2019年度EDP「さんぽぽ」ワイキキAP

それでは、チームワイキキAPが発表させていただきます。

私たちが提案するプロダクトは、「さんぽぽ」というプロダクトです。
これは、みなさんの歩みをやさしくサポートする、これまでにない「ささえ」となります。

まずは、実際の使用状況をご覧いただくため、ムービーをご覧いただきたいと思います。

このムービーの粗筋は、高齢のため、歩く際に杖を突き始めた男性がいました。ある日、散歩中に徘徊老人と間違われてしまいます。それ以来、杖を突きながら歩くときには、人目を気にするようになってしまいます。

そんなある日、さんぽぽと出会う、というものになります。

さんぽぽのターゲットユーザーは、支えなしで歩くのは少し不安だけれど、老人扱いされたくないお年寄りです。

機能としては、接地面が車輪になっているため、押して歩くだけという簡単さで、支える力を少しだけ前に進む力に変換してくれるので、自然な歩き方で、足を前に出すサポートもしてくれます。

使い方は簡単ですが、しっかりと体を支えてくれて、安全のためにブレーキ機能も付いています。また、本体にはコミュニケーションロボットが入っていて、表情豊かに寄り添ってくれます。これにより、あたかも何かをお散歩させているような見た目になり、お年寄りの道具感というものをなくしてくれます。

このプロダクトが生まれた背景は、ある70代の男性の経験がもとにありました。この方は、病気になってから杖を突かないと歩くのが難しくなってしまいました。しかし、健康のためと考えて住宅地を杖を突いて歩いていると、おばさんがわざわざ家の門の中から出てきて、「あらあらおじいちゃん、どちらに行かれるの?」と、徘徊老人に話しかけられるように話しかけられてしまいました。この声をかけた方も、親切心から声をかけて下さっているので、とても悲しいですね。

この方はその経験が原因になって、お散歩に行くときはできるだけ人のいない畑の中を散歩するようになってしまいました。

私たちはこのお話から、老人扱いされず、積極的に外に出かけたくなるような新しい形の歩行サポートがあれば、外出が楽しくなり、生き生きとした生活をできる人が増えるはず、と考えてさんぽぽを作りました。

さんぽぽの機能は、左に示すように、使用者から見て道具感をなくす特徴と、右に示すように、周りから見たときに道具感をなくす特徴を持っています。

使用する人からのポイントとしては、使い方として押して歩くだけなので、杖を突く場所を意識する必要がなく、視線が前に向き、姿勢をよくすることが期待されます。また、これまでの普通の歩き方を変えることなく体を支えることが出来るので、道具を使っているという感覚がなくなります。

一方、まわりから見たときには、何か小さいものが前に出ており、ロボットには表情もついているため、何かを散歩しているように見えます。

既存品との比較になります。このプロダクトは、補助性能が高いことはもちろんのこと、特に重視しているのが、道具感が薄いことになります。

実際にプロダクトのムービーを見て頂いた方からの感想がこちらになります。

60代の男性の方は、個人的にはかわいいのは全然ありだけど、かわいいものに抵抗のある男性だと使いにくいのでは?という意見がありました。
また、電気を使っているプロダクトであるため、雨の日には使えないのでは、ということもいて頂いています。

50代の女性からは、見た目がかわいく、タンポポをイメージしているのかな、ぱっと見ペットロボットっぽくて、犬か何かを散歩させているように見える、と、狙い通りのことを言って下さっています。ただ、人が多くにぎわっている場所では使いにくそうという意見も頂きました。
そのほか、階段の上り下りも出来た方が良いのではないかという意見も頂きました。

90代の男性からは、お年寄りは後ろに倒れることが多く、そうなった場合に重大な事故になってしまう。だから、既存品は前に体重をかけるようになっている。このプロダクトも、前に体重をかけるようにして体を支えているので、こういった点はカバーできていると考えています。また、既存の杖などは折り畳みもできるようになっているものがありますが、案外外出時の置き場所に困るというご意見を頂きました。この点は、今後の課題として考えていこうと考えております。

