2020年度EDP「ZATSU-CLEAN」Team-bread

2020年度エンジニアリングデザインプロジェクト(EDP)に参加したTeam-breadです。本記事は以下の内容で構成されています。

  1. Pitch:最終プロダクト「ZATSU-CLEAN」についての紹介
  2. Making Process:半年間の活動記録と製作ウラ話
  3. Comment:メンバーの振り返りと他メンバーからのメッセージ
  4. Materials:製作したポスター・発表資料・PV

1. Pitch

私たちは,「大人がハマる洗濯家電についてデザインせよ」というテーマのもと,ZATSU-CLEANというプロダクトを製作しました。

まずはこちらの動画をご覧ください。

ここでアイディアの元になったユーザーインタビューを1つ紹介します。

洗濯をテーマにしたインタビューを行う中で、とある一人暮らしをしている20代の男子学生は、

「ズボンやアウターの下に着る服は洗濯せずに放置しちゃう」

「簡単に洗えない服は、キレイなものと一緒にしたくないと思いつつ同じ場所にしまっている」

と語ってくれました。

このように、肌着でも上着でもない中間着(ニット・パーカー・ジーンズなど)を二度着(洗濯せずにもう一度着る行為)するような場面、皆さんにも心当たりがあるのではないでしょうか?

この二度着・中間着という概念について、私たちはさらにインタビューを重ねて洞察を深めました。

二度着をする心理としては、「洗濯するほど汚れていない」「洗濯方法の指定が煩雑」「服が傷む」などといった、洗濯を回避したい気持ちが根本にあります。

一方で洗わなかった中間着は、椅子の背もたれのような本来服を置かないけどつい置きやすい場所、あるいは完全にキレイな服と同じ場所に、仕方なく置いている様子が伺えました。つまりは、洗濯しないことで生まれた行き場のない服を持て余してしまう、という実態がインタビューを通して明らかになりました。

中間着は毎回洗濯したくないけど、二度着するまでの置き場所がない……

こうしたニーズを解決するために生まれたのが、こちらのZATSU-CLEAN(ざっくりん)です。

ZATSU-CLEANのアピールポイントは大きく2つあります。

ひとつは、キレイになった(That’s clean!)と思える洗濯未満の処理をしてくれることです。

服をかけて起動すると、はじめに加湿ユニットが作動して服をほんのり湿らせます。その後ファンヒーターが温かい風を送り服を乾かします。

この「湿らして乾かす」処理が衣服を整えてくれます。これなら、例えばおしゃれ着のような洗いにくい服も手軽にキレイにすることができます。

もう一つのポイントは面倒くさくない(Zakkuri とした)使い心地にこだわったことです。

つい椅子の背もたれに服をかけてしまう、あの手軽さから着想を得て、同時にトップス・ボトムスを簡単にかけられる形状を実現しました。

UIは音声認識デバイスと連携しており、服をかけて「ざっくりんつけて」の一言を言えば、後は勝手にキレイにしてくれます。

ここで、是非ともZATSU-CLEANを使ってほしいユーザー例を紹介します。

一人目は「服をついつい椅子やその辺にかけちゃう人」です。ちゃんと保管すべきなんだろうけど面倒だな、と思ってしまうあなた。ざっくりんがあれば、椅子と同じくらいの気軽さで服をキレイに処理・保管してくれるので、服を雑に扱ってしまう・部屋が散らかってしまうことで後ろめたく思うことも無くなるでしょう。

二人目は「二度着服を綺麗なものと一緒にしまいたくない人」です。脱いですぐにしまわず適当な場所にハンガーで吊るしてワンクッション置いたり、洗濯済みのキレイなものと同じ場所に渋々しまっているあなた。洗濯機で洗えなくてもざっくりんがある程度キレイにしてくれれば、心置きなく洗濯済みのものと一緒にしまうことができるようになります。

こうした想定ユーザーに対して実際に製品紹介をして意見を聞いてみたところ、「かけやすそうな形状がいい」「是非とも使ってみたい」あるいは「洗濯機を買わずにコインランドリーとの併用でもいいかも」のような好意的な意見を頂きました。

その他にも、「雨の日やおしゃれ着専用などのモード機能があると嬉しい」「ズボンを差し込むスペースを広げるなど、もっとかけやすい形を目指して欲しい」などの意見を頂きました。是非ともこうした声を反映させて、さらなる使いやすさを追求していきたいと考えています。

2. Making Process

チーム結成初日のテーマ選び。私たちはPanasonicさんの「大人がハマる洗濯家電をデザインせよ」というテーマを選択しました。5人のメンバーのうち1人だけ「洗濯が好き」と言ってその熱い思いを語ってくれたことから、迷わずにこのテーマを選ぶことにしました。

ここだけの話、倍率が高かったとの噂も?

