2019年度EDP 「Pit-in fridge」 team U-corporation

「家族のゆとりを生むための父親の家事体験をデザインせよ。」 チーム U-corporationの発表を始めます。
早速ですが、こちらのコンセプトムービーをご覧ください。

ここからPit-in fridgeが生まれた背景について、お話します。

私たちは、3~5歳の子供をもつ共働き家庭で、かつ母親中心に家事をしている家庭をターゲットにしました。ターゲット層に対して、父親の家事体験で家族のゆとりを生み出すことが目指すゴールです。「ゆとり」とは、「物理的あるいは精神的な時間(感覚)に余裕があること」と定義されています。(出題時)

ターゲット層の悩みは何か。「母親の家事が溢れて余裕がない」ことです。皆さんも「それは容易に想像できる」と思われるかもしれません。しかし、実際にインタビューをしていくと、その大変さに驚かされました。

こちらは、インタビューをさせていただいた共働きAさん夫婦の事例です。ご覧の通り、平日19時から22時半の3時間半の間に驚くべき量の家事をこなしています。
「やりすぎと思いつつ、やってしまっていることはありませんか?」 そう尋ねると、「掃除は、やりすぎかもと思いつつ、毎週ルーティン化していて。汚れてからやるのが嫌で、あと頭を使わなくていいように。でも、その割には結構疲れる。毎日バテバテです。。。」との返事。ざわざわ感(※)を感じました。
※ざわざわ感・・・インタビュー時に、ユニークなインサイト(洞察)を見つける際に気を付けると良いとされる感覚の一つ

では、この状況に対して、当人同士はどう感じているのでしょうか。

母親:「もう少し何か手伝ってくれたら嬉しいですけど、家事の慣れも違うし、仕方ないかなと。」
父親:「もう少し妻主体の状況から脱却しないといけないと思ってはいるのですが・・・。」

お互いに同じ方向(父親が家事に参加する方向)を向いているのに、なぜ、状況がなかなか変わらないのでしょうか? 「家事の慣れ」だけの問題でしょうか?

多くのインタビューを重ねていく中で、見えてきたことがあります。母親は、家事や育児の水準を維持するために、ルールを崩さないよう一生懸命。フルスピードで回転しています。実は、このことが夫の家事に介入しにくい状況を作り出していたのです。母親に対してインタビューを深堀していくと、ルーティンとして回している家事には、父親の介入を好ましく思わない反応がありました。

更にもう一つ。育児は、赤ちゃんを察することの連続です。つまり、女性にとっては、細かいところを察する、注意を払って気付くことが、相手に愛情を向けていることになります。「言わなくても気付いてやって欲しい」そんなコメントがインタビューの中で何度も出てきました。

私たちは考えました。家事の負担を大きく減らすならば、家事代行サービスやロボット化を考えるべき。しかし、それはデザイン思考で考えずとも、多くの人が既に考えています。今回我々に求められているのは、全く異なる切り口から、共働き夫婦のゆとりを生み出すこと。

父親がすべきことは何だろう・・・。

「家事は、母親任せ」ではなく、父親が家事のことを気にかけて、定期的に「察して協力しようとすること」が大切なのではないかという結論に至りました。

そうして生まれたのが、今回のPit-in fridgeです。

家事に関して、夫婦間のコミュニケーションを生み出すものとして、「家族で共有するToDoリスト(アプリ)」があります。しかし、これはどちらかが気付いてアクションするもの。Pit in fridgeは、よりシンプルでスマートです。特に、「人が気付くことに先回りして、夫婦を助ける」違いがあります。どの商品よりも、購買行動につながる最も速いタイミングでアプローチする特徴があります。
シンプルな類似商品として、amazon dashボタンがあります。しかし、こちらは自己完結で夫婦間のコミュニケーションを創出するものではありません。
(「※生鮮食品は、東京近郊のみ」・・・2020年2月時点)

