2020年度EDP「ぱっとろーる」team alfort

こんにちは。2020年度のエンジニアリングデザインプロジェクトに参加したteam alfortです。私達はパートナー企業にYKK ap様を迎えて、約半年間のグループワークを行い、先日最終発表会を終えました。

振り返りを兼ねて書かれたこの記事は、全部で4つの内容で構成されています。

  1. Pitch:最終発表プロダクト「ぱっとろーる」についての紹介
  2. Process「ぱっとろーる」に行き着くまでの経緯
  3. Self-reflection & Messages:メンバー個人の振り返り・他メンバーへのメッセージ(注:長文です!)
  4. Materials:発表資料(スライド、ポスター、PV)

参考になると嬉しいです。

Pitch

こんにちは、Team alfortです。

私たちはパートナー企業にYKKap 様を迎え、

リモートワークの次に来る「新しい住まいのあり方」をデザインせよ。

というテーマで半年間グループワークを行いました。
今日は最終発表として、「ぱっとろーる」という製品を提案します。

まずは、こちらのプロモーションビデオをご覧ください。

さて、この「ぱっとろーる」はどうやって生まれたのかをご説明しましょう。

今回私たちに与えられたテーマは、
『リモートワークの次に来る「新しい住まいのあり方」をデザインせよ』

この漠然としたテーマに立ちむかうため、私たちは「現状の住まい」はどのように使われているのか、のべ50名以上の方にインタビューを行いました。

その中でも我々は、お子さんを持つ2人のインタビュイーに注目しました。

1人目のインタビュイー、30代の女性は、子供の面倒をみながらダイニングで仕事しているが、やっぱり個室が欲しいとおっしゃっていました。

2人目のインタビュイー、40代の男性は、リビングで映画を見ているときに周囲が気になってしまうものの、やはり親として子供と一緒に過ごして面倒を見たい、とおっしゃっていました。

彼らのような、子供を持つ親が住まいで抱える日常的な問題や欲求。

これは何が原因なのか。インタビューを繰り返した私たちは、原因の要素を次の3つに分解できると考えました。

1つ目は、親として、成長する子供を見守りたい気持ち。

2つ目は、個人の作業を充実させたい気持ち。

3つ目は、今述べたふたつの気持ちを、家という広さが固定された場所で実現・両立しなければならないこと。

子供を持つ親は、この3つの要素の両立で苦しんでいるのだと。

これらの問題の発見から、我々は

子を持つ親は、子供と「別の部屋にいる」と「同じ部屋にいる」の中間の空間を求めているのではないか?

と考え、

我々に与えられたテーマである『リモートワークの次に来る「新しい住まいのあり方」』とは、

子供と過ごす空間を自在に「意味付け」て、中間の空間を作りだせる住まい

であると結論づけました。

そんな住まいを実現するため、我々が提案するプロダクトが

この「ぱっとろーる」です。

この「ぱっとろーる」は子供と同じ部屋で過ごしたい、けれども自分の作業もしたいという親御さん向けの、壁着脱式のロール型壁紙です。部屋をどこでもぱっと間仕切ることができるという価値を提供します。

親が子供を見守りながら、親子が同じ部屋で各々の行動ができる。
使うときだけぱっとだして、使わないときは壁につけてしまえる。
という優位性があります。

では、子供の年齢別で、「ぱっとろーる」の使い方を2つあげてみましょう。

1つめ。子供は0歳。

赤ちゃんのいるお母さんは、子供が寝静まったあと、真っ暗な部屋の中でデスクトップの光だけで仕事をしているというお話がありました。

この住まいに「ぱっとろーる」があれば、子供を起こすことなく、また部屋を変えることなく、となりでライトを付けて快適に作業ができます。

2つめ。子供は7歳。

ダイニングで仕事をするお父さんは、子供が学校から帰ってくると「おとうさん遊ぼう!」とちょっかいを出してくるというお話がインタビューでありました。

この住まいに「ぱっとろーる」があれば、父親は、子供の気配や様子をそれとなく感じて見守りながら、自分の作業に取り組むことが出来ます。子供は父親とロールを学習し、今は一人で遊ぶという選択をとれるでしょう。