しかし、テーマを勝ち取ったはいいものの「大人がハマる洗濯家電」という全く未知の概念に私たちは悩まされました。「大人」とはどの年代のことを指すのだろうか、「ハマる」とはどういう状態のことなのか、そして洗濯機ではない「洗濯家電」とは一体何なのだろうか……。私たちの迷走する日々が始まりました。

最初は「洗濯機に入れても本当にきれいになってるのか確認していないんじゃないの?」という「洗濯機信仰」の脱却をコンセプトに、普段キレイにしたいものを様々な角度で分類・分析し、「信仰」を打ち破るターゲットを探すことから始めました。

キレイにしたいものマッピング。「見やすい!」と好評でした

こうしたプロセスを経て、水を使わないプロダクト、匂いに特化したプロダクト、お風呂場を洗濯場にする、いっそ洗濯をせずに服にコーティングする、などといった様々なアイディアが生まれました。しかし、思いついた解決策はどれもユーザには不評で、結局のところ行き詰まってしまいました。

「洗濯機信仰」そそるワードだが、それだけに手強かった・・・

また、コンセプトの迷走に呼応するように、この時期に製作したプロトタイプも迷走していました。

※一部表現を差し替えています

「レジ氷」は着脱の手間がかかるため、「レジ氷2」は空気を下から入れて上から空気を出す機構が難しく、「某妹の箱」は中の竿に服を掛ける構造がユーザに不評のため没になりました。

アイディアに行き詰まりを感じていたそんなある日、転機が訪れました。メンバーの一人が友人との雑談で「ちょっと着た服を、洗濯済みのキレイなものと一緒にしまうのは抵抗がある、そしてよく放置して、翌日着ている」と言っていたことをふと口にしました。それがEDP参加者、そしてチームメンバーの共感を呼んだため、「二度着」の名のもとにプロダクトを考える方針が定まりました。

コンセプトが固まってからは一日一枚感謝のプロダクトスケッチと称して「二度着」専用のプロダクトについて、様々な形のものを模索しました。結果、年末年始で20を超えるアイディアが生まれました。

祈りとは心の所作。感謝の想いが形を成す

機能面では「蒸気を当てると匂いが取れる」という説の検証のため、自宅にあるもので実験したり、昼食を温めた直後の電子レンジに服を投入しヒーターで温めるなどの実験を行いました。その結果、どの試行でも「ニオイがとれている!」という結論に至りました。

レンチンごはんでニオイをつけるの図

プロダクトに組み込む機能が固まってきた頃、たくさん描いたスケッチの中でもある2つの案がそれぞれ独自の進化を遂げていました。

メンバー間で製品イメージを共有する様子
「椅子の背もたれのようなかけ心地」に着目。ざっくりんβ版
ざっくりんの名前もほぼ同時期に決まりました

機能検証モデルとして作った「宝箱」、ファン部分の原型となる「おしゃれ灯篭」。これらの特徴が合わさったものとして、ZATSU-CLEANの最終版モデルが誕生しました。しかし、この時点で最終発表はわずか1週間後に迫っていました。

何度心が折れかけたことか・・・

そこからはモデルを実現するため、怒涛の速さでプロダクト作成を行いました。その中で私たちはいくつもの問題や壁にぶち当たってきました。複雑な形状を切り出すために不可欠なレーザ加工機が動かなかったり、木材という自然の物質の特徴である膨張に悩まされたり、ファンの羽数が合わなかったり、すだれを組み合わせてみたら思った以上にダサかったり、超重要な部品がなくなったりと、波乱だらけの一週間でした。

それでも私たちは最後まで妥協することなく、完成を信じて全力を尽くしました。

中に太~い配線が通っています
ざっくりんが立った!

そして最終発表の前日、門限である夜7時の直前。ついに最終プロダクトが完成しました!

