2022年度EDP「センステップ」Team-8 雑食スマイル

プロダクト紹介

こんにちは。Team8 雑食スマイルです!

私たちは さくらインターネット株式会社様とともに、「体力と認知機能に不安を感じる高齢者のための快適なデジタル・エイド購買体験をデザインせよ」というテーマに半年間取り組んできました。

その成果として背後の人に素早く気づき、1人でも安心・快適な買い物ができる「センステップ」を提案します。

目次

  1. プロダクト紹介(プロダクトムービー)
  2. デザインプロセス
  3. メンバーによる振り返りとメッセージ
  4. スライド
  5. ポスター

まずはプロダクトムービーをご覧ください。

PRODUCT PITCH

センステップはスーパーで買い物をする際、

周囲の変化に気がつきづらくなった高齢者向けの、

購買行動サポートのための製品です。

センステップには、後ろから人が近づいていることを振動で伝える機能があります

そして周りからの声掛けとは違い、センステップを使えば、高齢者が自分自身で危険を察知し対応することができます。

このようにして、後ろから人が近づくと、センステップが振動し、足に振動が伝わります。

では、私たちがなぜこのプロダクトを作ったのか。その背景から説明していきます。

私たちは、高齢者の買い物の観察や買い物への同行、また、普段から高齢者と接する機会の多い、大田区の包括支援センター職員さんへのインタビューによって、高齢者が普段の買い物の際、後ろから人にぶつかられることに恐怖を感じていることがわかりました。しかし、高齢者が自分自身で後ろの人の存在に気付くことは難しいようでした。

また包括支援センター職員さんの話によれば、高齢者が背後の人に気付けないことは問題である一方で、ただ後ろの人の存在を知らせるだけでは、高齢者に危険が及んでしまうということでした。

なぜなら、例えば、高齢者が後ろからの声掛けに反応して、焦って後ろを振り向くと、バランスを崩して転倒する可能性があるからです。

これを元に、私たちは次のようなユニークインサイトを立てました。

スーパーで買い物をしている高齢者は

通路で後ろから人にぶつかられてしまうことがある

なぜなら、耳が聞こえにくく目も見づらいため、後ろの人に気づきにくいからだ

とはいえ、後ろを確認するために振り向けば、バランスを崩して転倒し、大きな怪我をしてしまうかもしれない

つまりこれは、前を向いたまま後ろを確認できればよいのではないか

私たちは、このユニークインサイトを出発点に、次の三つのデザイン原則

・Feed backを感覚的に

・デジタルを溶け込ませる

・自発的な行動を促す

に沿ってアイデアを発案していきました。

センステップについて

そこから生まれたソリューションがセンステップになります。

センステップは靴の踵に装着するプロダクトです。

外側は革でできており、中に機械が入っています。

この機械には人感センサと距離センサ、振動モータが搭載されており、後ろに人がいることを人感センサで検知したあと、その距離に応じて振動モータが作動し、足に振動を伝えることによって、後ろの人の存在を使用者に伝えます。これを使うことによって、前を向いたままでも、後ろの人の存在に気付くことができます。

また、革製のスタイリッシュなデザインとなっていて、どんな靴にも馴染むように作られているため、高齢者がスーパーで、靴にセンステップを付けていても、目立つことはありません。

ユーザーストーリーを説明します。

日常的に1人でスーパーで買い物をするおばあちゃんは、身体機能が衰え、視野も狭くなっています。

そのため。スーパーの通路で背後の人に気づくことができず、後ろの人の道を塞いでしまいます。また、その際に、突然声をかけられて驚いたり、ときにはぶつかられたりすることもあります。

そこで、センステップを購入してみました。そしてセンステップを靴に装着し、スーパーに買い物に出掛けてみました。

そうすると、買い物中、センステップが振動することによって、おばあちゃんは、後ろから人が近づいていることが分かりました。おばあちゃんは、落ち着いてその場に立ち止まり、後ろの人に道を譲ることができました。

私たちはセンステップのプロトタイプを作成し、ユーザーテストを実施した結果、以下のような意見が得られました。

機能面では、実際にスーパーで買い物中に、後ろから人にぶつかられたことがあるから、ぜひ使いたいという声をいただきました。

デザイン面では、見た目は靴に馴染んでいて違和感はなく、また着け心地も良く、歩きにくさもないという声をいただきました。

フューチャーワークとしては、レジで並んでいる時など、常にセンステップが振動してしまっていては困るため、スイッチのオン・オフ機能を高齢者が簡単に切り替えられるように実装することや、振動の強さの調整が挙げられます。

足元から安心を、視線も気持ちも前向きに。

センステップを使って安心・快適にお買い物してみませんか?

