深圳に行ってきました 2018(4) / M5StackとElecrowとJENESISを見学

Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE
Published in
8 min readJan 1, 2019

深圳5日目、この日はM5StackとElecrow、JENESISにお邪魔してきました。

今回も TAKASU Masakazu さんに案内していただきました。いつもありがとうございます。訪れたオフィスや工場の皆さま、お忙しい中案内していただきありがとうございました。

M5Stack

まずは日本でも大人気のM5Stackのオフィスへ。CEOのJimmy LaiさんからM5Stackのこれまでの歩みや今後について聞いてきました。

CEOのJimmy Laiさん

M5Stackは320 x 240 TFTカラーディスプレイ、microSDカードスロット、スピーカーを備えたコンパクトで便利な開発モジュールです。元々 Jimmyさんが自身の開発をサポートするため作ったツールでした。

そのあたりの経緯は越智さんの素晴らしい記事に詳しくまとまってます。そちらを読んでください。

これまでに作った試作品を見せていただきました。

新プロダクトも見せていただきました。M5StickはM5Stackをより小型にしたプロダクトでオフィスを見せていただいた時はまだ未発売でしたが、オフィス見学の1週間後に発売が開始され、これが深圳スピードかと思いました。

お話が終わったあとに、M5Stackで作ったプロダクトを説明する機会があったので、自分の作ったプロダクトについても軽くデモしてきました。

Jimmyさん、とても物腰の柔らかくて研究熱心な方でした。僕らのデモや話を聞き漏らさないよう注意深く聞いてて、プロダクトを良くしたいという思いが溢れ出てました。元々 社内開発合宿で使うくらいM5Stackが好きだったけど、短い間でしたがお話を聞いてるうちにJimmyさんの人柄含めてM5Stackのファンになってしまいました。

M5Stackの真に恐ろしいのはユーザーコミュニティがとても充実してるのに、ユーザーコミュニティより本家の利用事例作るスピードの方が速くて、なおかつ毎回クオリティが高いことだと思ってます。今回訪問してみて、ユーザーから上がってきた小さな要望も逃さない姿勢が、今のM5Stackの圧倒的スピード感を産んでるのではと思いました。

お昼

お桂园潮豐牛肉へ。一見大味な感じがしたけど、お肉とレタスタレ無しで食べても美味しい。

Elecrow

昼食後はPCBサービスで有名なElecrowへ。

入口の前は絶賛工事中でした。前回深圳に来たときの華強北もこんな感じだったので、おそらくあっという間に驚くほど綺麗になるんだと思いますが、今はすごいところにありました。

Elecrowは有名なPCBサービス以外に、オープンソースのハードウェア製品を販売するオンラインストアを運営したり、あとはSTEAM関連製品を中国および海外向けに提供しています。オフィスではそのあたりの解説をしていただきました。

顧客は米国が20% 1番多いようです。2番目が日本で15%。米国が一番というのはちょっと意外でした。

Elecrowが作ってる製品 CrowPiを見せていただきました。各種センサーの使い方が学べるRaspberry Pi学習キットです。

梱包スペース。ここからいつも商品を送ってるようです。いつもここから送られてきてると考えると感慨深かったです。

Sino:bitもElecrowが製造した製品。製品ギャラリーに飾られてました。

Sino:bit

僕はよくElecrowのレーザーカットサービスを使ってるのですが、そちらはこの場所では行ってないようです。残念

JENESIS

この日最後はニコ技深圳コミュニティのJenesis工場 オープンデイに参加するためJENESISを訪れました。藤岡さん、お忙しい中工場を見せていただきありがとうございました。

前回訪れた時は別の場所でした。

今日本の家電量販店で旋風を巻き起こしてるPOCKETALKの生産ラインを見せていただきました。相変わらず塵1つない、とても綺麗な工場でした。

6日目に続きます。

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Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE

🗻Engineer, Maker 🎥http://youtube.com/@tichise