ファンが回った時の感動は忘れられませんね・・・

今年度はコロナ禍による様々な制約がある中で、こうして共感を呼ぶコンセプトを見出し、デザイン・機能を両立させたプロダクトを限界まで追求できたことを大変嬉しく思っています。

それもEDPの講義を準備してくださったり、プロダクト製作に協力して頂いた沢山の人たちの力なくしては成し得ませんでした。この場を借りて、心より感謝を申し上げます。

発表会当日のブースにて。このあとめちゃくちゃ写真撮った

3. Comment

ここからは各メンバーの半年間を通しての感想と、他のチームメンバーからのメッセージを紹介します。

Sota Takagi

髙木聡太 東京工業大学 修士1年 環境・社会理工学院 融合理工学系

半年間、ありがとうございました。コロナの影響があったにもかかわらず、素晴らしいプロダクトを作ることが出来たと思っています。そして、このチームで活動出来て、本当に良かったと改めて感じています。

今だから言えることですが、最後の1週間は、プロダクトを完成できるのかどうかのプレッシャーもあり、毎日寝る前に、「朝にならないでくれ」と思っていました。それでも、最後まであきらめずコツコツ作製し、最終発表前日の19時にプロダクトが完成した時は感慨深かったです。インタビューやユーザーテストを受けてくれた皆様、先生方、企業のメンターの皆様、TAの皆様、そしてチームメンバーから、本当に多くの事を学んだ半年間でした。ありがとうございました。

— — Message — —

活動の節目節目で、何をすべきか、チームメンバーにアナウンスするとともに、チーム全体を上手く引率してくれたと思います。チーム運営が良い塩梅で進められたのは髙木さんのお陰だと思います。また、全体を通して機転を利かせる能力が素晴らしく、これまた優れた応用力により突発的に発生する問題に対しても抜群の解決力で解決していき、大変驚かされました。デザインモデルの作製では、レーザー加工機の使い方を短期間で習得し、何でも作れるようになるとともに様々な作業を手早く熟して大変頼もしかったです!ありがとう!(岡村)

高木さんは誰よりも多くの人にインタビューをしてくれて、私たちに多くの興味深いインタビュー内容を共有してくれました。また、誰も使い方のわからなかったレーザ加工機に挑み、地獄メモを量産し、ついにはレーザ加工機マスターとしてどんな材料も思いのままに切断加工してくれました。高木さんの奮闘がレーザ加工機を使う未来の後輩たちを何人も助けると思います。ありがとうございました。(濱田)

常に全体の成り行きを一番考えてくれた存在だったように思うし、そんな高木さんに甘えてしまった節もありました。特に残り2週間を切ったあたりは一番胃を痛めているポジションだったはず。でもそんな献身的な姿を見て「ガワが出来れば上出来でしょ」と楽観的だった自分も「何としてでも動くモデルを完成させてやる!」と奮起できました。製作インタビューその他諸々最後まで精力的にコミットしていて頭が上がらないです。お疲れ様でした!(三好)

高木さんは淡々と静かに重要な役割をこなす仕事人っていう印象でした(笑)レーザー加工機が使えなくて困っていたところを解決してしまったのは、格の違いを感じました!また、Zoom中に行き詰まって皆が黙り込んだ時に一番に喋り出したり、話を振ったりしてくれていたのも高木さんだったと思います。最後のほうは疲れが前面に出ていて心配になるくらい頑張ってくれて、本当にありがとうございました!最後に、毎回バイトが入っていてミーティングに参加できない私に録画を残してくれてありがとうございました!(西)

Toshihiko Okamura

岡村俊彦 日本精工株式会社 技術開発本部 新領域商品開発センター 技術開発第一部

素晴らしいインサイトを導出できたこと、大きな活動制約にも拘わらず、質の高い“動く”デザインモデルを創出できたこと、そして、チーム活動を通して全員が魂を熱く燃やして、一丸となって活動できたことを大変嬉しく思います。コロナ渦によって本当に大きな活動制約がある中、大きな達成感と充実感を感じる成果を残せたことに対して、チームメンバー全員に感謝を述べたいと思います。また、ご指導を賜りました教員の先生方や、私たちをサポートして下さったTA・事務局・メンター企業の皆様に心より感謝申し上げます。そして、休日にもかからず、EDPへの参加のために、寂しい思いをさせた2歳の娘や、そのフォローを全力でしてくれた妻にも最大限の感謝の気持ちを示したいと思います。