デザインプロセス

ここからは私たちの辿ったプロセスについてお話ししていきます。

Empathize

私たちがインタビューを始めたばかりのときは、そもそも高齢者が私たちが問題だと思っていることでも問題と認識していないことや、その一方で「若者の邪魔にはなりたくない」という自立心がある方が多くいると感じました。そこで私たちはインタビューの数を増やし、密度を上げることでこれらの課題の解決を試みました。具体的には、区役所へ訪問し高齢者のコミュニティを紹介していただいたり、スーパーの前で街頭インタビューを行いました。

Define

高齢者の方でデジタルに苦手意識を持っている方は多くいらっしゃいます。その中で抵抗感なくデジタル要素を溶け込ませることに難しさを感じました。その解決策として「タッチパネルではなく物理的なボタンにすること」や「操作を少なくする」などの工夫を行いました。中央の写真は実際にスーパーで高齢者体験キットを使ったときのものです。インタビューだけではなく、自ら体験することで高齢者への理解を深めました。

Ideate

左から2番目の写真はセンステップの一番初めのプロトタイプです。この案ではシルバーカーにセンサーを付ける予定でした。しかし、実際に制作してみると本人自身にも反応してしまうことが分かりました。そこで次のプロトタイプでは腰に巻き付けるタイプを制作しました。しかしこれをユーザーに見せたところ、「こんなに大きい物は持ち運べない」「冬に厚着をしていたら振動に気がつかない」などの意見をいただき、さらに改良することになりました。

Prototype

シルバーカーに取り付ける→腰につける→足につける、と3度もセンサーの取り付け位置が変更になり、さらに足に取り付けるために小型化を行ったりと設計変更を数多く行いました。

「ユーザーの方に長く、楽しく使ってもらいたい」そういった思いから革で制作しました。また革を使うために、扱い方を一から学びました。そして靴になじむデザインを求めて試行錯誤を繰り返しました。結果、ユーザーの方から「革で作られていておしゃれだから使いたくなる」という言葉をいただきました。

Test

ユーザーテストは原則として対面で行いました。文章や画面越しでプロトタイプを見せるよりも、多くのことが分かりました。例えば「振動する位置が皮膚から離れていると高齢者は気がつきづらい」や「高齢者はスニーカーを履くことがあるから、明るい革の製品も必要」などです。
以上が私たちのデザインプロセスになります。

メンバーによる振り返りとメッセージ

手塚 太地(Tezuka Daichi)

東京工業大学 融合理工学系 ESDコース 修士一年

EDPを振り返ると言っても本当に色々あったので全部を振り返ると少々冊子ぐらいなら出せそうですが、一旦、一言でまとめてみると、「戻る練習」だったのかなと感じました.デザインを学んでまだ一年も経っていないペーペーの分際で、デザインを語り、振り返るのが少し恥ずかしいですが、EDPで提示されていたデザインプロセスの5段階として、「共感、定義、アイディエーション、プロトタイプ、テスト」がありましたが、一見すると、一方向のように思えるプロセスは思ったよりも険しく、最終系に行き着くまでに線形的な道筋は辿りえないだろうなと感じました.よくデザイン界隈で耳にする ”ダブルダイヤモンド (◇◇) ” と呼ばれるプロセスのモデルがあり、理解したつもりになっていましたが、実際に経験して、そのダイヤモンドの線は、らせんのようになっていたと感じていて(下図)、その道中で何回も行ったり来たりしてらせんのように上下に進んでいるといった理解がしっくりきました。

このように戻ることはつまり、対象を探索することや、課題に対する解空間を広げること、つまりは進むことにつながっていて、デザインがデザインである根本的な部分のように感じました。なにかにインスパイアされて、突発的に思いつく解とは違って、課題の対象に対して深い理解、共感があることで、応用の幅が広がっているなと実感しました。そういう文脈で、このEDPは「戻る練習」であったのかなと考えています。戻る=進む

