働く環境における生産性への影響

こんにちは！Tigerspike Tokyoでプロジェクトマネージャーをしている早乙女です。今年の夏は台風が多発していますね。被害を受けられた皆さまに対しまして、心よりお見舞い申し上げますと共に、皆さまの安全と、被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

さて、私自身についての最近の話なのですが、家庭の事情で1週間強ほどWork from Homeと言う形で自宅でお仕事をさせていただいていました。TigerspikeではWork from Homeが認められていて、業務に支障がなければオフィス以外の自宅やカフェなどで仕事をすることが可能です。もっともクライアントワークなので外出は頻繁にあり、オフィスでずっと働くということはあまりないのですが・・・

一つのチャレンジ

Tigerspikeのプロジェクトマネージャーは通常3つから4つのプロジェクトを管理しています。とすると、だいたい1つのプロジェクトにかける時間を1–1.5人日/週ぐらいで計算して自身のタスク管理をしています。ただ、基本的にプロジェクトが稼働している時はプロジェクトマネージャーがメインで実施するアクティビティはないため、メインで進行をしているUXデザイナーやTechが実施するアクティビティのスケジュールによって動いています。またクライアントとの打ち合わせやワークショップの実施、リサーチなどプロジェクトマネージャーが同行する状況はかなり多く、繁忙期などはオフィスにはほぼいないか、オフィスにいたとしてもほとんど打ち合わせをしていることがあります。となると、なかなかまとまったお休みを取るのも一苦労で、テトリス状態のスケジュールを調整するためにともすると自分の時間を犠牲にしてしまいがちになります。そういった状況では楽しい仕事も長続きはしないので、家庭の事情もあったことから、1週間ちょっとプロジェクトマネージャーがWork from Homeをできるのか、と言うチャレンジをしてみることにしました。

ツールや環境による利便性がないと、そもそも成り立たない

これは業種や業界にもよると思いますが、私が仕事をし始めた2000年代はLANはつながっているけれどもインターネットには接続できない状況で仕事をしていました。パソコンはデスクトップ型でもちろん持ち出すこともできず、もはやWork from Homeなどは考えられない状況です。今ではオンラインのチャットツールやテレビ会議、メールやドキュメントもすべてクラウドで管理されているため、作業という観点でいうと、オフィスにいなければできないものはほとんどないのかもしれません。

Work from Homeの考察

合計7日間のWork from Homeを実施してみて、メリットに感じたことやデメリットに感じたことをまとめてみました。

[メリット]時間の短縮

移動の時間削減や、（私は女性なので）ノーメイクで髪を引っ詰め部屋着で仕事ができるという、日々の準備などの時間を大幅に節約でき、プライベートな時間をたくさん確保できました。

[メリット]ストレスフリー

通勤ラッシュのストレスを受けず、三度の食事を家族と共にすることができ、心身ともに健康になりました。

[メリット]作業効率の向上

普段会議や移動でバタバタしているため、空き時間を細切れに確保してドキュメントなどを作ったりしていますが、作業時間の確保や作業の集中といった観点がメリットに感じられました。

[デメリット]プロジェクトメンバーとの物理的な距離が遠い

テレビ会議などで必要な打ち合わせはすることはできますが、雑談のようなことをすることはできません。普段顔を合わせていたら席に行って気軽に質問したり話したりするようなことができないため、もどかしく感じることがありました。またメンバーの状況を表情や雰囲気から察することは不可能です。逆もしかりでPMの距離が物理的に遠いことによりメンバーはストレスを感じる可能性があります。

[デメリット]会議効率が悪い

まだまだテレビ会議システムの限界もあり、社内でレビューなどを実施する場合は対面での会議に比べて効率の悪さが否めません。しかしテクノロジーの進化により、いずれスターウォーズのように、ホログラムで相手を映し出して遠距離通信が当たり前になる日も近くなると信じています。

[デメリット]仕事とプライベートの分離がしにくい

私のような基本怠惰な人間は、会社という仕事をする場所に行くことで仕事が捗ることがあります。どうしてもずっと家で仕事をしていると、日中家の用事でしたいことがありこの作業を夜に回そう、など仕事とプライベートの区別をつけにくく感じることがありました。

色々なプロジェクトマネジメントの形

いわゆるブラック企業ではないので（笑）もちろん必要な時にお休みすることはできます。ただお休みとは違うWork from homeという形をある程度の期間実践してみて、Tigerspikeの良いところの一つにこのような新しいチャレンジが容易に認められる環境と度量があるなと感じました。いつも同じやり方をしていてもワークライフバランスの向上はしませんし、生産性の向上も難しいです。ただ、自分だけが働きやすい環境というのは如何なものか、と考えるきっかけにもなりました。まだまだ試行錯誤をする必要はあると思いますが、一つの形に縛られずにプロジェクトマネジメントでも試行錯誤して新たなチャレンジをしていくことが、仕事のモチベーションや生産性の向上にもつながると感じました。

最後に

現在Tigerspikeでは、一緒に楽しく仕事ができる仲間を募集しています。詳細は弊社HP、GreenもしくはWantedlyをご覧ください。ご応募お待ちしています！