転職先を選ぶ基準

はじめまして、UX Designerの中村です!8月に入社し、Tigerspikeのデザインチームでは一番新しいメンバーです。

初ブログは転職先の選び方について書きます。Tigerspikeのメンバーは様々なキャリアを積んできた人ばかり、つまり、転職経験者ばかりです。私は8月入社なので、つい最近まで転職活動をしていました。運良くいくつかのオファーをいただき、どこに行くかとても悩みました。入社して、Tigerspikeの他のメンバーはどんな基準で転職先を選んだのか気になって、このブログの執筆をきっかけに聞いてみることにしました。

早速ですが、Tigerspikeのメンバーに転職先としてTigerspikeを選んだときの基準についてアンケートを取りました。基準として重視したことを3つ選んでもらい、20人のメンバーのうち17人から回答がありました。

1番は社風/会社の文化、2番は仕事内容、3番は自己成長。給与とワークライフバランスも多いですね。想像通りでしたか?

私は、社風/会社の文化が仕事内容よりも上位にきたのが意外でした。一般に転職活動でまずチェックするのは仕事内容ではないでしょうか。

ここからは1〜3番目の項目について、入社して3ヶ月、自分の転職活動を振り返ってみて「こんな見方もあるのでは?」と気づいたことがあったので、それを紹介したいと思います。

社風/会社の文化

Tigerspikeは会社の文化を大切にしている会社で、これまでのブログでもオフィスマネージャーの鈴木が取り組みを紹介してきました。

誰のためのオフィスですか?

自社の価値観に共感してますか?

入社して3ヶ月、会社の文化は実は仕事内容と同じくらい会社で働く体験へのインパクトが大きいのではないかと感じています。会社の文化は、はたらく人の「すること」ではなく「ありかた」を決めます。どんな風に日々を過ごしていきたいか。

私はこれまでもTigerspikeと同じ業界の会社に勤務したことがあり、転職したからといって仕事内容が大幅に変わったわけではありません。でも、前よりも気持ちよくオフィスで過ごせています。それは多分、一緒にはたらく人と私の「どうありたいか?」という部分に共感するところがあるからだと思います。

面接では「何がしたいか?」は必ず聞かれる質問です。でも、転職した今、もしかしたら「どうありたいか?」は「何をしたいか?」と同じくらい大切な質問ではないかと感じています。

仕事内容/職種

仕事内容は10名、職種と合わせると12名いました。やっぱりこれは重要ですよね。

Tigerspikeのポジションの定義はかなり具体的です。各ポジションにはJob DescriptionというA4で2ページの資料があり、そこに求められるスキルや役割が箇条書きになっています。実際の業務でも、それに基づいて「これはデザイナーの仕事」「これはPMの仕事」などなどときっちりと役割分担していきます。Tigerspikeのポジションには、デザイナー、PMの他に、営業、エンジニア、バックオフィスがあります。

コンサルティング会社で働くデザイナー目線でいうと、営業とPMがいてクライアントマネジメントや日程調整をするのは珍しいのではないでしょうか?デザイナーが営業やプロジェクトマネジメントも行うところが多いのではないかと思います。

私はこれまで営業やPMがいないデザイン会社で働いてきて、明確なJob Descriptionがなかったり、デザイナーが営業やプロジェクトマネジメントをするのが当たり前だと思ってきました。Tigerspikeに入社して、これまでの仕事で自分がやっていたことの半分くらいはTigerspikeでいうPMの担当する仕事だと気づいて驚きました。今はPMがプロジェクトに入ってクライアントとの調整や全体を見てくれているので、前よりもデザイン業務に時間を使えています。

私の場合、入社してからプロジェクトマネジメントはPMの担当だと理解して、デザイン業務により時間を使えるようになってよかったなと思っています。でも、もしも私がプロジェクトマネジメントも自分でやりたいと思っていたら、ミスマッチになってしまいますよね。私の転職活動を思い返してみると、自分のポジションの仕事内容ばかりを気にしていたのですが、一緒にはたらく人がどんな役割を持った人かも合わせて理解することで、自分の仕事の輪郭がよりはっきりとわかってくるのではないでしょうか。

自己成長

私はキャリアが浅いので、他の9名のメンバーと同じく、学べる環境は転職先を検討する際の項目の一つでした。

Tigerspikeに限らず、会社はキャリアアップのための様々なサポート制度を持っています。例えばTigerspikeでは、会社が趣味やキャリアップのための学習に金銭的なサポートをしてくれます。他社では、社内でオンラインコースを受けられたり、共用の本棚があり最新のデザイン本や雑誌が読み放題だったりといった制度もあるようです。

3ヶ月過ごし、まだ制度は使っていないのですが、制度以外でも実践的な学びの役に立っていると思うことがいくつかあるので紹介します。

一つ目は、日々の仕事に埋め込まれた「振り返り」です。マネージャーとの1on1、チームでのシンクアップ(今週と先週の仕事内容を報告する)が毎週あり、プロジェクトの最後にはPIRといってプロジェクトメンバーで振り返りをします。日々の仕事の中に振り返りのタイミングが埋め込まれていて、仕事の取り組み方を少しずつ改善でき、仕事の基礎体力のアップに繋がっていると感じます。

二つ目は、プロジェクトにデザイナーはペアで取り組むことです。私はUXデザイナーなのですが、その一つ上のポジションとしてシニアUXデザイナーがあります。プロジェクトの際はUXデザイナーとシニアUXデザイナーがペアになって、そこにPMやエンジニアが参加してチームを作ります。私はTigerspikeに入って初めて、このシニアデザイナーとペアで働くスタイルを経験したのですが、ちょっとした徒弟制度のような感じでとても勉強になります。プロジェクトごとに違うシニアデザイナーと取り組めるので、様々なデザインの考え方や仕事の仕方をみることもできます。

自己成長と言うとキャリアアップの制度がまず目に付きますが、制度以外にも、振り返りをする習慣や(部署ではなくて)実際にはどんなチームで仕事に取り組むかも、自己成長の環境を選ぶ視点としてあるのかもしれません。

Tigerspikeのメンバーが転職先を選んだ基準の1〜3番、社風/会社の文化、仕事内容、自己成長について、私の転職活動を振り返ってみました。皆さんにも良き出会いがあることを願っています!

最後に

現在Tigerspikeでは、一緒に楽しく仕事ができる仲間を募集しています。詳細は弊社HPGreenもしくはWantedlyをご覧ください。ご応募お待ちしています!

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