ほかにも、この「ぱっとろーる」に対しユーザーテストを行った結果、

赤ちゃんのいる女性からは、「授乳したいときに片手で使えそう」

また、2人のお子さんがいる女性からは「もう少し壁紙の種類が選べるなら買ってもいい」という好意的な意見をいただきました。

そのため、future workとしては、ロール素材の入れ替えや、支柱部分の省スペース化による軽量化などを進めたいと思っています。

「ぱっと伸ばして、ずっと広がる、子供との時間」

みなさんもこの「ぱっとろーる」で、住まいの無限の可能性を感じてみませんか?

以上で「ぱっとろーる」の商品紹介は終わります。

Process

始まりは上り坂

私たちTeam-Alfortは, それぞれ豊かな個性と様々なバックグラウンドを持つ5名が集まり, チームを結成致しました.

YKK AP のつもりです

メンター企業にYKK AP様を迎え, 2020年10月17日に活動をスタートさせました.

結成当初は, YKK AP様の難しいテーマに翻弄される日々でした(特に初日は).
いつまでもテーマ解釈の話を続けても埒があかないということで, インタビューを行おうとするものの, covid-19の影響で直接会うことが難しい状況でした.
それでも, オンライン会議やメールを駆使して, 住まいに関する質問をそれぞれの家族・友人・同僚に聞きました.

その中で, とある回答者の“家が公私混同の場所になって困っている”と言う意見が目にとまり(ザワザワし), これはニーズになり得るかもしれないと考え,

部屋(空間)を用途に応じて自由に分けられる住まい,
言い換えると
《空間の意味づけを自由に行える住まい》

を目指すことにしました.

喜びもつかの間

解決するニーズの方向性が決まり, 具体的にどのようなプロダクトにするかを考え始めたTeam-Alfort.

ニーズを見つけ勢いに乗った私たちは, たくさんのスケッチを描き, プロトタイプ作成に向けて進み始めました.

プロダクトスケッチの一部

また, 実際に空間を分けることに, どのような効果がどのくらいあるのかを確かめるべく, 先生方や他チームの方々にご協力いただき, ユーザーテストを行いました. そこで意外にもポジティブな意見を多数いただけました.

テストのフィードバックより, 間仕切ることで空間を分ける, プロトタイプ第一号である屏風型プロトタイプが生まれます.

「いつでもどこでも屏風」のプロトタイプ(でかい)

このプロトタイプに自信を持っていた私たちは, このプロトタイプで中間発表に臨みました.

結果は, “条件付き合格”.

屏風型プロトタイプで合格を貰った私たちは, プロダクトのクオリティを上げるために動き始めますが, とある先生から, 一言こう言われました.

「それって, ただの屏風だよね?」

この一言がきっかけで私たちは行き先を見失い, 立ち止まってしまいました.

残り2週間で霧の中へ

合格を貰ったものの道に迷ってしまった私たちは, 屏風の何が悪かったのか話し合いました.
何度も話し合いをした結果, プロトタイプを変える決断をしました.
スケッチの段階まで戻り, 案を出し合い, ロール状の間仕切りが生まれました.

これが後の「ぱっとろーる」の原型です.

原型は手書きのプロダクトスケッチ

ロール状のプロトタイプに変更し, どんな機能が必要かを議論しプロトタイプの試作などを行うなか, 最終発表まで残り2週間のとき, 最終発表前最後の授業がありました.

そこで先生方より,

“表面的な問題しか解決していない. もっと潜在的なニーズを解決しましょう”

というフィードバックを貰います.