続いて、私たちが高齢者体験をして使った時の感想をこちらに示します。

共通しているのが、これまでの杖のように持ち上げて突く、という動作がなく、押して歩くだけでいいというのが良いという意見でした。そのほか、まっすぐ前を見て歩けるといった意見や、背筋が曲がらない、道具感が少ない、両足を普通に動かせるなら、楽かもしれないという意見が出ました。

今後の展望としては、転倒を防止するシステムとして、傾きセンサーなどを杖に内蔵して、姿勢を検知してモーターを動作/停止することによって、重心を制御するような機能を導入したいと考えています。また、横断歩道と歩道の間の段差など、ちょっとした段差くらいは乗り越えられるようにしたり、雨の日にも使えるように、防水機能を付けるなども必要であると考えています。

デザインプロセス

ここから先は、デザインプロセスの話になります。

メンター企業のYKK AP様には、高齢者疑似体験キットで高齢者体験をさせていただき、高齢者の方の実際の感覚や動作を疑似体験させていただきました。これは、プロトタイプのテストにも非常に役立つ経験になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

初期のアイデア段階では脱ぎ履きが楽な靴などを考えていたのですが、なかなかうまくいかず。

ユーザーインタビューを掘り返して着目した、ペットロスの解決として作ったプロとタイプがこのキャリーちゃんです。シルバーカーにガワをつけて動物っぽくしたモノです。これまで一度もうまくいっていなかった状況で、このプロダクトを出して初めて先生から褒められたため、班員の愛着はそれほどなかったのですが、執着はすさまじいものがありました。

プロダクトを杖にすると決めてからのダーティプロダクトと、さんぽぽの直前のエスキモーです。

左のダーティプロダクトは本当に簡単なもので、既存の杖にぬいぐるみをつけただけのものです。これだけでも、意外とかわいさが出ることが分かりました。

右のものは機能も付けてふさふさにしたものです。個人的には結構気に入っていました。

本編の動画紹介ムービーですが、今日の2日前に撮影、前日に編集したものでした。曹君が熱演していた頭を抱えるシーンは、学内のベンチで撮影したものです。

これで、本発表を終わりにします。

こちらのプロダクトは、ブースにて実際に体験して頂けるものになっていますので、ぜひご来場してお試しください。きっと驚かれることと思います。

<発表者>成田智幸

スライド資料まとめ

ブース展示用ポスター

各メンバーの振り返り

>大久保
デザインプロセスを1周回したうえで最終的なソリューションに行きつけて満足しています。ただ、もう少し短いスパンで回せれば、いくつか残った課題点も解決できたのではないかと感じました。

>曹
学部の時に一人でやってきた建築設計スタジオと違って、EDPは違う分野の人がチームになって、チームで一つの目標を実現するために一緒に努力するので、新鮮で視野を広げるような刺激的な経験でした。そして、この授業の中に使われているデザインシンキングという方法はまた建築設計のデザインプロセスと異なるので、ユーザーインタビューを重ねることによって、ユーザーのニーズからデザインを考える新たな着眼点を身につけた気がします。そういた経験や着眼点はこれから社会に出て、色々な人と関わる仕事をしていく中で、スムーズにチームワークを行うために欠かせないものだと思います。

>成田
制作側の視点からのプロトタイプ作りをするという良くある失敗を経て、そこからユーザーインタビューの精査によって最終プロダクトに辿り着くという経験が出来たことは良かったと思います。もう少し執着心を捨てることが出来れば、もっと良い形に持って行けたかもしれなかった点が反省点です。

>宮本
RAというポジションとしては明確な役割を果たしたという実感はあまりなく、不安は残りますが、自然体でいたことで東工大の皆さんになにか影響を与えられていたらいいなあと思います。授業を通して、美大生の人に感じ取って欲しい部分が多くありました。こういった理解を拡げていくための行動が今後の課題だと感じます。一番感じたことは、「専門的な知識に自信を持ちすぎない」ということです。自信を持つことは大事だと思いますが、お互いにそうであると、専門外のことは難しそうだ、と思ってしまい理解することに抵抗感を与えてしまいます。環境として整えることは難しいと思いますが、各人の専門性の理解をシェアできるような空間になっていけばいいなあと考えます。