振り返ってみると、自身にとっても、これまでに経験のない試行錯誤の連続であったように思います。これまでの人生で年齢を強く意識する機会は、“結婚”のタイミングぐらいでチーム活動を通して年齢を強く意識することはありませんでした。今回、自身が最年長者であり、年齢差が10歳以上であることから、自身の存在がチームに悪影響を及ぼしていると実感したのは初めての経験でした。私のせいで自由な発言が難しい空気を醸し出してしまったり、私の何気ない発言がチームに悪い影響を及ぼしたことが度々あったように思います。従来であれば、御飯を一緒に食べることで養われるコミュニケーションが、コロナ渦によって、ここまで難度が上がるのかと感じるとともに、それに打ち勝ち、物落ちせずに話しかけてくれるようになったチームメンバーに感謝を述べたいと思います。

また、このチームの本当に凄かった点は、繰り返しになりますが、チーム活動を通して全員が魂を熱く燃やして、一丸となって活動できたことだと思います。終盤、デザインモデル作製に残された猶予は2週間しかありませんでした。そのような状況の中、何度か、「コロナ渦だから無理してデザインモデルを創らなくても良いのではないか?」と甘い誘いを掛けたことがありました。しかし、チームメンバーは、そのような誘いには誰一人乗らず、妥協することなく、全力を出し切る、無謀とも思えるデザインモデルの作製に飛び込みました。このような勇気の要ることは、中々できることではないと思います。また、作製過程は、初めての慣れない作業や様々なトラブルの連続で、計画通り進まないことばかりでした。しかし、そのような逆境の中でも、音を上げずに、各々のチームメンバーがプロジェクトを完遂するために自身に出来るとは“何か?”を真剣に考え、チームへの貢献のために最大限の努力を惜しみませんでした。その結果、当初の目標通り、“動く”デザインモデルの作製をやり遂げることができました。

これまで私が経験してきた中で、ここまで全員が一丸となれるプロジェクトは珍しく、理想的なチームが形成できたように思います。コロナ禍でも、それを言い訳にせず、最後まで理想を追求する熱い活動に携われたことに感謝するとともに、このようなチーム活動を自職場でも展開したいと思います。

— — Message — —

電子工作マスター・3Dプリンタマスターとしてざっくりんの機構の総監督をしてくれました。ものづくりスキルと行動力がずば抜けていて、岡村さんが色々なプロダクトを作ってきてくれるたびに、一体いつ寝ているのだろう…と思っていました。岡村さんなしではざっくりんは実現しなかったと思います。ありがとうございました。(濱田)

序盤からもの凄い量の話題提供でチームの推進力を生みだし、それでいてリーダー然とせずにメンバーの自由な発想を引き出してくれるスーパー社会人でした。そして何といっても最終プロダクトの設計が凄すぎた。やりたかったこと全部載せにしてくれて、でも超大作すぎて残り1週間ちょいを製作に使い切っちゃうのでは・・・?と不安で仕方なかったけど、そこでチームが岡村さんを信頼してうまいこと動けたからこそああして完成まで辿り着けたのだと思います。岡村さんがチームに与えてくれる途轍もないエネルギーを形にすることが出来て本当に良かった。マジ尊敬です。(三好)

回路や外装設計の大部分を担っていただき本当にありがとうございました。岡村さんが、機能モデルだけでなく、動くデザインモデルを作ろうと言ったとき、時間的にも、物品的にもものすごく不安だったのですが、そんな不安を払拭するかのように完成に近づくプロダクトを見て、「この人、、、凄すぎる」と毎日思っていました。社会人という忙しい立場にも関わらず、チームの活動に積極的に参加をしていただき本当にありがとうございました。(高木)

岡村さんの力なくして、この動くプロトタイプは絶対に出来なかったと思います。最後の一週間の追い込みは見事でした。私が「こうしたらかっこいいと思います!」とか出来るか出来ないかなんて考えないで、無鉄砲に出したアイディアをきちんと形に出来るのが本当にすごいとしか言えないです!ありがとうございました。そしてデザイン面に関して色々うるさく言ってすいませんでした!(笑)(西)

Masashi Miyoshi

三好将史 東京工業大学 修士1年 工学院 機械系

振り返ってみると、コンセプト創出・プロダクト製作・チーム活動のすべてにバランス良く取り組めたチームだったように思います。特に最後の一週間は怒涛の日々で、(人数制限に配慮しながら)みんなで工房に通い詰めて、あのデカブツをちゃんと動かせるとこまで持っていけたあの達成感たるや。時間も予算もギリギリまで使い切って、紛うことなき全力を最終プロダクトにぶつけられたことを誇りに思います。

チームとしては「めっちゃ仲良し!」というより、お互いをリスペクトし合える意味で理想の関係だったと思います。言うなれば「戦友」。だからこそ皆それぞれの持ち味を遺憾なく発揮できたんじゃないかな。少なくとも自分はのびのび出来たし、真面目ながらとても居心地の良いチームだなと常々感じていました。

