Maker Faire Tokyo 2019で展示してきました
2019年8月3・4日に東京ビッグサイトでMaker Faire Tokyo 2019が開催されました。今年も展示で参加してきたので、その様子をお伝えしたいと思います。
去年と一昨年のレポートはこちらから見れます。
会場の様子
来年の東京オリンピック開催に伴う東京ビッグサイトの利用制限により、昨年より会場が狭くなってました。2017年と同じ会場で、出展者・スポンサーは前年比 約70%の約350組。私が2日間ワンオペで展示しながら見れるのは130組くらいなので、見学者目線で見た場合にブースが減って物足りなくなったということはなかったです。
展示物やレイアウトに以前と大きな変更点はなかったです。エレクトロニクス系やロボット系が前年に比べて減った印象はなくて、クラフト系が少し少なかった気がしました。
展示者には1日目と2日目の展示開始前に他の展示者の作品を見るMaker内覧会の時間が用意されてました。展示中は全く他ブースを回れませんでしたが、このMaker内覧会の時間がわりと長めに取られてたので、駆け足ですが一通りのブースを見て回ることができました。
私の展示環境
いつもの違う環境で展示をしたかったので、初めてダークルームで展示を行いました。
当初はダークルーム全体で5組展示予定でしたが、直前で欠席が相次いだので最終的には3組で展示を行いました。スカスカ感を出さないようにするため、各ブース 標準ブースの3倍くらいスペースを使いました。
ダークルームは他のエリアと隔絶された場所にあって分かりづらい上に暗くて入りづらいので集客が心配でしたが、一緒に展示をした日本を代表するMakerの勝田さんと新里さんのブースの集客力が凄まじくて、お客さんはあっさり集まりました。
2人の展示をすぐ近くで2日間見るのは初めてでしたが、準備や展示時オペレーション、展示の見せ方など、とてもいい勉強になりました。
あれだけ大規模で手間のかかる体験型・実演型展示をワンオペで行いながら、展示中は展示物をおいて会場を見て回る余裕がある。海外や地方の展示でお二人とはよく一緒になりますが、改めてすごいと思いました。
私の展示様子
ダークルームでそのまま展示すると注目してもらえないと思ったので、展示スペースにELワイヤを取り付けました。SFっぽい雰囲気が出て悪くなかったです。
ロボットボール omicroは2個持っていって展示しました。
片方は2019年の春から展示してる目がついたバージョン、もう片方はダークルーム展示でルクスがあったほうが良いと思ったので、Maker Faire Tokyo 2019用にRing LEDを4重につけたバージョンを用意しました。
暗い場所だったので、いつもよりロボットボールの操作がわからない人が多かったです。特に目玉がついてない方のボールは扱える人が全くいませんでした。暗所で目はあったほうがよさそうです。
両方のボールには新しいLEDエフェクトとボールの向き自動調整機能とルーチン自動実行機能を追加して挑みましたが、一番苦労して作ったボールの向き自動調整機能は使うところが全くありませんでした。
元々モバイル展示で会場を移動する際に移動を楽にするため作りましたが、ブースを離れる余裕が全く無くて、その用途では全く使いませんでした。
あと、ダークルームだと来た方が視覚的に派手なもの(明るいもの)に興味をよせてて、口頭で説明が必要なものにいつもより興味を示さなかったのも積極的に使わなかった理由です。明るい場所とダークルームではお客さんの動き方がかなり違うので、ダークルームに向けて展示準備する際はそのあたりを考えて準備する必要があるなと思いました。
ルーチン自動実行機能は展示でよくやる操作をスマホで複数選択して、それぞれバッティングしないようにしつつ多重起動出来る機能です。これを2台それぞれに設定すると今までより少しだけ戦略的な展示が出来て楽しかったです。
展示1日目は余裕がなくてできませんでしたが、2日目は「2台ともルーチンプログラムで自動操作にして人間は休憩」「片側自動化で片方修理ピットイン」「片側をゲームパッドにつなげて操作体験コーナーにして片方をハンドジェスチャ機能の実演用にする」など、状況に合わせて展示スタイルを変えてました。
まとめ
慣れないダークルーム展示で2台のボールを扱ったため展示はいつもの2倍大変でしたが、いつもと違うシチュエーションで展示したことで多くの気付きを得られました。
ダークルームも2台同時展示もまだまだノウハウが足りてないと思ったので、続けて行ってみて、ノウハウを少しずつ貯めていきたいと思います。