実際に、ユーザーに「買いたいと思いますか?」とインタビューしてみました。9割の方が1,000円前後の価格設定で「買いたい」と回答してくれました。
10人程度のテストインタビューながら、「ユーザーが買いたいと思う(ニーズを掴む)商品を生み出す」というチームの目標を達成できました。

ここからは、Pit-in fridge完成までのプロセスについてご紹介します。

初日、チームロゴをつくりました。「ゆとり」の「ゆ」という言葉がもつ、やわらかなデザイン、音に注目。①忙しい夫婦に「ゆとり」を生み出す、②蝶結びのように、メンバーがしっかりと思いを結束して最後までやり抜く、③最後にユーザーが「いいね!」と言うものを作る(成果に結びつける)という思いを込めて気合十分にスタートしました。

しかし・・・。

提案しては「やり直し!」の連続でした。
10月19日、「母親が直接言えないことを代弁する伝言機」を考えるも、バツ。11月16日、インタビューの声から、「ゆとり」を生み出すのも奪っているのも子供の存在が大きいと着目し、親子で洗濯物を片付ける「親子ラック」を提案します。しかし、「きれいにまとめようとしない。」と言われ、バツ。11月30日、ユーザーが本当に困っている問題(ふとんによるアレルギー)に着目し、掛け布団・式布団をワンタッチで干せる「Self Dry Bed」を提案するも、「これじゃない感」と言われ、バツ。「これじゃない感」って何?!12月14日、母親が家事をルーティン化していることに着目し、ルーティンを見える化・協力し合える「ルーティンパネル」を提案。「見ているポイントは面白いけど、ソリューションが安直すぎる」と言われてバツ。。。
やったことが認められないもどかしさと、何を(正しい)基準に考えて取り組めばよいのか分からない苦しさに、チームは低空飛行を続けました。

そんな苦しい時期を突破できたポイントの一つは、インタビューです。
前半は、質問に対する回答に答え、ヒントを探す意識でインタビューを行っていました。しかし、それでは面白いインサイトを引き出せませんでした。後半、先生方のアドバイスを受け、ジャーニーマップ(スライド右の画像)を活用しました。これによって、①ユーザー自身も具体的なシーンを思い出しやすくなる、②「ゆとり」のある/ないタイミング(時間)が分かりやすい、③感情の起伏が最も大きいポイントを逃さない、というメリットがありました。
更に、シーンの解像度(5W1H)をなるべく高めること、会話しながら「ざわざわ感」にアンテナを張る(自然な会話のなかで「なぜ?」に迫る)ことで、ユニークなインサイトを引き出すことができました。

次に、アイデアづくりにおけるポイントです。前半は、「どうすれば、夫かもっと家事に動けるようになるか?」という視点で考えていました。しかし、なかなかアイデアの質が上がりません。
途中から「この奥さんは、夫が自分のルーティン・ルールに入ってくることをどう感じるだろう?」とユーザーの視点で考えるようになりました。そして、「(インタビューする側が)YouとMeの中間であるWeの感覚で考える」(画像右上)という状態になった時、今回のアイデアの原型が出来上がったように思います。

前半は卓上でアイデアを絞り出そうとしていました。後半は、恥を捨て、汗をかき、どんどんアイデアをユーザーにぶつけて反応を聞くようにしました。すると、突然、今までの点と点(気付きやアイデアの断片)がつながり、一つのコンセプトにつながる瞬間を迎えました。

この世に無い商品を生み出す、という正解の無いチャレンジに対して、苦しいトンネルの時期が長く続きました。しかし、その中で最後までやり抜くことができた経験は、私たちの最大の財産になりました。ありがとうございました。