各メンバーへのメッセージ
ケンカにならないように五十音順で、
飯岡へ
普段、GWしてて話すことが多すぎて困りました。飯岡と話すことを通して、時間が進んでいると実感しました。そのおかげで進めないといけないGWでは、ある程度、距離を保つことも必要なのかもしれないと思うようにもなりました。ただ、EDPにおける学びを深められたのはかなり飯岡との対話が大きかったなと感じていて、課題のリフレクションは正直やる必要がないほど、普段からリフレクションしていたように思います。いや、しすぎていたのかもしてません。ここに関してはどの班よりも深められているかなと。(だから、飯岡は先生と呼ばれているのか?) また、こちらが思うに、飯岡自身とにかく疑問を抱くタイプで、その姿勢はとてもいいことだと思っています。終盤にはPOVで使う「とはいえ」が口癖になってきて、少々鬱陶しかったです。人の意見もよく受け入れる割には自分の意見ももっているので、真にオープンな人だと思っています。まぁお互い大変だった部分はかなりあると思いますが、とりあえずやりきれてよかったね。とはいえ、今回のEDPの班での振り返りはまだ足りていないので、また近々GWやりましょう。次はストップウォッチを片手に、測りながらね

寺田へ
言いたいことをビシバシと言うイメージがすっかり定着した寺田ですが、こちらとしても、寺田が言いたいことを言える環境を作れていたとしたらよかったなと思っています。もうすでにブラック耐性がついているので、できれば、ワークライフバランス(笑)を気にしてほしいですが、そんなことを気にしない、気にすることができない性格なのが透けて見えるので、いまから将来が心配です。とはいえ、人に頼ること、役割を与えることもするようで、最低限の自分の福祉は守られているようでしたね。バシバシ言うからには、と思っているのかは定かではないですが、寺田が一番頑張っていたと思っていたので、その背中を追いかけるように自分を鼓舞できました。いつMiroやDiscordを開いても寺田がいて、自分の中でいつ寝てるんだろうと疑問に思うことも、、もしかしたら、ずっとPCつけて寝てるだけかもしれない。あと、ビシバシ言う割には、愛されキャラでもあり、口は悪いが憎めない、妹のような感じでもあったような。まぁ、とにかく向上心があって、色んなことを知りたい、経験したいと思えるのは尊敬できるし、ガッツもあるので、そこに知恵が付随してくると、誰にも止められないアンストッパブルデザイナーにでもなるのではないでしょうか。
最後にあだ名をつけるとしたら、「ビシッとバシッと」とかどうでしょうか?気に入ったよね?

toひろし
いつも遅刻してくるけど、いいでしょう。認めましょう、笑いのセンスは。中村は困難な状況(ex. 寺田に詰められる)でも、ユーモアでその被害を軽減できる力があると思っています。言葉に関して、というよりは、論理的な思考がかなり得意なようで、矛盾やズレのようなものに誰よりも敏感に、立ち止まることが上手いなと感じています。整理するのが上手いのかな?部屋もキレイなのであれば、当たっていると思います。あと、思いつくアイデアも結構面白い、というか、そこにユーモアの力が加算されているような感じで、今後はユーモアに全振りして、逆立ちしながら渋谷を歩いて、パフォーマンス料をもらうとか、そういうのが向いてるんじゃないかなー。知らんけど。

to 山口
山口を一言で表すならもちろん、「新幹線」だと思います。まず、仕事が早い。理由としては、あまり乗客が利用しない小さな駅は飛ばして、主要な駅に止まることが得意だからだと感じています。つまり、大事な部分を抜き出して、そのポイントを抑える得意だと。なので、スライドや企画書など、とりあえずのたたき台をつくる能力、プロトタイピング能力が非常に高いのではないでしょうか。そういう意味では、早く失敗できるので、トライアル&エラーで、どこまでも突っ走る新幹線、いや、ゆくゆくはリニアモーターカーを目指して欲しいですね。思うに、その速さの原動力は早く帰らないと、かわいい性格を保てなくなるとかそういった感じだと思ってます。そんなわけで、山口からは時には駅を飛ばして先の駅を目指すビジョン力と、とりあえずやってみよう精神を学ばせてもらいました。山口はまさにチームで活きる人だと思っています。あと、寺田の毒を中和できたのはおれたち、和ませ組がいたからだよね。お互いお疲れ様