>山本
デザイン思考を通して、物事の本質を捉える重要性を確認することができたと思います。同時に、ユーザーに共感されやすいプロダクトを作るには、実は「アイデア出し」のプロセスが最も重要なのではないかと個人的に感じました。東工大のデザイン思考はニーズに重きを置いていて、インタビュー結果から「ねじれ」「ざわざわ感」などを発見し、それらを基にアイデア出し→プロトタイプ製作→…と続いていくわけですが、「結局のところ、プロダクトの良し悪しって発案されたアイデアに左右されるんじゃない?」と思いました。インタビュー結果からどんなに良いPOV・HMWQを得られたとしても、重要なのは「それをどうやって解決するのか」というアイデアであって、それを思い付けるかどうかが鍵になると思いました。ワイキキの場合は、インタビューで大量のデータを得られたのは良かったですが、与えられたテーマとの兼ね合いもあり、皆アイデアが思い付かずに苦労していたと感じます。「もっとひらめき力を上げろ」と言われても限界があるので、インタビューの質をもっと高くして新しい気付きを更に発見する必要があったのかもしれません。あとは、「とりあえず出したアイデアを直ぐにダーティープロダクトとして作り上げる&ユーザーテストの結果から気付きを得て改良を重ねていく」という手法もあるので、議論で止まりがちだった我々にはそれらを行う努力が必要だったと反省しています。来年度の受講生に是非参考にしてもらえればと思います。

メンバーへのコメント

>from 大久保

>>曹くん
きゃりーちゃんなどのプロトタイプも含め、プロダクトの外観をいつも何とかしてくれてありがとうございました。動画の主演もお疲れ様。頭を抱えているところの絶望感が分かりやすくてよかったです。
>>成田さん
お仕事で忙しい中ありがとうございました。「さんぽぽ」の名前も成田さんがいなければ出てこなかったですし、発表もまとめていただけて本当に助かりました。成田さんのような社会人になれるよう精進していきます。
>>巴奈さん
いつも積極的に声掛けしてくれて本当にありがとうございました。最終プロダクトの制作もギリギリでしたが、可愛らしいさんぽぽちゃんに行きつけてよかったです。夜遅くまでポスターもありがとうございました。
>>山本くん
研究室で忙しい中いろいろありがとうございました。(意図してもせずとも)話が脱線した時には一歩引いたところから冷静に発言してくれてとても助かりました。系が一緒なので恐らくこれからもお世話になります。

>from 曹

>>大久保さん
チームの中で一番デザイン工房で作業してくれて、ありがとうございます。そして、毎回発表する前にみんなが提案したものと先生からのフィードバックをしっかりまとめてくれて、本当に大久保さんがワイキキAPを支えていると思いました。そして、プログラミングや、電気工作に非常に詳しいので、プロダクト製作の時に助かりました。最終日発表後の展示の時も、お客さんに丁寧にその中の仕組みを説明してくれました。これからは研究が忙しくなると思いますが、お互いに頑張りましょう!
>>成田さん
チームワークの中に出たアイディアをロジカルに整理して、もともとぼんやりしている考えとイメージを収束し、わかりやすくするのが一番印象に残りました。発表する時も成田さんの説明で、筋通ったプレゼンが説得力を何倍も増しました。改めて説明の大事さを知りました。そして、成田さんは仕事をしながら、少ない休みの時間を使って新橋でインタビューをし、案やツールキットも作ってくれて本当にありがとうございます。
>>宮本さん
チームの中のムードメーカーで、宮本さんのおかげで電話会議、チームワークの時はいつも楽しいです。そして、すごく責任感を持っていて、チームの進捗を心配してくれるし、実際に表現力が豊かで、いろんなプロダクトを考え、作業もたくさんやってくれて、ありがとうございます。テーマやその裏にある問題を深掘りの力を持っていて、毎回宮本さんと話した後にアイディアに対する理解が深くなった気がします。いつか中国に旅行しに来てください!研究も頑張ってください!
>>山本さん
山本さんが持ってきてくれたキャリーバッグとモーターのセットが本当に助かりました。山本さんが作ったベースがなければ、プロダクトもできず、そんな順調に最後の発表に至らなかったかもしれません。そして、冷静に物事を考えてくれるので、アイディアの実現性を加味して、山本さんのおかげで一個の案に対して理想と現実をバランスよく残した気がします。発注や資料のまとめもありがとうございます!これからはさらに研究が忙しくなる思いますが、お互い頑張りましょう!