自分たちのチームは, 潜在的な問題を解決する(プロダクトを含めた)ストーリーを考えてはいたのですが, 今考えると, そこが伝わっていなかったのかなと思います(伝え方の問題).

ここでまた道に迷ってしまった私たちは, プロトタイプが悪いのか? コンセプトが悪いのか? ストーリーが悪いのか? など話し合うも, なかなか議論が進まず, 気がつけば一週間が経過していました(残り1週間).

メンター企業YKK APの方々(特に久保さん)とも話し合い, 今までやってきたことは無駄ではなかったと結論づけました(モノは悪くない).
また, 自分たちだけであれこれ考えても進まないので, ユーザーにインタビューをすることで, 少しずつ良くしていくしかないと腹落ちしました.

残り一週間進むしかない。

私たちの心に再び灯がともりました.

ゴールを目指し一歩ずつ

残り一週間で再び燃え始めたTeam-Alfortに転機が訪れます.

最終発表の週の始めに二人の方にインタビューを行ったのですが, 偶然にも二人とも小さなお子様をお持ちで, 家でリモートワークをする中で同様のニーズを持っておりました.

このインタビューの結果から, 小さなお子さんがいる家庭に注目し,
子供が小さい家庭での使用を想定したロール型間仕切りプロダクト
「ぱっとろーる」を作成しました.

原ちゃんの素敵なイラスト

また幸運なことに, プロダクト作成後先ほどの二人と同じように小さいお子様を持つ方にインタビューを行う機会が得られ, フィードバックを貰うことが出来ました
(3人ものインタビュイーを見つけて下さいましたYKK APの久保さんには感謝してもしきれません).

こうして, Team-Alfortの「ぱっとろーる」は完成しました.

途中何度も立ち止まり, チーム内で何度も意見が衝突し, 長くツラい期間が続きました. 最後の一週間も, タイトなスケジュールによりメンバーが心身共に疲弊する場面が何度もありました.

気がついたら目の前で爆睡していた二人

しかし, 最後には何とか最終発表までこぎ着けることが出来ました.

いま振り返って, 反省点や改善点を上げ始めるときりが無いですが, EDPでしか得られない学びがそこにあり, メンバーそれぞれが貴重な体験を出来きました.

発表を終えて安堵の表情です!!みんなお疲れ様

Self-reflection & Message

Shinsuke MATSUZAKI

私たちは、テーマ設定に関する4つの選択肢のうち、最も難解に感じたテーマに取組むことになりました。今でもまず思うのは「よくこのテーマ選択をしたな」ということです笑

テーマに負けず劣らず、私にとって一番難しかったのが、「グループワーク」というフラットな関係でした。

自分はメンバと明らかに異なる世代に属しているため、経験の差で相手が委縮するような場にはしたくなかったし、勤務先にある上下関係をプロジェクトに持ち込んでも面白くないと思っていました。

ただ、特に序盤から中盤(終盤まで?)迷走する日々が続きました。沈黙が続くことも、議論が深まらないことも時にありました。自分は年長者でもあったので「会社の上下関係の方が楽かも知れない」と何度考えたか分かりません。

何とか凌ぐと、各々の長所が輝き始め、少しずつ推進力が出始めました。表面からでは分かりませんが、チームの結論とプロダクトには、各メンバーのアイデアが散りばめられ組み込まれています。突き抜けた先には、こんな景色が待っているのだなと感じずにはいられませんでした。自分1人ではきっと辿り着けなかったと思います。「遠くに行きたければ、大勢で行きなさい」

20数年ぶりに大学に戻った自分にとって、まるで環境の異なる時間を同時に進めていくことは、なかなかの試練でした。

物販やサービス提供で生計を立てる会社での営業という職務と、一方で、プロダクトスケッチやプロトタイプ製作、ユーザー調査を繰返していくというモノ作り。脳の切替がままならなくて、皆に離されないように必死でした。

