中はカトリック式の教会と比べてシンプルな造りでした。シンプルだけど品のあるデザインなのは教会も街も同じ。
すぐ近くにある生神女就寝大聖堂（別名ウスペンスキー大聖堂）にも行きました。こちらはロシア正教会の大聖堂で、重厚な雰囲気があってヘルシンキ大聖堂とは全く違いました。
スオメンリンナ要塞
教会巡りの後はすぐ近くの港からでてるフェリーにのって、世界遺産 スオメンリンナ要塞へ。HSLで乗り放題の切符を買ってると、このフェリーも自由に乗れます。
スオメンリンナ要塞があるスオメンリンナ島には大砲、トンネル、造船所、美術館、醸造所があります。最初 島と聞いたときは小さいのをイメージしましたが、スーパーも家もあるわりと大きな島でした。
洗練されたヘルシンキの街とは違ったのどかな風景が広がってるので、一見の価値ありです。
ちなみに、この島を回ってるとき時刻は19:00を回ってました。日本の感覚だと遅くとも18:00くらいには世界遺産は見学できなくなる感じがしますが、この島では20:00近くになっても住民や観光客がピクニックをしてます。
北欧の白夜恐るべし。
白夜がつらいと言う人の気持が今回の旅わかりました。人間空がずっと明るいとスイッチが切り替わらなくて、変になるようです。
訪れたときが1年で1番明るい時間が長い日だったのもあり、ヘルシンキとエストニア滞在中に夜を見ることは一度もありませんでした。
夕飯
ヘルシンキ大聖堂の近くの地下にビール蔵造所を持つビア・レストラン Bryggeri Helsinkiで夕飯。フィンランドにビールのイメージはありませんでしたが、とても美味しかったです。ご飯もうまい。値段もヘルシンキにしては手頃でした。
まとめ
ヘルシンキは街全体がコンパクトなので半日あれば十分な感じでした。トラムを使わないでも歩いて見て回れます。建物、家具、看板、フォント、自然…街中にあるもの全てが美しいので歩いて回るのをオススメします。
観光に使った時間は半日ですが、白夜で夜が長いこともあり、ゆっくりと見て回ることが出来ました。
次へ続きます。しばらくお待ち下さい。
