深圳に行ってきました 2018(1) / 香港 元朗経由で深セン湾口岸へ

Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE
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9 min readDec 8, 2018

10/11から17までMaker Faire Shenzhen 2018の開催にあわせて深圳・香港に行ってきましたので、レポートを書きます。

AIRSIM

SIMは2枚持っていきました。

1枚は定番のChina UnicomのプリペイドSIM

中国本土と香港で7日利用可能で、上限2GBで通信が止まります。ほとんどの地域で3Gでつながってしまい、通信速度がそこまで速くない点と追加チャージ料金が高いのがネックです。

2枚目はクラウドSIMのAIRSIM。今回の旅行ではChina UnicomのSIMのデータ量がなくなってから、こちらのSIMを使いました。

海外渡航の際にメインのSIMが動かなくて時間が取られるのは困るなと思ってたので、こちらのSIMを日本で購入して持っていきました。今年春頃は日本で売ってなくて、香港の販売元に連絡しても購入を断られてしまいましたが、いつのまにかAmazonで買えるようになってました。

AIRSIMのいいところは世界90ヶ国以上で使えて、China UnicomのSIMに比べると深圳での通信速度が圧倒的に速い点です。現地ではChina Unicomの4G回線で繋がってました。あと維持費がかからず、初期費用が安い点もおすすめしたいポイントです。

データプランの設定はスマホのアプリからできて、利用期間は1day、3day、5day、7day、14day、30dayから選べます。利用期間が長いほど安くなります。あと国によって通信費にばらつきがあります。

僕が最近訪れた国のこの記事執筆時の1dayの値段は以下の通り

  • Hong Kong US 1.33$
  • Singapore US 1.33$
  • Taiwan US 1.03$
  • Tailand US 1.20$
  • United States US 1.33$
  • Japan US 2.44$
  • China US 2.89$
  • Austria US 1.80$
  • Finland US 1.80$

中国、台湾、タイは低価格SIMが販売されてるので高い印象ですが、それ以外の国ではかなり安いと思います。特にUSは現地SIMに比べるとかなり安いと思います。

こんな便利なAIRSIMですが、注意点も一応2つあります。1つは1年使わないとSIMが無効になる点ですが、日本で1日とか課金すれば更新できるので特に問題にならないです。1年に1回の更新でOKというのは、かなり長い方です。もう1つの注意点は1日に使用可能なデータ量が500MBで、それ以上使うと速度が256kbpsに制限される点ですが、これも動画とかを見なければ特に気にならないんじゃないかと思います。あと一般的なSIMの低速時の速度は128kbpsとかで、256kbpsはかなり速い部類です。

追記: 中国国内でスマホアプリから課金+パッケージを開封して挿したのですが、特に設定しないでもそのまま金盾を突破できました。

日本から香港経由で元老へ

今回はLCC 香港エクスプレスで羽田ー香港の深夜便を利用しました。展示用の荷物があったので20kgまで預けられるプランにしました。

飛行機は早朝 6:00前に香港に到着。空港で大沢さんさんと鈴木さんと合流。香港空港からはバスを乗り継いで蛇口近くの海上世界へ移動。

香港空港からバスで移動中の風景

空港にくるバスは号の頭に「A」「E」がついてて、いずれも香港国際空港発着のバスで、Aはエアポートバス、Eは一般の路線バスになってます。Eの方が本数は多いけど、止まるバス停は多いです。

香港空港のバスターミナル

途中、香港島北西部の元老(ユンロン)という街へ寄り道。返還前の香港の雰囲気が残った古めかしい街で雰囲気は良かったです。

近年、急速に発展してる地域で住民の平均年齢は香港で一番若く、その反面犯罪発生率も最も高いようです。養殖が盛んでエビや淡水魚がとれるようです。

一哥点心(Yat Gor Dim Sum)という飲茶のお店で朝ごはんを食べました。何食べても美味しいお店でした。

一哥点心

香港 中環や尖沙咀で飲茶を食べると香港ドルで150から200くらいするのですが、ここは3人で180ドルくらい。時間に余裕があるなら、ここまで足を伸ばして飲茶してもいいかもしれません。

深セン湾口岸から海上世界へ

元老からは再び路線バスに乗って深圳灣大橋を渡って深セン湾口岸へ。ここの出入境検査場で香港の出国手続きと中国への入国審査を行いました。

深セン湾口岸。香港側の様子

イミグレーション完了後はタクシーで海上世界へ移動。26元(420円)。

深セン湾口岸。深圳側の様子

これまで深圳に行くときは華強北に宿を取ってたので羅湖のチェックポイントを使ってましたが、あちらに比べるとここは利用者が少なくて、手続きは30分ほどで終わりました。南山区方面に用がある場合は交通費が安くて移動時間も短くて香港北部で寄り道もできるので、こちらのルートが良さそうです。

軽く会場下見。

Maker Faire Shenzhenの会場

その後は会場近くのお店でお昼ご飯。牛肉麺。決済は事前に準備しておいたWeChat Payで滞在中ほぼ済みました。

海上世界から水湾へ

海上世界駅からホテルのある水湾駅までの移動に地下鉄を使いましたが、SIMがSMSに未対応のものだったので、WeChat ミニアプリでの乗車は出来ず。僕の確認した場所では、全改札でQRによる乗車が可能になってました。

駅のティッシュペーパー購入自販機もWeChat決済対応。

ホテルにチェックイン。水湾駅の目の前にある格林聯盟深圳蛇口海上世界酒店(GreenTree Alliance Shenzhen Shekou Sea World Taizi Road Hotel)に5泊しました。

近くに同じ系列のホテルがあるようです。1泊4000円。ホテルの決済ももちろんWeChat対応。施設は綺麗で良いホテルでした。ホテルからMaker Faireの会場へ徒歩で移動できるのもポイント高かったです。

GreenTree Alliance Shenzhen Shekou Sea World Taizi Road Hotel

ホテルのフロントに充電器レンタル機 AnkerBoxがありました。

AnkerBox

こちらもAlipay、WeChat Pay対応。深圳街电科技有限公司が提供するこのサービスは北京、上海、広州、深圳、杭州、長沙、武漢、厦門、南昌、合肥などの都市に配備されてて、毎日数百万人のユーザーが利用しているようです。杭州では芝麻信用と協力し、信用スコア600以上のユーザーはローンフリーにするキャンペーンを行ってるようです。

ホテルのランドリーもQRコード決済対応。1回10元。今の深圳ではQRコード決済してないものを探す方が難しいです。

QRコード決済対応のランドリー

1日目後半に続きます。

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Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE

🗻Engineer, Maker 🎥http://youtube.com/@tichise