職場で意識するのは「リスクとリターン」です。一見すると読み切っているように論旨を示すことも大事なのでしょうが、「とりあえず作って進んでみようよ」「形にして見てもらおうよ」という、単純だが明快な、このデザイン思考のスタンスに触れられたことは、新規事業の探索/模索をして行きたいと考えている自分の今後に向けて勇気づけられる言葉になったと考えています。「曖昧さとダンスせよ」

メンバーからのメッセージ

from Reina HARA

松崎さんは本当に素敵な大人です。「気の利いたことはいえないけど〜」と恐る恐る話し出す松崎さん好きです(笑)議論が詰まると、どうにかしよう、してあげようという松崎さんの気持ちがチームを救ってくれました。常にチームの重心にいて、バランスを取ってくれるキーパーソンです。また、社会の動向と私たちの案を結びつけて考えてくれる松崎さんをみて、大人ってすげぇ〜っと改めて感じさせてくれました。そしていつも会社からMTGに参加してくださる姿をみて毎度心が奮い立ちました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。半年間ありがとうございました!

from Haruki MARUMO

いつも大人の余裕を感じさせてフレンドリーな松崎さんは、議論の際は冷静な学生にはない社会人としての社会情勢に基づいた視点と深い考察を出してくれました。またそれ以外の普段の会話の際は一回り、二回りも年上なのに僕らを尊重した態度をとって下さりとても話しやすかったです。半年間ありがとうございました!

from Fumitaka SAGAWA

僕やれなちが話し合いで闇に飲まれたとき, 引き戻してくれたのはいつも松崎さんでした. いつも冷静で周りをよく見ていて, いつも頼りにしていました. 平日の昼間は作業に参加できない分, 夜のパトロール(笑)には助けられました. 半年間ありがとうございました!

from Rena TAJIMA

お仕事が忙しい中、半年間EDPに参加してくださってありがとうございました。

松崎さんは本当に物腰がやわらかくて、いつも笑って、冷静で、謙虚で、フレンドリーで。松崎さんのそういう姿が「当たり前」になっていたから気づかなかったけど、今振り返ると、一回り以上年下の学生に対して親しみやすい雰囲気を作ってくれていたことがどれだけ凄く、ありがたかったことか。本当にありがとうございます。そして、尊敬しています。

惜しまれるのは、松崎さんと「モノづくり」が殆ど出来なかったこと。文系だから構造とかはさっぱり…と仰っていましたが、松崎さんのアイデアがもしかしたらチームを変えたかもしれないと思うと、勿体無いことを自分はしてしまったなと思っています。

これからはあまり会えなくなってしまいますが、また機会があればゆっくりお話したいです。半年間、ありがとうございました!!!

Reina HARA

しょっぱなから遅刻したせいでなにも知らないまま、漠然とこのテーマ難しそうで嫌だなと思ってたらそのテーマになってました。「リモートワークの次にくる新しい住まい」というテーマは広すぎるが故にどう自分たちなりに絞っていけばいいのかインタビューをしても私は正直良く分かりませんでした。また、ほとんどオンラインという場の中全員集まることが難しかったのでメンバー間の認識のズレは当たり前に起こっていました。

慣れない環境、使ったこともない思考法、自分の授業課題、この約半年不安要素しかなかったです。その中でメンバーのみなさんが道筋を作り続けてくれたのが本当に助かりました。みなさんが波を作ってくれたおかげでサーフィンができたような感覚です。私は美大出身ですが突拍子のない意見など出せる人ではありません。とはいえもう少しバックグラウンドを活かせれば、みなさんの気を楽にできたのかもしれないと思っています。

今回このチーム活動を経て学んだことは、プロジェクトを進めるだけでなくチームの雰囲気を大事にすることでした。今この人はこうしてほしいとか、感情やメンタル面など、それはそれぞれが気にしないとヒヤヒヤする場面も多々あったり…。