寺田 友香 (Terada Tomoka)

武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科 三年

EDPは終わったけど、センステップはまだ終わってません。ものを生み出してしまったからには、インタビューに協力してくれた方々が、センステップを使って笑顔に買い物をしているところを見るまで終わった気がしません。まだもうちょっと頑張りたいので、時間があるときに誰か一緒に続きやってください。

(チームの活動で良かった点あげだしたら、きっと止まらないけど)プロダクト名やキャッチコピーをコンペ形式で決めたり、アイデア出しが行き詰まった時は、時間内に一番多くアイデアを出したら勝ち、というゲームにしたり、、そういう活動意欲が上がる工夫ができていたことが良かったし、とても楽しかったです。私の突拍子もない?(スーパーで高齢者体験やろうとか?)意見も聞いてくれてありがとうございます。いろんなことに挑戦できた4ヶ月半でした。

今までの人生の4ヶ月半の中で最も学びが多かったです。ありがとうございました。

to手塚さん

まず、手塚さんが、レザーで作るといいんじゃないと言ってくれたおかげで、自分のスキルが尊重され、活かされていると感じるプロダクト制作ができました。本当にありがとうございました。

手塚さんは、3人分(東工大ぽいこと、アート、おもしろ)担当していたので、手塚さんがいなかったら、センステップはできてなかったと思うし、チームで一番EDPに頭使っていたと思います。EDPの小冊子作って、私にください。

あとTeam8が発言しやすい雰囲気だったのは、一番頑張っている手塚さんが、怖くないからだと思います。いつもみんなの意見を拾って、自分なりの意見で答えてくれるのが印象的でした。

手塚さんが色々とすごいので、私も負けないようにと頑張れました。Team8にいてくれて本当に本当にありがとうございました。

to飯岡さん

飯岡さんはワークを進めていくにつれ、壁うちのプロなんだということが分かりました。とはいえ、主体性がとてもあり、いつもデザイン工房に来てくれるので、作業がしやすかったです。つまり、チームに1人飯岡さんがいたら、議論がいい感じに進むんじゃないでしょうか。

(POV好きな飯岡のためにPOV風にしようと思ったけど、ねじれがなくてごめんなさい)

toひろしさん

いるだけで面白い。

おばあちゃん相手の会話がうまい。

アポ取りしてくれる。

論理的な思考が上手い。でも、頭が硬いわけではなくて、ユーモアのあるアイデアや発言をしてくれる。

場をなごませる。

to山口さん

物事の優先順位をつけるのが得意で、仕事がとてつもなく早いことを、本当に尊敬しています。

いつも穏やかな雰囲気で、話しやすかったです!ありがとうございました!

飯岡 之陽 (Iioka Yukiharu)

東京工業大学 建築学系 ESDコース 修士一年

この4ヶ月半を振り返ってみて、大変なことも多かったけど、充実した日々だったと感じています。そして、ここまでやって来れたのは、すぐに相談できる雑食スマイルのメンバーがいたからだと思います。

今思うと、疑問を班で共有して話し合う前に、疑問になる前の違和感を一緒に探すところから班員と話し合っていたように感じます。これができたのは話を最後まで真剣に聞いてくれる信頼があったからです。

EDP中に他のチームの人から自分は「壁うち役」に適していると言われたことがありました。自分自身その自覚は無かったのですが、EDPについて話すことは楽しいので、それで少しでも役に立てたならとても嬉しく思います。ありがとうございました。

手塚くん

どんなことでも聞いてくれるし、自分が考えてもいなかったことを教えてくれるから、すごく頼りになったし、勉強になりました。いつもチームを引っ張ってくれていて、チームのためにできることを常に探している印象があります。これからも、EDPのこととか、デザインのこととか、たくさん話したいです。ありがとうございました。