>from 成田

>>大久保さん
忙しい中、チームの中心的な役割を果たしてくれて本当にありがとう。丁寧な仕事とメンバーへのサポート、さりげないリーダーシップは、これからの世の中で求められるリーダー像そのものだと思います。一緒に仕事をやっていて、とてもやりやすかったです。お疲れ様でした。
>>曹君
プロトタイプやプロダクトの作成など、紙に書いたアイデアやざっくりとしたイメージを、実際に形に変える力には目を見張るものがありました。頭で考えることと実際にツールを使って実体化する事、両方をできる人はそう多くないと思います。これからも頑張って新しいものを作っていって下さい。
>>宮本さん
圧倒的なムードメーカーとアイデア(ウー)マンで、チームを盛り立ててくれてありがとう。テレビ電話での会議の発起人は大体宮本さんでしたね。感覚的なために人が上手く表現できないものを、あらゆる場面で正確に捉える能力は天性のものだと思います。絵が上手いだけでなく、ポスターの構図などもセンス抜群でした。これからも頑張ってください。
>>山本君
忙しい中時間を作って、新橋に行ったり、長時間のインタビューをしたり、その映像を見返したりと、色々とありがとう。常に冷静に状況を把握し、落ち着いた視点からくれる意見は、チームの方向性を決定づける重要なものでした。最終プロダクトは、山本君の持ってきてくれたアイテムなしでは作りえなかったです。さりげなくフィードバックのまとめをしてくれていたり、チームへの貢献はとても大きかったです。

>from 宮本

>>覚子さん
お忙しい中、チーム内で一番工房に足を運んでくださったと思います。成田さんも仰っていますが「さりげないリーダー性」は、私も強く感じました。過度なファシリテーションではなかったことで、このチームはマイペースさを失わずに(しかも定時退社で)完走できたと思います。常に、周りの意見を尊重し、進めていこうというとしてくださるので嬉しかったです。また、不明点などにもいつも答えてくださって有難うございました!実はギャグセンスのシンパシーを感じていました。一緒に笑えると楽しかったです。お互いの道を信じ、頑張りましょう!また会いましょうね!
>>曹君
一緒にインタビューに行く機会も多かったので、行動をともにする機会がメンバーの中でも一番多かったと思います。電話会議も、懐かしいですね。曹君は、日本語に自信がないと仰っていましたが、本当に上手なので、インタビューなども自信持ってくださいね。曹君は、ロジックを組み立てる力がとてもあると感じていました。POVになりそうなインサイトを見つけたり、理解し、組み立てるのも上手で、勉強になりました。また、すぐイメージを形にできる造形力もすごいと思いました。建築を学ぶ上での思考が、デザインにもエンジニアリングにも跨いでいるのだと思います。曹君とは、個人の研究の話題もできて、楽しかったです。理解できるかは自信がありませんが、ぜひ修士研究も見せて欲しいです!お互い加油!ビリビリ動画も加油!
>>成田さん
EDP-Bから大変お世話になりました。社会人らしさがなく(褒めています)気さくな成田さんとお話しする時間がとっても楽しかったです!インタビューをしたり、少し遅くまで残って作業したり…お仕事と両立することはとても大変だったと思います。そして、社会人になったことがないので、その大変さに当事者意識(EDPで覚えた単語です)を持てないのが残念ですが、本当に尊敬しています。本当に簡単なことではなかったと思います。様々な意見に対し、まず肯定から入る成田さんの姿は、見習いたい部分です。そのおかげで話し合いはどんな状況でも前向きだったように感じます。そして、何よりもプレゼンが本当にお上手でした。きっとあのように上手に、そして自然に話せるようになるには、経験しかないのだろうと感じました。これからも素敵な奥様とラブラブお幸せにお過ごしください!またどこかでお会いできると信じています。
>>山本君
山本君のおかげで、チームが前に進めたことが多々あったなあと感じます。私はつい感情的に物事を考えたり、目先の情報に意見が曖昧になることがありますが、山本君はいつも一歩引いてチームを見つめてくださいました。大事なポイントをもう一度確認するように意見を出してくれましたよね。山本君のおかげで上手に立ち止まりながらチームは進めたと思います。個人の研究も人一倍忙しそうで、いつもなにもできていなくてごめんね、と仰っていましたが、全くそんなことはないです。だからどうか気にしないでくださいね。また、高齢者体験の際は、杖の使い方を気にしたり、高齢者の身体の動きを想像したり、当事者になろうとする姿勢は、とても勉強になりました。デザインの現場では、なかなか実際に使う人の気持ちになりきれていない場合が多々あり、見栄えをよくしたいという自分勝手なものも多いと思うので、全デザイナーが山本君のような意識が必要だと強く感じました。いずれ、みんなで一緒に美味しいご飯をいただきましょう!今度研究のお話しもお伺いしたいです!