そんなこんなであっという間にEDPは終わり、心残りはそれぞれあるかと思いますが私はみなさんに出会えただけで満足です。ナカヨシ

余談ですが、理系の方?は文中の句読点を「,」「.」と半角にするんだなと驚きました。

メンバーからのメッセージ

from Shinsuke MATSUZAKI

ミーティング中にイジっても、少し笑って、一言だけちゃんと返してくれる原さん、癒されました。

原さんのインタビューやスケッチ、その趣旨説明はとても丁寧でした。美大生が作品に昇華している情報は緻密で膨大なのかもしれない、余り接触したことのないタイプの学生さんにちょっと内心驚いたものです。

ミーティング中も決して口数は多くなかったけれど、時折見せるその踏込み方は、結構大胆で鋭くて。チームは迷走した時期もあったけど、もしかして原さんだけは何かをちゃんと捉えていたのではないか、なんて今でも思います。

この半年間を本当に有意義に過ごしてくれていたか、少し心配しています。

メンバは年上ばかり気を遣ったことでしょう。しかもポッと放り込まれたデザイン思考、少し身近に感じられるようになりましたか?

原さんが仕上げてくれたポスターは、小さなお子さんをもつ親御さんに訴求するにはピッタリでした。最後の追い込み時期、日中全く動けなかった私の分まで奮闘してもらい、本当に大変助かりました。どうもありがとう。

from Haruki MARUMO

僕から見ても大人しい原ちゃんですが、インタビューをそれぞれの宿題にした時には誰よりも詳細なインタビューの報告書を上げてくれたり、なにより随所で見せる卓越した画力はポスターやスライドに欠かす事のできないものでした。とても話しやすく、時折見せる画力やアドビの使いこなす姿はかっこよかったです。半年間ありがとうございました!

from Fumitaka SAGAWA

いつもマイペースなはらちゃんは, 授業中こそ影を潜めているものの, 1番良いインタビューをしてきたり, 素敵なイラストやロゴを作ったりと, チームに欠かせない存在だったと思います. 美大生と初めて関わり, 自分には出来ないことをさらっとやってのける人を見て, はらちゃんは本当にすごいな〜といつも感心していました. 半年間ありがとうございました.

from Rena TAJIMA

忙しい中、武蔵美からEDPに参加してくれてありがとう。
初めの頃…最初2ヶ月くらい、物静かで大人しい原ちゃんがどうしたら喋ってくれるのかと、悩んでいたときもありました笑

でも、原ちゃんは実はチームの誰よりもプロダクトの事を沢山考えて「思い」をちゃんと持っていて、ただ「言語化が難しい」だけなんだ、と言うことが、同じ時間を過ごすうちにだんだんわかってきました。そのことに私が気づいた12月くらいからは、「EDPでこのチームで良いものを作ろう」という私の心の炎が消えかかっても、原ちゃんの存在のおかげで燃え続けることができました。本当にありがとう。

最後の1週間の追い込みにも毎日毎日朝から来てくれて、体力的にしんどかったと思うのに、製品イラストとポスターをめちゃくちゃ素敵に仕上げてくれて。原ちゃんのイラスト無しでは発表も絶対上手くいかなかったです。動画の「お母さん」もありがとう!!

Haruki MARUMO

正直前期にやったテーマと似通っていた【リモートワークの次に来る「新しい住まいの在り方」をデザインせよ】というテーマはあまりやりたくありませんでした。どうせ人の集中を促進するプロダクトや寂しさを埋めるプロダクトになるだろうと思い、前期と同じ事の繰り返しではつまらないと感じていた為です。ただこの考えは間違っていました。少しテーマが違うだけで田島さん佐川君松崎さん原さんが持っているそれぞれが持っている視点・思考は僕よりも遥かに深かったためです。そういう人との議論はすごいなぁという発見があって楽しいのですが、それ以外は顔も見れない事・気付かない間に話が循環していることもあり正直だいぶ疲れました。今思い出してみても懐かしくは思いますが、もうあまりしたくありません。(月日が経ったら変わるのかもしれませんが)ただ、みんなで集まって手を動かしてプロトタイプを作っている時は楽しかったです。ただ、5人全員で何かを作った事がない事、特に松崎さんと一緒にできた時間が少ないのが心残りです。いつか楽しく凧でもなんでもいいので一緒に作りたいです。