最終発表日の展示会場にて
制作したプロトタイプ
最終発表スライド全編

<振り返り>

Kantaro Okamura:
座学では学べない。先生の言葉に参加を決めたEDPは、想像以上に大変でした。15年以上使ってない筋肉を使っているような感覚で、心身ともに筋肉痛でした。
しかし、1年かけて自分の足でインタビューに行って、手を動かして、考えたからこそ、デザインとエンジニアリングの一つひとつのプロセスを概念としてではなく、体感として学ぶことができました。
また、デザイン思考は非常に汎用性が高く、日常業務にも生かされています。更にスキルを磨き続けていきたいと思います。

Konomi Hashimoto:
後期から参加して、雰囲気も何も分からないまま始まったEDP。
チームに美大生1人、女子1人ということもあり、優しく柔らかくサポートしていこうと当初は思っていました。
が、そんな甘い考えが通らないのがEDP。インタビューや案だしがうまくいかない事やチームがうまく回らなかったり、気づけばガツガツ言いたいこと言ってました。笑
EDP以外にやることがあって、あまり活動できない週があったり、このまま先生の反応得られなかったらどうしようと苦しい時期はありましたが、チームがバラバラになってしまう瞬間は、あまりなくて、常に誰か活動していて、助け合うことができたから最後まで鋼の心で頑張れたなと思います。
デザイン思考を学べたのも大きな収穫でしたが、チーム活動で最後に満足できるような体験が今まで無かったので、今回とてもいい経験ができて幸せでした。
これを自信に、これからも頑張っていきたいと思います!

Satoshi Miyahara:
コース選びの際に,EDPのサイトを見て面白そうだと思い,ESDコースを受講しました.とは言ったものの,たかが授業だし隔週だということもあり,正直ここまで自分の成長につながるとは考えてはいませんでした.
しかし,EDP-B,Cでは率先して活動に参加できたこともあり,デザイン思考についてかなり理解を深めることができたのではないかと思いました.またそれ以上に,辛かった分だけ成長につながるということを身を以て実感できるいい経験だったと思います.また,ものづくりにおいてアイデアそのものも重要だけど,プレゼンや裏にあるコンセプトなども同じくらい重要だということを個人的に感じました.

Yuki Okazaki:
受講前に過去のYoutubeの映像やMediumに書かれている内容を読んだりして,すごく楽しそうな授業だなぁと漠然と考えて受講したけど,想像をはるかに上回るほどキツイ授業だと感じました.そもそも与えられたテーマの内容がふわふわしすぎてて何から手を付けたらいいのかわからないし,何をやってもポジティブなコメントは得られないしで正直精神的にキツイ時期もあったし,自分自身のモチベーションが下がる時期もありました.
こんな状態になっても最後まで諦めずに頑張れたのはチームメンバーの図太い精神力とチーム内のなぜか楽しいと感じられる雰囲気があったからだと実感しています.最終成果物に対するポジティブなコメントをたくさんいただけたことはもちろん嬉しかったけど,それ以上にそれぞれのタイプが異なるメンバーと一緒にプロジェクトを最後までやり遂げられたことが僕にとっての財産になったと思っています.この授業で自分の長所と短所が浮き彫りになったと思うのでこれからの生活に活かせるように頑張っていきたいと思います.

Hiromu Tomita:
メンバーには迷惑をかけましたが、温かい心でみんなが許してくれたおかげでなんとか最後の最後で頑張ることができました。
社会人になったときにとても役立つことをたくさん学べてよかったです。ここで終わりではなく、これからの研究や仕事につなげていきたいと思います。

<各メンバーへのメッセージ>

To Kantaro Okamura:

  • 社会人で毎日仕事で忙しいはずなのにチーム内で誰よりも積極的に行動を起こしていたり,チームをまとめてくれる姿を近くで見ていて,これが自分に足りない部分なのかと実感させられました.自分の限界を初めから決めつけずに常にベストをつくして何事にも取り組むことの大切さを岡村さんの背中を見て勉強することができました.また,研究室のイベントでご一緒する機会があったらその時はお話してください!(Okazaki)
  • 最後までずっと掴めませんでした(笑)社会人で、大学院通って、土日も活発に活動しているのにいつもチームを引っ張ってくれて、自分自身凄く大変なはずなのに、常に周りに気を配っていて、会う度に毎回凄いなぁ、どうしたらこういう風になれるのかな?と毎回不思議でした。勘太郎さんみたいな、かっこいい大人になりたいです。まだまだ追いつけないですが、いつか抜かせるよう!頑張りますね。これからもよろしくお願いします~~(Hashimoto)
  • 授業全体を通しての印象は超人でした.社会人で忙しいのにそれを言い訳にするどころか学生陣の何倍も動いていた気がします.すごいです笑.途中考えたアイデアがことごとくボツになる時期があって正直きつかったですが,勘太郎さんがほとんど弱音を吐かずに次に向けて頑張る姿を見て,自分もこうでなければと思い,なんとか耐えきることができました.これからもその姿勢を見習って生きていこうと思います.(Miyahara)
  • 社会人として仕事をしつつ、EDPのほうでもリーダーシップをとってくださりとても助かりました。将来岡村さんを目標に社会人ドクターになります。(Tomita)

To Konomi Hashimoto:

  • 美大とは言語の違う大岡山の地で(笑)、最後までチームのことを考えて動いてくれ、感謝です。こっちゃんの人間力に裏打ちされたデザイン力や発想が随所に光ってます。多様な人の良さも引き出せるので、将来がとっても楽しみです。また、どこかで助けてください!(Okamura)
  • この授業では工大生と美大生が衝突してしまうことがよくあると聞いていたけど,こっちゃんとはむしろどんどん仲良くなることができてよかったと思ってます(笑)こっちゃんと話していて自分には理解できないような美大生の感覚を感じるときも度々あったけど,この違いを楽しみながらプロジェクトを進めていくことがこの授業の醍醐味だと思うので,楽しくやれてよかったです.あと,僕の関西人気質を嫌がることなく受け入れてくれて本当にありがとう(笑)(Okazaki)
  • 正直このチームは真面目すぎて,アイデアも堅いものになりがちだったので,こっちゃんがいてくれたのは大きかったと思います.夫婦の精神的ゆとり,暖かさはこっちゃんが1番大事にしていた部分だと思いますが,Pit in fridgeの評価が良かったのもそこに着目したおかげだと思います.美大生としての感覚を持ちながら,工大生ばかりのチームに完璧にも馴染めるのはすごいと思います.(Miyahara)
  • 東工大生にはない、美大生のこだわりを肌で感じられてよかった。これからも字体にはこだわりを持ってください。(Tomita)

To Satoshi Miyahara:

  • 一番ユーザーの声に深く耳を傾けて(共感して)考えていたのはサトシだったと思います。序盤、暇さえあればオセロを始める姿に不安を感じたけど、何事も追究する集中力と行動力で、チームをリードしてくれました。今後も自信をもって、新しい価値を生み出していって欲しいです!(Okamura)
  • さとしは静かな雰囲気がある一方でかなりの共感力と協調性があるところにびっくりしました.持ち前の長所を生かして行き詰っていたチームを前に進めてくれたのはひとえにさとしの力があってこそだと思っています.僕が言うのも変な話だけど,とってもいいお父さんになると思います.今度こそオセロ負けないぞ!(Okazaki)
  • さとしは、本当にキャパが凄い。いつも落ち着いている。そして、一瞬で深く考えられる。一緒に喋ってると、これはこうかもしれない、ならこういうことなのでは?とか、どんどん深く深く思考を深めていけたのはすごい勉強になったし、楽しかった!このチームの核的な存在だったのではないかなと思います。私もさとしの冷静さとキャパを備えられるような人間になりたいなと思うので、まずオセロから始めてみようかな..笑 次は負けませんよ。(Hashimoto)
  • 全部の仕事をマルチにこなせることがうらやましいと思った。いつか自分もPit in Fridge使ってドヤ顔します。(Tomita)

