動画講座について

こんにちは。2016年度EDPに参加していました、武蔵野美術大学4年の新倉沙織です。2017年度のEDPの講義で動画講座を担当することになり、そのことについて書かせていただきます。

まず、大前提として、私、動画作成は初心者です。にもかかわらず、なぜ動画講座を担当する側の人になったかというと、こんな初心者でも動画を作ることはできる、ということを伝えたかったからです。もちろん、クオリティを求めれば、「作ることができる」と言っていいレベルのものでは無いですが、それでも、自分たちが作った製品を人に伝えるための手段として「動画」という選択肢がより身近にあると、効果的に発信できるのではないかと思います。

前置きが長くなりましたが、講座の大まかな流れは、

①昨年度参加チームの動画紹介&動画作成時のポイント
②製作手順
③動画編集ソフトの紹介
④まとめ
⑤実際に各チームでの簡単な動画作成

というものでした。

①昨年度参加チームの動画紹介&動画作成時のポイント

①に関しては、主に別の方がまとめてくださっているので、そちらを参照していただければと思います。

②製作手順

大きく4段階に分けました。それぞれの内容と役割は以下の通りです。

  1. 動画の流れをイメージする:①の動画作成時のポイントを基に、どんな動画を作るのかをあらかじめ決めておくことが重要だと思いました。特に、複数人で作る場合は、そのイメージを共有することで制作がスムーズに進み、そのためには絵コンテなどを用意するといいと思います。
  2. 素材を集める:撮影に必要な小道具や編集時に使う効果音などを集めておきます。
  3. シーン毎に撮影:ここでやっと撮影に入ります(アニメーションなどの場合は、無いこともあります)。撮影時の段取りをあらかじめ決めておくと、同じシチュエーションで複数のシーンを撮影できる等、効率よく行えると思います。また、撮影している時に、様々なひらめきやアイディアが生まれることがあります(私たちのチームはそうでした)。これは、チームで作ることの強みだと思うので、臨機応変に意見を出し合いながら撮影していくと思わぬ化学反応が得られるかも・・・?
  4. 編集:撮影したものや音声をつなぎ合わせたり、エフェクトを適用する作業です。これは、使用するソフトやアプリケーションによって様々あります。詳しくは次の項でお話しします。

③動画編集ソフトの紹介

4つ紹介しました。

  1. Adobe Premiere Pro:映像を加工したり、白紙の状態から映像を作り出すことができるソフトウェア。短いカットや複雑で細かい設定が必要なムービーを作成する場合におすすめです。
  2. Adobe After Effects:素材となるムービーのパーツを時間軸に並べて編集するためのソフトウェア。複数のカットをつないだり、テロップを入れたり、比較的長めであまり複雑ではないムービーを作成する場合におすすめです。
  3. iMovie:Mac に標準装備されているソフトフェア。iPhone/iPad でアプリが使用可能なため、各デバイスで撮影した動画を簡単に編集でき、連携もスムーズに行うことができます。テンプレートや、効果音など、編集ツールが用意されているため、初心者には比較的使用しやすいソフト/アプリだと思います。
  4. Windows Movie Maker:基本的な動画編集機能が揃っていて、操作も比較的簡単なので、動画編集初心者+Windowsユーザーにおすすめです。(4月でサポートが終了しているので、使えない場合があります。)

これら以外にも色々あります。場合によっては複数のソフトを駆使して作成することもあるかと思います。このような、専門的なことは得意な人がいたりするので、動画編集に詳しい人が周りにいれば、積極的に聞いてみるなどして自分のやりやすい方法を探ってみることをおすすめします。

講座はこの後、実際にApp版iMovieを使ってチームでの動画作成を行い、参加者全員で共有して終了〜という流れでした。

少しでも動画作成に対するハードルを下げられたら、と思い挑んだ講座でしたが、講座内では、生徒の方々が楽しみながら動画編集を行なってくれた印象を受けたので、少しホッとしました。最終発表でどんな動画を作成したか気になります・・・!

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