北欧・中欧に行ってきました(3) / エストニアの首都タリンを観光

Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE
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9 min readOct 5, 2018

ヨーロッパ旅行2日目、この日はヘルシンキからエストニア共和国の首都でタリンにフェリーで移動して観光してきました。

前回の記事はこちらからみれます。

エストニアはIT産業が盛んで、あのSkypeが開発された国です。なんとなくバルト三国はヨーロッパの中でも行きにくい場所のイメージが有りましたが、調べたら意外と簡単に行けることが分かったので日帰りで訪れてきました。

フェリーはタリンク&シリヤラインを選択。タリンクシリヤラインは、フィンランドのヘルシンキ、スウェーデンのストックホルム、エストニアのタリン、ラトビアのリガなどバルト海沿岸の主要な都市間を運航する定期クルーズフェリーです。

日帰りのデイクルーズと1泊の宿泊クルーズがあり、ヘルシンキ-タリン間の運賃は往復で1人 40.00 EUR(4500円くらい)でした。チケットは事前にタリンク&シリヤラインのサイトから購入。

行きは7:30–9:30、帰りは19:30–21:30の便にしましたが、このくらいでちょうどよかったです。旧市街と新市街の一部をゆっくり歩いて見て回りましたが、お土産を買う余裕があるくらい時間は充分でした。

ヘルシンキ側のフェリー乗り場にはホテルから歩いて移動。フェリー乗り場行きのトラムも走ってますが、ヘルシンキはコンパクトなので徒歩でもたいして時間が変わりません。

ヘルシンキのフェリー乗り場

行きはSTAR、MEGA STARというサイズのフェリー乗りました。地中海のクルーズ船の中ではカジュアル寄りのようですが、日本の飛鳥II並みの大きな船なので、船内にショッピングアーケードやレストラン、ファストフードショップがあり、日本人の私から見ればとても豪華でした。

フェリーはおよそ2時間ほどで、エストニアの首都タリンへ到着。船内に十分な数の休憩スペースや見るところがあるので、移動時間は全く気になりません。

世界遺産の街 タリンへ到着。フィンランドもエストニアもシェンゲン協定加盟国なので、国境通過の際にパスポートチェックはありません。

徒歩へ港から市街地へ移動。タリンも30分あれば旧市街の奥側から港に戻ってこれるくらいのコンパクトシティなので、滞在中乗り物は使いませんでした。

トラムが走ってました。このトラムはタリン在住の方は無料で乗れます。

特に電子国家っぽいところを見つけられないまま、旧市街の城壁に到着。

タリンは中世にはバルト海有数の港とされ、地中海交易の拠点として発展したきた街です。オレンジ色の屋根や塔が特徴の旧市街の建築は13~15世紀頃に建てられたもので、それが2度の大戦を免れて今も残ってるようです。

聖オーラフ教会に登ってみました。

塔の展望台は 2EUR払うと登れます。塔の上へ行くには、狭い石の階段を一段一段のぼらなければなりません。見晴らしは見事でしたが、20階くらいの高さを登るのはちょっとしんどかったです。

引き続き、旧市街を散策。

この旅行中に訪れたプラハも中世の町並みがそのまま残ってて見事でしたが、あちらが豪華絢爛な建築の玉手箱なら、タリンは日本人がイメージする中世ヨーロッパの地方都市のまんまの感じでした。使い古された表現ですが、ファンタジーや小説に迷い込んだような錯覚を陥る場所でした。

旧市街ラエコヤ広場に到着。

タリンは一時期ロシア帝国の支配下にあったということもあり、ロシア文化の影響を各所で見て取れます。マトリョーシカを売ってるお店をいくつか見かけました。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂はロシア正教会の教会で、帝政ロシアの時代にロシア復古主義のスタイルで建設された建物

タリンで人気のガトーショコラのお店 Pierre Chocolaterieを訪れてみました。1937年創業の老舗チョコレートカフェで、職人たちの中庭という場所にあります。

濃厚なガトーショコラとコーヒーがとてもあいます。

旧市街の西側の高台にある展望台に登ってみました。

休憩は1864年創業のタリンで最古のカフェ Kohvik Maiasmokというお店へ。店内は地元民で賑わってました。

新市街も訪れてみました。

本屋を複数見て回りました。漫画が1冊も置いてない以外は、他の国と変わりません。

スーパー。なんでも揃ってるので、生活で困ることはなさそうです。

再び旧市街に戻ってきました。

夕飯は地元で一番人気のレストラン Rataskaevu16(ラタスカエヴ)へ。混む時間を外して訪れたので、予約なしですぐに入れました。

こちらはジビエ料理が評判のお店です。味も接客も立地も完璧。

値段も手頃でした。ジビエはヘルシンキにもお店がたくさんあるんですが、エストニアはヘルシンキと比べると物価が非常に安いので、同じような料理が半分以下の値段で食べれました。日本人の感覚からしても安かった気がします。

ヨーロッパはパンとバターが日本と段違いに美味しいけど、このお店のは特に美味しかった。

エストニア産の地ビールもいただきました。ワインのイメージが有りましたが、ビールも結構飲まれるようです。

まとめ

旧市街は見どころが多くて、歩いて見て回るだけでも楽しめました。物価がとても安いので、美味しいものを食べ歩くのも楽しいと思います。

電子国家エストニアっぽい部分を期待して行ったのですが、そういった部分はあまり発見できませんでした。

3日目に続きます。

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Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE

🗻Engineer, Maker 🎥http://youtube.com/@tichise