メンバーからのメッセージ

from Shinsuke MATSUZAKI

なかなかつかみどころを感じられない丸藻さんでしたが、プロトタイプ製作への関与とプレゼンの動画編集を見て、職人さんタイプと感じてしまった自分がいました。

周囲の意見を汲み取って、形あるものに落し込んでいく丸藻さんの様子は、発表を通してプロダクトを伝えていかなければならないチームにとって、なくてはならないものでした。主に動画を通してプロダクトの特徴を上手く伝えることが出来たのは丸藻さんの功績かと思っています。

見た目と発言のギャップが大きいところが可愛さで、最後には弄られキャラになっていましたね。後半に少し、私にもツッコミを入れてくれるようになって、自分も少しメンバーに近付けたかと嬉しく思ったものです。

また、最後、就活と被ってしまって大変だった時に踏んばってくれて、どうもありがとう。

from Reina HARA

最初はマルモって下の名前だと思ってました。そんで見た目だけではどういう人なのかさっぱり分かりませんでした。しかし話していくうちにとても優しい方と知って魅力的だと思いました。以前話しましたが「そもそもこうじゃないか?」などの鋭い視点は議論をもう一度立て直すきっかけになりました。進んでいるかのような議論を再度戻って正しい道にしてくれたと思っています。丸藻さんはとても素直な気持ちを持ちつつ、恐らく居るだけで場の雰囲気が良くなるんじゃないかと思います。印象深かったのは二人でスライドを作ってる時に無言で拍手して褒めてくれたことです。強いて言えば子どものことをガキって言うのは良くないと思います!!半年間ありがとう!

from Fumitaka SAGAWA

見た目とは裏腹に心優しい丸藻君は, 議論の中でたまにハッとさせられることを言うので, 考えさせられることが多くて, 話し合いで暴走した自分をいつ求めてくれていたのかなと, 今になって思います. 特にプロトタイプを作る工程では, 丸藻君の功績が大きかったなと思います. 半年間ありがとうございました.

from Rena TAJIMA

半年間一緒に頑張ってくれてありがとう。
ファンキーな見た目なのにシャイな丸藻くんは居るだけで面白かった。笑
チームが沈んだ雰囲気のときの何気ない一言、落ち込みがちだったチームの緩衝材・起爆剤になってたと思います。
最終発表にむけての追い込みの時期は、就活忙しかったのに合間を縫って動画の編集をしてくれて、ほんとに本当にありがとう!完成できたのは丸藻くんのおかげです。
まだまだ隠してる一面があると思うので、今後に期待してます。笑

Fumitaka SAGAWA

まずは半年間チームを支えてくれた, れなち, はらちゃん, まるもくん, 松崎さんに感謝を伝えたい.

自分がチームに出来た事なんて全然無かったけど, チームAlfortで活動出来て心の底から良かったと思うし,何より楽しかった. 本当にありがとう!!

そして, YKK APの久保さん, 井上さん, 米田さん.

最初から最後までチームAlfortをサポートしていただき, 誠にありがとうございます.

半年間の活動を振り返って, “最適”なプロトタイプを完成されられなかったことが, 素直に悔しい. 何度も何度も”もっと時間があれば…”と思ったことか. 初めの自分は, 遅刻が多かったり ミーティングをすっぽかしたり, 色々やらかしてきたが, 最初からもっとチームに貢献していたらなと今更すごく後悔している(俺はバカだ).

