ARからM5Stackを操作できるアプリ を作った
今年もペパボMake部のメンバーとペパボお産合宿に参加してARからM5Stackを操作できるアプリ を作ったので、それについて書きます。
去年と一昨年の参加時に書いたブログは下から見れます。
お産合宿とは
GMOペパボが毎年行ってる開発合宿です。以下は公式サイトから抜粋
「インターネットで可能性をつなげる、広げる」をミッションとしているわたしたちだからこそ、パートナー自らが自分たちひとりひとりの持っている可能性を広げながら、新しいものを産み出していきたい。
そんな気持ちを込めて、このイベントは単なる「開発合宿」ではない、「お産合宿」と名付けられました。
2007年に開催された最初の合宿をきっかけに毎年開催され、今年は12回目を迎えます!
作ったもの
今年はAR上のUIからM5Stackを介して他のハードウェアデバイスを操作できるようになる、ARStackというアプリを作りました。
写真では例としてM5Stackを使ったデジタル名刺デバイスをARから操作できるようにしてます。中央の名刺がリアルで、それ以外の名刺とボタンがスマホが出力したARです。ARを使って名刺の情報を拡張し、さらにARに浮かび上がったUIを操作することで名刺デバイスの操作が行なえます。
印刷物以外をトリガーにしてARを浮かびがらせることも可能です。
なぜ作ったか
M5Stackは様々なボードをStackできるのが主な特徴。Stackするボードはすでにいっぱい出てきてる。
ハードウェアのスタッキングボードじゃなくて、ARのスタッキングボードを作ったら面白そうと思ったので作りました。
ターゲットユーザーにどんな価値を提供するか
紙やハードウェアデバイスには予算や物理的なスペースの制限があるので、最適なUIを用意できない場合があります。
ハードウェアを操作するスマホアプリは多く出てきてますが、スマホアプリもディスプレイサイズの制限を受けてます。
ARSTackを使えば、既存のハードウェアに最適なUIを簡単に載せることができます。
ターゲットユーザー
- ハードウェアデバイスを作ってる人
- 白物家電を使う人々
- 名刺交換を行うビジネスマン。AR上からリアルのモノを操作できるようにして、紙を読む体験をインタラクティブにしたいです。
用途
- 名刺交換
- イベントのポスター
- 展示会のプロダクト説明パネル
今後
- Maker Faire ShenzhenとMaker Faire Taipeiに持っていきます。
- 今はボタンからしかM5Stackを操作できないので、ダイヤルやスライダーなどのUIを用意して操作できるようにします。