>from 山本

>>成田さん
チームメンバーの一つひとつの発言に対してオウム返しを行うなどして、意見をしっかりとキャッチされていたのが印象に残っています。相手の意見を一度受け止めた上で自分の意見を重ねて主張する姿勢は、見習うべきポイントだと思いました。また、社会人として働きながらも、時間外でツールキットをはじめとした資料の作成をしていただいたり、最終発表会では限られた時間の中で準備・発表をしていただきました。成田さんのプレゼンのおかげで、プロダクトのプロモーションが2倍にも3倍にもなったと感じています。本当にありがとうございました。
>>宮本さん
宮本さんは、絵が上手いのもそうですが、実は物事をロジカルかつ深く考える思考力が高いなと個人的に思っていて、尊敬している部分でもあります。会話や議論の随所でそれが表れていたと思います。チーム内で最も多く意見を発信してくれたおかげでチームが活気付いたと思いますし、宮本さんの意見がプロダクトの方向性を決定付けるきっかけになったと感じています。「キャリーちゃん」と「さんぽぽ」は宮本さんなしでは完成しなかったと思います。また、ポスターの作成や、特にデザイン面からプロダクト製作をしてくれました。東工大生にはない視点を持っていて非常に頼りになりました。これからも、持ち前の明るさを活かして頑張って下さい!応援してます!
>>大久保さん
議事録の作成、プレゼンの資料作り、プロダクトの製作、ブログの編集など、挙げたらキリがないくらいチーム活動に貢献していたと思います。自ら率先して行動する大久保さんから学ぶことは沢山ありました。定時退社のワイキキが回っていたのは、紛れもなく大久保さんが陰ながら行ってきた活動のおかげだと思っています。プロトタイプ製作では、同じ機械系出身ということもあり一緒に作業することが多かったですが、特に電子工作やプログラミング面で頼りになる存在でした。大久保さんと一緒に1万2千円のプログラミングロボットを5分もしない内に壊したのは記憶に新しいけれども、経験を積めたので今となっては楽しい思い出です。これから就活や研究が忙しくなると思いますが、お互い頑張りましょう!
>>曹くん
アイデアを形にするスキルが非常に高かったのが印象的でした。ソフトウェアを使って3Dでスケッチをしたり、カッターを片手にスチレンボードを上手にカットして立体的に造形する技術は、さすが建築系だなと感心したものです。また、発想力もチーム内でピカイチだったと思います。思い返せば、これまでワイキキが作ったプロダクトは曹くんの設計図が下地になっていたなぁと感じます。プロダクト製作の起点は曹くんにあったと言っても過言ではないです。エンジニアリングとデザインを双方の視点から考えられる曹くんは頼りになる存在でした。これからはお互い研究を頑張ろうね!

最後に

YKKAPのメンターのみなさま、お世話になりました。高齢者疑似体験、モニター宅訪問のご準備や制作したプロトタイプへのコメントなど、お忙しい中本当にありがとうございました。

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