寺田さん

ものすごい努力家で、はっきり意見をいってくれたおかげで議論が活発になったと思う。はじめにスーパーまでの同行調査をしようと言ってくれたのも、高齢者体験キットを使いたいと言ってくれたのも寺田さんだったはず。雑食スマイルの転換点には寺田さんの発言があったと思う。ありがとうございました。

中村くん

いつも遅刻してくるけど、グループワークの時は意見をしっかり言ってくれる印象がある。「高齢者は後ろの人に気が付かないことがある」という課題をインタビューから見つけ出したのも中村くんだった。あと高齢者へのインタビューが上手いと思った。ありがとうございました。

山口さん

仕事ができる人って感じの印象で、スライドを読みやすい文章に直してくれて助かりました。中間発表後に2つのプロダクトで悩んでいるときに「真剣にプロトタイプに向き合っていないから決められないんだと思う」と言ってくれたことが印象に残ってます。ありがとうございました。

山口真央(Yamaguchi Mao)

東京工業大学 融合理工学系 ESDコース 修士一年

振り返ってみると、4ヶ月半は長いようでとても短かったように感じます。 前半は2週に一回まわってくる発表の準備に追われ、すぐに中間発表、そして後半は最終発表の準備が始まり…常に締切に追われている、目まぐるしい4ヶ月半でした。 話し合いや作業の時は真剣に、でも会話や笑いの絶えないこのチームで本当に良かったなと思います。いつも面白かったです。 みなさんお疲れ様でした!そしてありがとう!

飯岡くんへ
いつも私たちを引っ張ってくれてありがとう!チームの会話の中心にはいつも飯岡くんがいて、飯岡くんがいないと始まらないみたいなとこがありました。知らぬ間にアポをとってせっせとインタビューや調査をしにいく自主性と行動力には毎回びっくりしてました。一番時間と労力をかけてくれたのは飯岡くんだと思ってます。飯岡くんはいつも仏のような笑顔だったので、笑顔じゃない飯岡くんをみると心がざわざわするようになりました。これからもできれば毎日笑って過ごしてください。今までありがとう!

手塚くんへ
特に技術面は頼りっぱなしでしたが、それ以外にもデザイン的な(美術的な)部分でもすごく貢献していたメンバーだったんじゃないかと思います。二刀流でした。手塚くんは全部のアイデアや考えだとか、誰かがボソッと言ったことも全部拾ってくれて何かしらコメントして話を広げてくれるので、有り難かったです。いつもチームの話題の中心にいて、盛り上げてくれて、話しててずっと楽しかったです。声がすごく大きいのと、演技がうまく顔芸もすごいので、将来は俳優になったらいいと思いました。今までありがとう!

寺田さんへ
まじの職人でした。ガッツがあってこだわりの強いところが、チーム全体のクオリティをものすごく底上げしてくれました。いつもデザイン工房に来てくれて夜遅くまで作業してくれていたこと、本当に感謝しかありません。自分にはすごく厳しいのに、人には意外に甘く、他のメンバーのやることに対して「いいですね〜」とよく肯定してくれていたことも、もちろんダメな場合には厳しく一喝かましてくれるところも、メリハリがあってすごく好きでした。たびたび毒を吐くところも、私は大好きでした!むしろ厳しいつっこみ欲しさにダル絡みしてしまうこともあったと思います。すいませんでした。今までありがとう!

ひろし
最初から最後までひろしでした。いるだけで面白かったです。スーパーでの動画撮影や区役所の訪問など、難易度の高いアポをいつもとってきてくれて、頼もしかったです。なんとなく流れで議論が進んでいきそうになった時に、「ここなんか違うんじゃない?」と良い意味で空気を読むことなく発言してくれたことが大きく影響することがたびたびあって、ひろしは意外とチームのキーパーソンだったんじゃないかなと思います。みんなシェアできるお菓子を持ち寄る中で、延々菓子パンを持ち込み1人で食べていましたね。申し訳程度に「食べる?」と聞いてくるのは腹立たしかったけれど、面白かったです。今までありがとう!