個人としては、得意でもない絵を積極的に描いたり、ほぼ未経験で動画制作に挑戦したりできたのが一番の成長ポイントでした。チームメンバーに自分の脳内イメージを、ユーザーに製品の良さを、どうすれば今ある最低限の技術で効率よく的確に伝えられるか。そんなことを沢山考えさせられた実りのある経験になりました。

最後に、この大変なご時世の中でEDPの開講に尽力してくださった教員陣、TA、メンターの方々、製作に協力してくれたすべての皆様、そしてチームメンバーのみんなに心から感謝しています。半年間ありがとうございました!

— — Message — —

冷静沈着で優れた洞察力と論理的思考力の高さに大変驚かされました。素晴らしいインサイトの発掘には欠かすことのできない存在であり、その後の論理展開もしっかりと構成しており、よく勉強していると思いました。チーム課題の問題点を的確に指摘し、軌道修正すべき方向性を良く提案してくれたと思います。また、率先して動画やスライドの台本作成を行ってくれて、構成作家かと思うくらいの仕上がりに大変驚かされました!デザインモデルの作製では、目を輝かせて、まるで少年のように楽しく作業していてギャップ萌えでした!ありがとう!(岡村)

デザインプロセスでは毎回独創的なアイディアスケッチを描いてきてくれて、いつも見るのが楽しみでした。また、動画編集マスターとして、感動的なPVを作成してくれました。購入した有料動画編集アプリを使っていつかYOUTUBERになってくれることを期待しています。ありがとうございました。(濱田)

「二度着」というキーワードや、最終的なコンセプトに繋がる重要なインサイトをユーザーから導いてくれた、コンセプトの立役者だと思ってます。そして、めちゃくちゃ忙しい時期にもかかわらず、物凄いクオリティのPVを作ってくれて本当にありがとうございました。あのPVを見て、ウルっときてしまったのは自分だけではないはず、、、改めて、ありがとうございました。(高木)

三好さんはとにかくワードセンスが最高で言葉の密度が高いので、持ってくるアイディアも洗練されてるなと思っていました。武蔵美の友達とも「あの人はすごく良いことを端的に言えてすごいね」って噂してました(笑)今回のプロトタイプの元になったアイディアも元は三好さんがインタビューしたもので、途中行き詰まっていた私達を救ってくれました。ありがとうございました!(西)

Moe Hamada

濱田萌 東京工業大学 修士1年 工学院 機械系

去年の11月に「ここからどんなプロダクトができるのか全く想像がつかないね」と話したことや、プロトタイプ「宝箱」を見ながら「あともう一息な気がするんだけど…」とみんなで悩んだこと、そしてざっくりんの原型のモデルが生まれたときのパズルのピースが埋まった時のような興奮を昨日のことのように覚えています。チームメンバー一人一人が素晴らしいスキルを持っていてすごく良い刺激を受けたとともに、メンバーに囲まれながら作業をする時間がとても楽しかったです。半年間ありがとうございました。

— — Message — —

チームの雰囲気安定化に欠かせない存在であり、始終ムードメーカーだった。コロナ渦でコミュニケーションが希薄になりやすい状況下であるにも関わらず、Discordではコメントに対して素早いスタンプ対応をしたり、貴重な対面活動おいてもチームメンバー全員へ共感を大切にしていた。険悪な雰囲気が漂うことなくチーム活動を進められたのは濱田さんのお陰だと思います。そんな濱田さんだからこそ、チームで意見が割れたとき、意見を求められ、その一言で方向性が決まる場面が多かったように思います。デザインモデルの作製では、木工や電気配線など慣れない作業を率先して行ってくれて、大変頼もしかったです!ありがとう!(岡村)

なんとなくバランサー気質というか、手の薄いところに仕事を見つけて率先してこなしてくれる存在だったかなと思います。そういう動きってチーム活動においてもの凄く重要だし見習いたいなあと。あと反応の鬼(笑)Discordのスタンプをいの一番につけるアレ、些細なようでなかなか大事だなと途中で気づかされて自分も積極的に押すようになりました。版権ネタもキレててチームの良い雰囲気に間違いなく一役買っていたと思います。最後の発表もやりきって、マルチな活躍にとてもお世話になりました!(三好)

