シリコンバレーに行ってきました(7) / コンピュータ歴史博物館を見学 3日目の続き です。GoogleplexのあとはマウンテンビューにあるComputer History Museum(コンピュータ歴史博物館)に行ってきました。すぐ近くなのでGoogleplexからは歩いて行けます。
こちらがコンピュータ歴史博物館。外から見るとそんなに大きくないけど、中はかなり広い。 1996年設立で2003年に現在の場所に移転。この建物はGoogleplex同様に元はシリコングラフィックスが所有する建物だったようです。 ソフトウェアの歴史コーナー。初代Adobe Photoshopが遺物として展示されてました。うちは父親がプログラマーで、枕元にアセンブラやJavaの本、ダイニングテーブルの上に雑誌のおまけのCD/フロッピーディスク、勉強机の上にMacintoshが常に置いてある環境だったので、このパッケージも見覚えがある気がします。 計算機の歴史を辿るコーナー 計算機の歴史の一番最初にアバカス (そろばん)が展示されてました。日本や中国だけのものかと思ってましたが、ギリシャやローマ、アフリカでも古くから使われていたようです。 NBS Western Automatic Computer。1950年に米国標準局がロサンゼルスで開発した第1世代のコンピュータで、当時は世界最速だったようです。一番最初のコンピュータが生まれたのは1940年代。思ってたより歴史が古くて驚きました。 UNIVAC、アメリカ合衆国統計局のために開発されたコンピュータ。これを作った会社が名前を何度も変えて、現在のユニシスになってるようです。右のキー配置が計算特化って感じで面白いです。 スーパーコンピュータ製造企業クレイが開発したスーパーコンピュータ。 イギリスのスーパーコンピュータ Atlasのロジックモジュール。これだけで1時間は見てられますね、美しい。 LINC(Laboratory Instrument Compute)。世界最初のミニPCで、パーソナルコンピュータの元祖。スペックは12ビット、2048ワード。小さいとは思わないけど、これも配線が美しい。 AI & Roboticsブースに飾ってあったシェーキー(SHAKEY the Robot)。スタンフォード研究所が開発した世界初の移動型汎用ロボット。上の大きいのは無線用のアンテナ。ビデオカメラと衝突検知センサーがついてる。言語はLISPで動いてるとのこと。1960年代にもうこんなのが出来てたんですね。 一番右のロボットが防犯用のロボット Sentry Robot。R2-D2感ある見た目がたまらん Appleの歴史コーナー パソコンソフトの展示。体験版で触ったことあるのがいくつかある。 PDAのコーナー。Zaulus、LinuxZaulus、iPAQ、Palm…お古でもらって使ってました。実家に全部残ってるはず。iOS・Androidアプリの前はPalm、WindowsMobile、リナザウのソフトを見様見真似で書いてました。PalmソフトをiOSにJailbeakして移植しようとしたのが、モバイルを仕事にした最初の始まりだったことを思い出しました。 インフラエンジニア必見。Googleで最初に制作されたサーバー。このサーバーが出来た年にパロアルトからマウンテンビューに移ってきたようです。 ブラウザの歴史。MOSAIC 久しぶりに見た。 コンピュータ歴史博物館、評判がすこぶる良かったので行ってきましたが、期待以上でした。マウンテンビューを訪問する際はぜひ見に行ってください。オススメです。