中村 裕史(Nakamura Hiroshi)

東京工業大学 融合理工学系 ESDコース 修士一年

EDP、お疲れ様でした。半年間、一緒に活動してくれてありがとう。皆のおかげで、楽しく最後まで活動することができました。モノづくりの経験がない自分がEDPに参加して、何かできることはあるのだろうかと、模索し続けた半年間でした。最初は不安と期待が入り混じった気持ちだったけれど、今は最後までやり切って良かったと胸を張って言えます。それぞれが異なる想いを抱いてEDPに臨む中で、誰も最後まで気持ちを切らすことなく、また途中でチームが分裂することもなく、センステップを作り上げられたことが何より嬉しいです。5人全員がお互いのことを思って活動し続けたからこそ、達成できたことだと思います。本当にありがとう。

各メンバーへのメッセージ
ケンカにならないように背の順で

寺田さんへ

寺田さんは、家族で表すなら妹のような存在だった。圧倒的なこだわりと情熱を併せ持つ、雑食スマイルの妹。寺田さんは、まさにチーム唯一の美大生らしく、自分のこだわりとデザインへの情熱をしっかりと持っていて、チーム活動のあらゆる場面において、それを全面に押し出してくれた。センステップを完成させたのは、寺田さんのスキルとこだわりと情熱によるところが大きかったと思う。寺田さんのEDPに懸ける熱い想いは、普段の活動の様々なところに漏れ出していて、それを感じた僕は、とても感化されていました。姿勢とスキルの両方で雑食スマイルの原動力となってくれていたと思います。寺田さん、半年間、本当にありがとう。

山口さんへ

山口さんは、家族で表すならお姉ちゃんのような存在だった。圧倒的な決断力と瞬発力を併せ持つ、雑食スマイルのお姉ちゃん。山口さんは、お父さんとお母さんがぐだぐだして、チームの活動が止まってしまっているときに、前に進むキッカケを与えてくれることが多かった。EDPには、正解が見えない中で、決断をして、次のステップに進まないといけない場面が数多くあって、そんなときに雑食スマイルには、山口さんの決断力と瞬発力が必要だった。また、そういう場面では大抵、重要な決断を迫られていて、山口さんはそんなときでも、冷静に正しい判断を下してくれていたと思う。山口さん、半年間、本当にありがとう。

手塚へ

手塚は、家族で表すならお父さんのような存在だった。圧倒的な存在感と信頼のある、雑食スマイルのお父さん。手塚は、自らリーダーに名乗り出るようなタイプではないんだけれど、チーム活動での言動に筋が通っていて納得感があり、それでいて全員と積極的にコミュニケーションを図ろうとするから、自然とメンバー全員が手塚を信頼して、手塚に付いて行こうとする雰囲気が出来ていったように思う。手塚の存在感が大きすぎるあまり、手塚が不在でチーム活動が停滞したり、電子工作では手塚のことを頼りにしすぎて、任せっきりになってしまったりもしたくらいにね。それから手塚は、誰もがやり出さないことを、自ら進んで最初にやってくれる一面もあった。常に、周りよりも一歩先を見据えられているからだと思う。圧倒的な存在感と人望で、雑食スマイルをゴールまで導いてくれたのは間違いなく手塚です。手塚、半年間、本当にありがとう。

飯岡へ

飯岡は、家族で表すならお母さんのような存在だった。圧倒的な当事者意識を持つ、雑食スマイルのお母さん。飯岡は、メンバー全員にとって、最も近しい距離にいる存在、全員の中心に位置する存在であったように思う。メンバー全員、飯岡のサポートがあったからこそ、それぞれの役割を遂行することができたんじゃないかな。僕のことも、沢山支えてくれて、ありがとう。また、飯岡は圧倒的な当事者意識を持って、雑食スマイルのあらゆる活動に顔を出してくれた。全ての活動に参加して、チームの現在の立ち位置を正しく理解している飯岡がいたからこそ、雑食スマイルは地に足を付けて、着実に活動を進めることができたのではないだろうか。また、誰でもできるし、誰がやってもいいけど、誰かがやらなければいけないこと、を率先してやってくれたのも飯岡だった。雑食スマイルの表のリーダーが手塚なら、裏のリーダーは飯岡かな。飯岡の圧倒的な当事者意識がなければ、雑食スマイルは成立していなかったと思う。飯岡、半年間、本当にありがとう。

スライド

ポスター

最終発表祭の様子

ブース全体
展示風景

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