To Yuki Okazaki:

  • よくしゃべったね~。(笑) 岡ちゃんがいなかったら、このチームの明るさは維持できてなかったですね。私のエセ関西弁もよく嫌にならず付き合ってくれました。人を巻き込む力や、土壇場の対応力はすごかった。きっと社会人になってから岡ちゃんの巻き込み力が必要とされると思います。(Okamura)
  • 岡ちゃんは、素直でまっすぐでチームをパッと照らしてくれて本当同じチームでよかった〜。私もお喋りなのにやっぱり関西人には、かないませんね。最後の印刷の時とプログラミングの所で、協力してもらう人を呼べる力、大事だなと思いました。私はあまり人に頼る事が得意じゃないので、私も岡ちゃんのような魅力つけていきたいなと思った!でも本当に、岡ちゃんに頼られたら、いつでも助けてしまいたくなるね。何でだろうね、これモテテクニックでも使えそうだね。今度伝授してください。その時は、お互い喋り疲れて黙るくらい喋ろうね。笑(Hashimoto )
  • このチームがすぐに仲良くなれたのも岡ちゃんのトークのおかげだと思います.圧力センサーの件は,まさかのチーム外の人に協力してもらうというチート技で解決していて,岡ちゃんらしいと思いました.本当に助かりました.プロトを考えている時に突如発する「これ使う人おるんかな?」などの辛辣な一言は,なかなかグサッときましたがプロトの価値を見直すのには欠かせなかったと個人的に思ってます笑.(Miyahara)
  • 自分でできないことをほかのひとにやってもらう能力は意外とみんな持ってなくてとてもうらやましいと思った。お互いたくさんしゃべる者同士で話が止まらず楽しかったです。(Tomita)

To Hiromu Tomita:

  • 途中、力を温存してましたね。(笑) でも、最後までいてくれて良かったです。もしトミーがいなければプロトはもっと妥協したものになっていたでしょう。早く緊張感のある環境に入ることをオススメします。(笑) もっともっと、トミーの力が目覚めてくるはず。社会人になって何を為すか非常に楽しみです。タバコは命縮めない程度にね。(Okamura)
  • とみーの印象はタバコ・麻雀・睡眠って感じだった!(笑)けど,プロジェクトの終盤でプログラミングが得意という新たな一面を知ったりしてびっくりしました.僕がプログラミングが得意じゃないこともあってプロダクトのソフトウェア部分をほとんど任せっきりにしてしまったのは本当に申し訳なかったです.とみーの最後まで諦めなかった頑張りのおかげでどれほどポジティブなコメントを頂けることになったか!本当にありがとう!(Okazaki)
  • とみ〜〜!お疲れ様でした。本当君は、素直じゃないな。まあそこがいいキャラ?味を出しているのだろうけど笑。最後のプログラミングのところ、底力を見た。流石です。やる時はやるもんね。(ちょっと悔しい)沢山のいい所と魅力があるから、出し惜しみせず、もう少しちょい出しすると、もっといい感じな気がするけどな笑。あと、ホウレンソウは、みんなにしようね。まあ本当一緒に活動して本当に面白かった!終わり良ければすべて良し。最後諦めずに頑張ってくれてありがとうね!(Hashimoto )
  • トミーのEDPは最後の二週間くらいに詰まってたと思います.特に最終発表前日の勢いは隣で見ていて面白かったです笑.最終的なプロトは本当に基本的な機能だけ載せて終わりかと思いましたが,最終日で全て実装してしまうとは思いもしませんでした.かと思いきや,最終発表のブースではとみーが作ったソフトの使い方を誇らしげに説明するのはなぜか俺で,ツッコミを入れたくなりましたが,トミーらしいと思いました.(Miyahara)

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