ARからM5Stackを操作できるアプリ を作った

Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE
Published in
4 min readSep 28, 2018

今年もペパボMake部のメンバーとペパボお産合宿に参加してARからM5Stackを操作できるアプリ を作ったので、それについて書きます。

去年と一昨年の参加時に書いたブログは下から見れます。

お産合宿とは

GMOペパボが毎年行ってる開発合宿です。以下は公式サイトから抜粋

「インターネットで可能性をつなげる、広げる」をミッションとしているわたしたちだからこそ、パートナー自らが自分たちひとりひとりの持っている可能性を広げながら、新しいものを産み出していきたい。
そんな気持ちを込めて、このイベントは単なる「開発合宿」ではない、「お産合宿」と名付けられました。
2007年に開催された最初の合宿をきっかけに毎年開催され、今年は12回目を迎えます!

作ったもの

今年はAR上のUIからM5Stackを介して他のハードウェアデバイスを操作できるようになる、ARStackというアプリを作りました。

写真では例としてM5Stackを使ったデジタル名刺デバイスをARから操作できるようにしてます。中央の名刺がリアルで、それ以外の名刺とボタンがスマホが出力したARです。ARを使って名刺の情報を拡張し、さらにARに浮かび上がったUIを操作することで名刺デバイスの操作が行なえます。

印刷物以外をトリガーにしてARを浮かびがらせることも可能です。

AR上のボタンからM5Stackを動かしてます。

なぜ作ったか

M5Stackは様々なボードをStackできるのが主な特徴。Stackするボードはすでにいっぱい出てきてる。

ハードウェアのスタッキングボードじゃなくて、ARのスタッキングボードを作ったら面白そうと思ったので作りました。

ターゲットユーザーにどんな価値を提供するか

紙やハードウェアデバイスには予算や物理的なスペースの制限があるので、最適なUIを用意できない場合があります。

ハードウェアを操作するスマホアプリは多く出てきてますが、スマホアプリもディスプレイサイズの制限を受けてます。

ARSTackを使えば、既存のハードウェアに最適なUIを簡単に載せることができます。

ターゲットユーザー

  • ハードウェアデバイスを作ってる人
  • 白物家電を使う人々
  • 名刺交換を行うビジネスマン。AR上からリアルのモノを操作できるようにして、紙を読む体験をインタラクティブにしたいです。

用途

  • 名刺交換
  • イベントのポスター
  • 展示会のプロダクト説明パネル

今後

  • Maker Faire ShenzhenとMaker Faire Taipeiに持っていきます。
  • 今はボタンからしかM5Stackを操作できないので、ダイヤルやスライダーなどのUIを用意して操作できるようにします。

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Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE

🗻Engineer, Maker 🎥http://youtube.com/@tichise