ただ, “最高”のプロダクトが出来たとも思っている(し, 他のメンバーもそれを誇ってほしい). 納得いかない部分は少なからず多いと思うが, テーマ及びニーズに対する自分たちなりの答えを, 自分たちなりの形にし, それが評価されたことが, 嬉しくも素晴らしいことだと感じている.

この授業を通して, 自分は, チームの良さと観察の大切さを学べて良かった. 自分が誰かを助け, 誰かが自分を助ける. この補完し合えることの美しさを改めて感じた.

自分以外の言葉・表情を見つめることで, 自分にはない感性・思考に触れる大切さを, EDPは教えてくれたと思う.

これからは, チームの仲間・チームの中の自分を大切にし, 常に見つめ耳を傾けるられる一人になりたいと思う.

メンバーからのメッセージ

from Shinsuke MATSUZAKI

佐川さんの冷静さと視点の多角さ、機構への造詣は、このチームの大黒柱でした。

佐川さんがいなければ、後半限られた時間の中でプロダクト製作を進めることはできなかったのではないかと思います。

YKK-APさんからも一目置かれた佐川さんの発言は、チームに足元を忘れさせない、また、方向感や冷静さを取戻させる優れたものでした。

個人的には、夜中のミーティング中に聞いた佐川さんのお母さんとの電話でのやりとりが忘れられません笑

発表資料に子どもの頃の写真を出したり、意外にお茶目で、接しやすかったです。

それと。オフィスからのミーティング参加になりがちだった私に、時間気遣ってくれて、どうもありがとう。

from Reina HARA

佐川さんこそマイペースな方だと思います。最初の頃は佐川さん自身が忙しくほとんど会話することもなかったですが、残りの一週間ぐらいでどんな人なのかやっと分かりました。お金を稼ぎたいというより人生楽しみたい!と語る佐川さんはカッケーです。そして私も割と同じ考えです。このプロジェクトももう少し楽しいものに出来たら良かったなと思いました。佐川さんはごちゃっとしたアイデアをちゃんと筋の通ったものに直してくれるのが本当に助かりました。正直、「それってどういうこと?」という言葉に救われた時と、ヒヤッとしたとき両方ありましたが佐川さんがいなかったらこのプロダクトも出来てないと思ってます。また、素直にすげぇ〜と褒めてくれるストレートさは佐川さんの良いところですね!半年間ありがとう!

from Haruki MARUMO

議論の際に理路整然としていてかつ深いところまで考察した話はいつも賢いなぁと感心させられていました。また実際にプロダクトを作るときにも佐川君の知識は必要不可欠で、いなければプロダクト作りがより困難になっていたと思います。あと音楽の知識も深く、ドラムができるなど、他の人の事はだいたいどんな人なのか分かったと思っていましたが佐川君は最初から最後まで一番ミステリアスで底が見えませんでした。半年間ありがとうございました!

from Rena TAJIMA

衛生開発が忙しい中、合間を縫って一緒にEDPを完走してくれてありがとう。

佐川くんが「自分が楽しいと思えることには熱い気持ちを持てる人」だと気づけたのは、EDPが終わってからでした。
正直、EDPの半年間は「超マイ・ペース」な佐川くんの振る舞いに翻弄されてました。笑
「佐川くんがもっとアツくなれる環境」を作り出せなかった私は勿体無いことをしてしまったなと振り返れば思います。

でもデザイン工房の作業は、佐川くんがいないと、と思ってしまうくらい、とってもとっても頼りになりました。チームメンバーみんなもそう思ってたんじゃないかな。私は東工大生なのに、モノづくりは全然頼りにならなくて。だから、佐川くんがいなかったら、引っ張ってくれなかったら、今のプロトタイプもできていなかったと思う。

