深圳に行ってきました 2019 (3) / Maker Faire Shenzhen 2019 後編 自分の展示ブースの様子

Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE
Published in
8 min readDec 1, 2019

Maker Faire Shenzhen 2019 展示レポート後編。前編では会場全体の様子について書きました。

後編では自分の展示について書こうと思います。

会場レイアウトが素晴らしく、あとお客さんが多いのもあって、大変展示しがいのあるMaker Faireでした。

展示後の集合写真

展示物

同僚の Yuta Kurotakiと展示してきました。KurotakiはIoTボクシングミットを展示。自分はロボットボール omicroを2台展示しました。

展示の幅が広がるので、この秋からボール2台で展示を行ってます。疲れと電力消費量も2倍になるのが、2台運用の課題です。

展示ブースはF-1。海外から参加したMakerが集められてるブースの通路側1番端でした。近くに広いスペースがあったので、omicroを展示するには1番いい環境でした。

1番手前が今回の展示ブース
手前と階段上がったところに、広いスペースがあった。

展示1日目

朝8時ホテルを出て、DiDiで会場に移動。

会場の正面

1日目は10:00〜18:00まで展示しました。

2台同時操作と片手操作

最初はロボットボールを2台を同時に協調して動かすパフォーマンスをメインやるつもりでしたが、動作させるスペースがあってもこの機能を大人数の前で不慣れな言語でしゃべりながら操作するのは無理でした。あとApple Watchによる操作の反応が良かったので、2台同時操作を早々に諦めてこっちをメインで展示しました。

Apple Watchでの操作は手は疲れるけど、どこの国でも見に来た方からの反応はいいです。反応がいいのは嬉しいけど、丸1日手を上げっぱなしは厳しいので、次回からは手を上げる量を減らしても操作できる機能を追加したいと思います。あとは右手でも操作できるようにしたいです。

机の上と床展示

途中から1台のボールを自動操縦モードにして机の上に置いて展示しました。

展示をしてて気づいたのですが、見に来た人の中には机の上でだけ視線をスライドさせてて、地面に全く視線が向かない方がいます。そういう人に床の展示を見てもらうには、まず机の上に興味を持ってもらって、そこから床に視線誘導する必要があります。机の上にボールを1つ置いたのはそういう効果を狙ってのものです。横浜ガジェットまつりからこの方法で展示を行ってますが、以前よりは地面の上での展示を見てもらえるようになったと感じてます。

ゴムリング

ボールを机の上にそのまま置くと子供がボールを地面に落とすので、走行防止用のゴムリングを用意して、それをボールの下に入れました。これがあったので、机の上で落下させずにロボットボールを走らせることができました。

自動操縦は動作パターンが単調でしばらく見てると飽きるので、次回展示時は動作パターンを増やそうと思います。

ミラマット

会場が室内か屋内か分からなかったので、一応ボールの傷つき防止用のミラマットを持っていって床に貼りましたが、踏みつけられて半日でボロボロになったので、以降はミラマットを剥がして地面の上で直接動かしてました。

今回は床が滑りやすかったので問題なかったですが、耐久力があって持ち運びやすいミラマットの代わりとなる素材を探すのは目下の課題です。

Maker Party

1日目の終了後はx.factoryで行われたMaker Partyに参加しました。

スタンフォード d.schoolと似た雰囲気のあるx.factory

夕飯

その後は宿が同じメンバーで宿近くの北方餃子館で夕飯。

修理

宿に戻ってからは恒例の修理タイム。展示終了間際に子供が持ち上げてボールを落下させて、ロボットボールのフレームが割れたので、1度全部分解して夜2:00まで修理をしてました。

展示2日目

朝ごはん

会場近くでお粥。

お客さんの数

2日目は10:00〜17:00まで展示。お客さんは1日目も2日目も変わらないくらい来ました。去年は土日と時間帯で来るお客さんの数にバラつきがありましたが、今年は朝から晩まで安定してました。ずっとお客さんが来てたので大変でした。

ハンドパワー

手の動きを工夫したら、ハンドパワーか何かに見えたみたいでて操作の真似する人が続出しました。

他のセンサーと組み合わせると、どうやって操作してるかがより一層分かりにくくなって、さらに魔法感が強まると思ったので、次回展示時はMediapipeやCore MLなどを取り入れてみたいと思います。

Beer Meetup with Makers Maker Faire Shenzhen

展示終了後は白石州で行われた高須さん主催のBeer Meetup with Makers Maker Faire Shenzhenに参加して、夕飯を食べてきました。

最後に

帰国後にブルー・リボン賞をいただきました。来年もまたいただけるよう、また1年プロダクトを作り続けていきたいと思います。

Maker Faire Shenzhenの運営の皆様、ありがとうございました。

深圳4日目に続きます。

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Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE

🗻Engineer, Maker 🎥http://youtube.com/@tichise