配線や、材料カット、研磨などあらゆる箇所を担い、チームを助けていただき、本当にありがとうございました。最後の1週間で、保護メガネとハンディタイプのグラインダーは、濱田さんのトレードマークになっていました。終電ギリギリまで研究室からオンラインミーティングに参加をしていた時は、心配になりましたが、いつも研究とEDPの両方をこなしていて本当に凄いと思っていました。半年間、本当にありがとうございました。(高木)

前のEDAから同じで唯一の女性だったのですごい話しやすかったです。しっかりしていて、毎回フィードバックのメモや次のミーティングの予定などをDiscordに書いてくれたり、Zoomミーティング中に絶対反応をくれたりと様々な面で気をつかえるお姉さんだなと思っていました。圧倒的に仕事の効率がいいので、とても頼りがいのある、信頼できる人でした。ありがとうございました!(西)

Natsumi Nishi

西奈津美 武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科 IDコース3年

長いようで短い半年間でした。それはコロナ禍で出来ることが限られていて、途中までは班のメンバーともあまり直接会う機会が少なく画面越しでの会議が多かったのが一番の理由かなと思います。そんな中でも試行錯誤を重ねて、最終的にたどり着いたソリューションにはとても満足しています。

また学ぶことも非常に多かったです。普段とは全く異なるプロセスで、全く異なる思想を持つメンバーと行うグループワークは新鮮だったし、それだけでもEDPに参加した価値があったなと強く思います。そして何より実装モデルが動くということ!本当にすごいなと思いました。プロダクトの形状などが決まったのが最終発表の一週間前だったので、正直動くプロトタイプなんて間に合いっこないと思っていましたが、それを実現してしまう効率のよさとまとめ上げる力は圧巻でした。私は今までプロトタイプを作る際には、動くか動かないかは後回しにしたデザインモデルを作っていたので、実際にファンが回ったり、音声認識でスイッチが入ったりする今回の最終プロトタイプには感動しました。モデルが動くということにこんなにも価値があるのだということも勉強になりました。

メンバー誰一人欠けてもこのソリューションには辿り着かなかったと思うくらい、バランスと取れたチームだったと個人的には思います。分担しすぎて、メンバーとそこまで仲良くなれなかったのが唯一の心残りです(笑)半年間ありがとうございました!

— — Message — —

理系集団は、どうしても機能を前面に押し出したダサいプロトタイプを作製しがちですが、西さんのお陰でオシャレなデザインモデルを作製できたと感じています。まず最初に、プロトタイプを設置する空間をイメージして、そこからデザインを検討した方が良いという指摘は大変感銘を受けました。その後に続く、感謝のプロダクトスケッチでも、チームメンバーへの影響力は大きかったと思います。最年少で発言に勇気が必要だったと思いますが、臆することなく発言してくれたことに感謝するとともに大変勉強になりました。また、自己の持ち味を活かしたポスター製作やレンダリング、アイコン作成は、まるで魔法を見ているように次から次へと作成されていく様はただただ驚嘆でした!ありがとう!(岡村)

西さんのアイディアスケッチはいつも私たちに新しい発見を与えてくれました。四角柱型のプロダクトスケッチを量産していた私たち東工大生に円柱型や流線形という新しい概念を提供してくれたのは記憶に新しいです。また、デザインマスターかつレンダリングマスターとして、おしゃれなポスターを作成してくれたりかわいいイラストを描いてくれました。ありがとうございました。(濱田)

東工大生がごちゃごちゃ考えていることを美大生の視点でバッサリ斬る、という多分EDPの理想みたいなムーブを幾度となく見せてくれて、西さんが喋る時は毎回どんな意見が出てくるかワクワクしている自分がいました。議論がフワフワしているタイミングで写真を集めて製品イメージを共有する手法を教えてくれたり、文字ばかりのスライドにお手製イラストをそっと添えてくれたりと、今足りないものに的確なフォローを入れてくれるところは実にイケメン。スライド作る時に貸してくれた本も買っちゃったし、その他諸々自分に無いものを勉強させてもらってばかりでした、感謝です!(三好)

デザインに関する多くの役割を担っていただき、ありがとうございました。他のメンバーが考え、話していたプロダクトや機能のデザインを短時間で図に落とし込み、全員のイメージのすり合わせをしてくれたこと、そして、プロダクトのレンダリングやポスター作成の際、チームの考えを積極的に取り入れようとしてくれたこと、本当に感謝しています。西さんから、多くの事を学ぶことができました。ありがとうございました。(高木)

4. Materials

Poster

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