半年間本当に本当にありがとう。

Rena TAJIMA

初回授業のチーム名決め。私がお昼に買って手元にあった [アルフォート] に(強引に)決め(てしまっ)たあの日から、team alfortでの活動が始まりました。

チームでの半年を振り返ると、漠然とした難しいテーマに取り組んで、出口の見えない問題に、終始もがき続けていたなあと思います。班員5人全員。

また、私自身の話をすると、自分が「東工大生」「工学系」であるのにもかかわらず、その「ものつくり」への期待に全く応えられないことがずっと悔しかった。自分の力不足を嫌というほど思い知りました。

この半年間「眼の前が真っ暗になった」瞬間が私は何度もありました。でも、その度に立ち上がって、なんとかみんなで同じ方向を向きたいと願い、もがいてもがいて最終発表までたどり着けた。このことはものすごく価値があると思うし、この5人で、諦めず最後努力できたことが嬉しいです。

思い返すと正直辛いことが大半だったけど、終わってしまえば「いい思い出」に昇華されるのかなとも思います。結果論ですが。笑

最後に。丸藻くん、原ちゃん、佐川くん、松崎さん。
半年間、私とteam alfortでいてくれて、ありがとう。

メンバーからのメッセージ

from Shinsuke MATSUZAKI

このチームは、名前もしかり、チーム田島といって差し支えないほど、田島さんに頼りきりでした。

明るく振舞い、周囲に声掛けしながらも、スケジュールの進行と的確な役割配分、加えてメンバーの誰よりもアイデア出しに努力していたことは、メンバの誰もが感じていることだと思います。最終発表もしかり、田島さんのプレゼン能力に何度救われたことか。とても素晴らしいリーダーだったと思っています。

期間中、私は田島さんのことをこんな振舞いに慣れている人なのかと、ずっと思っていました。最後の最後まで結構な負荷を掛けていたことを気付かずにいたこと、ごめんなさいね。

そして、最終発表では重役をしっかりとこなしてくれました。やっぱり、終わり良ければ、です。本当にお疲れさまでした。どうもありがとう。

from Reina HARA

初めて会った時、とても好印象でこの人がいたらチームは安泰だ〜と思いました。その第一印象通り田島さんはチームの太陽で、身も心もとても綺麗な人で、とっても真面目です。チームだけでなくこのプロジェクトが完遂するようにいつも働きかけてくれました。その一方で色々なことを抱え込んでいる田島さんに私は手を差し伸べることが出来ませんでした。言葉をかける勇気が出せなかったのをずっと後悔し続けるんだろうなと思っています。暗い話はさておき、いつも笑顔で「ありがとう〜」と言ってくれる田島さんが好きです(笑)アイデアマンで絵もサッと描いて伝えられる力尊敬します。半年間ありがとう!

from Haruki MARUMO

リーダーを作らないというのが授業の方針でしたが、いつしかそれは忘れられタスクの割り振り、次回のMTGまでに考えてくることなど全体の方針を決めてくれてました。初回の時に、「あ~こういう人有能でかつリーダーシップがある人が社長とか政治家になるんだろうな」と思ったのを覚えています。プレゼンから議論まで何でも出来る田島さんですが特に絵は原ちゃんの絵に負けず劣らず好きです。半年間ありがとうございました!
P.Sあの服本当に似合うと思います!

from Fumitaka SAGAWA

チームAlfortが完走できたのは, 紛れもなくれなちのおかげです. 途中までれなち一人におんぶにだっこになってしまったこと, 本当に申し訳なかったです… れなちのアイディアの引き出しの多さにはいつも感心していたし, 何度も助けられました. 半年間ありがとうございました! (途中まで気づけなくてごめんね)

Materials

発表スライド

使用したフリーイラスト素材:Loose Drawing

「ぱっとろーる」のポスター。原ちゃんが1日で仕上げてくれました。
「ぱっとろーる」のプロモーションビデオ。こちらも丸藻くんが1日で仕上げてくれました。

BGM
Song: Jarico — Island (Vlog No Copyright Music)
Music promoted by Vlog No Copyright Music.

以上、team alfortでした!

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