台北に行ってきました 2018(3) / Maker Faire Taipei 2018(前編)会場全体の様子
台北旅行 3日目、4日目。台北市内にある華山1914文化創意産業園区で行われたMaker Faire Taipei 2018で展示をしてきたので、そのレポートを書きます。今年もNico Tech Bというブース名で共同出展しました。
前編と後編に分けて、前編では会場全体の様子について紹介します。後編で自分の展示がどうだったか書きます。
ちなみに去年はこんな感じでした。見比べていただくと面白いかもしれません。
入り口付近
去年はこの付近でも展示をやってたのですが、今年は完全に展示がなくなってました。
A. STEM PLAYエリア・B. デジタルアートエリア
一番広い室内のメイン展示エリア。デジタルファブリケーションツールを使ったデジタルアート作品が並んでました。
日本では展示ブースが縮小傾向にある3Dプリンタですが、台北では前年よりブースが増えてました。
Makerbar
台北のハッカースペース MAKERBARは大型のロボットアーム型3Dプリンタを展示してました。
sKY_Associative
sKY_Associativeは、National Cheng Kung Universityの建築学科のデザイン+教育ベースのスタジオです。今回はその成果物を展示してました。
OpenQPano
オープンソースの完全な360度自動立体視ディスプレイ。ハード側はRaspberry Pi Zero Wと6枚のLCDを利用。
YouTube 360のパノラマムービーを OpenQPanoの6角形の360度ディスプレイで表示できるフォーマットに直接変換して表示できるようです。
幽水庭
柄杓で覗き込むと、鯉が泳ぐ姿が見える作品。
庭の下に液晶ディスプレイが設置されてます。
一般的な液晶ディスプレイには2枚の偏光板が使用されていますが、このうち1枚を剥がして柄杓につけることで、柄杓で覗き込んだときだけ庭の下の様子が見れます。
CubePi
今回の台北旅行ではLEGOとの接合が可能なモジュール型STEM教材を色んな場面で見かけた気がします。
CUBExUSという会社が作ったcubePiaもその一つで、40の機能的なキューブと統合されたコーディング環境であるcubePia ScratcHubを組み合わせたモジュール式の電子レンガシステムです。
D. クリエイティブ インタラクティブ プレイエリア
シャンデリアのあるオシャレな室内エリア。ヤングメイカーの作品やSTEM教育寄りのプロダクトが多く展示されてました。
CCK × wikidue store
wikidue storeはSTEAM・Maker Maker教育サービスプラットフォームです。
Maker Faire Taipei 2018の2週間前に参加したMaker Faire Shenzhen 2018では学校の参加が多かったのですが、台北では教育プラットフォームが子供を巻き込んで参加している例が多かった気がします。
FlipRobot
STEM教育 ラーニングキット FlipRobot。見た目はMakeblockにそっくり。
CASE※のロボットカリキュラム要件を提供するために設計されたロボットキットで、CASEロボットカリキュラムの各レベルに対応するための一連の学習キットを提供していて、コアはArduinoを使ってます。
※CASE… カリフォルニア工科大学教育協会は非営利団体で、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く。CASEのロボティックカリキュラムは、カリフォルニア大学(UC)認定のカレッジ準備コース。
http://www.actura.com.au/fliprobot/
E・F. 知識取得エリア
室内展示エリア。展示物のカテゴリはバラバラ。
手をかざすと竹が叩かれる電子楽器
今回のMaker Faireの個人的に一番気に入った作品がこれ。手をかざすと竹が叩かれる電子楽器です。
micro:bit Champion School
2Fではジュニアメイカーが展示を行ってました。
香港コンピュータ教育協会(HKACE)とCityU Apps Labは、micro:bitを用いてSTEM教育活動をしている学校をmicro:bit Champion Schoolに招待していて、今回はその活動成果を報告するため香港の学校から多くの学生が来ていました。
G. 芸術科学火山・図面作成エリア
今回唯一の屋外展示エリア。私が展示を行ったNico-Tech Bのブースは前年同様ここで展示を行いました。
LIS線上教學平台
オンライン教育プラットフォーム LIS線上教學平台はメントスチャレンジを行ってました。
Nico Tech B
私は今回このブースで共同出展を行いました。
一緒に展示を行った湯村さんはプロジェクションマッピングキーボードを展示。放置してても子供が触りにきます。大人も子供もカッコいいエフェクトに興味津々でした。
渋谷さんと由谷さんはVoice DrumとMagical Music Catを展示。こちらも子供うけが最高。触れる・音がなる・光るプロダクトはどこの国でも強いです。
私は今回もロボットボール omicroを展示しました。
これについては後編で詳しく書きます。
後編に続きます。