僕とあいつの揺れ

Kota Suzuki / スズキコウタ
tiny little thingz
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3 min readApr 24, 2019

春は心が揺れる。僕も、またそう。

そんななか、ひとり「大丈夫かなあ?」と思う奴がいる。

あいつも僕もきっと、ちょっと強い風にゆられていつつも、持ちこたえている草のような感じ。(いつか、書いたようにね。僕は引き続き、ゆらゆらです。)吹かれて飛ばされないと良いんだけれど。自分を、あいつを信じる。

あいつは転職、僕は復職。5月から戦場に立つ者同士だけれど、仕事は程々に、自分に栄養を与えるセラピーをしなきゃね。きっと今の僕は、読書とビーチ・ボーイズ(ブライアン・ウィルソン)の音楽。セラピーあっての仕事、だと思う。セラピーを追いやるほど、今の僕は仕事なんぞしたくない。

僕は仕事が大好きで楽しくてリミッターをかっ飛ばして、超攻めで働く。そういう時期は、2年ぐらい前で終わったかなと思っている。その時期に僕らはすごく仕事人として成長するから、必要な時間だけれども、僕の私感としてはそれは期間限定。終えたら、「自分がやってる、今のこの作業や思索は社会の役に立ってるのだろうか?」と程よく考えながら、仕事は生活のあくまで一部にとどめ、渡される仕事やつくる仕事をほどほどにして、自分を磨くのも仕事内の時間に行いたい。そんな復職をしたいと思っている。僕も病が完治・根絶してるわけではなさそうだから、ほどほどに、っていうことだ。

ところで、最近読書がセラピーなわけだが、小説(=フィクション)に一切興味がない僕が読むのは、ビジネス書やエッセイ本ばかりだ。ビジネス書もエッセイ本も、書いているのは人。だから、その人に長短もあれば、悲哀もあれば、喜びもあれば、成功失敗もあると思うんだけど、やっぱり本として売れるのはポジティブな方向性の内容なんだよね。ビジネス理論だとか、教訓だとか。

僕が最近本屋で選ぶのは、その点、後悔や悲哀も含んだ本であることが多くて、母に「選ぶ本が暗いから〜〜」と言われる。でも、それには自分なりの考えがあって、成功したエピソードだらけの本から学びたい時期もあれば、後悔や悲哀に共感し自分を重ねる時期もあっていいじゃないか、というね。みなさん、どうだろう、成功され整えられた理論のビジネス書ばかり手にとってないだろうか。

この読書セラピーは、もちろん仕事にいい影響を与えていて、本を読んでいて校正の技・編集の技を盗んだりもできている。そのひとつが、手を入れすぎないほうが良い、ということ。だから今日のこの投稿も、冷静に俯瞰して一度は読むが、手を入れすぎず、こうして公開するのである。冒頭から読書の話にメインに変わってしまってるが、知るかそんなもの。という具合に。

心の中には、自分のメンタルと、あいつのメンタルへの心配を抱えつつEVERNOTEを閉じる。

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Kota Suzuki / スズキコウタ
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greenz.jp 副編集長 / 2kai Productions ミュージシャン&フリーランスエディターhttps://greenz.jp/author/kota/ https://www.wantedly.com/users/3287033