デザイン思考の授業で使われたアイスブレイク集

「東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクト」では、授業の最初に必ずアイスブレイクを5分程度行っています。チームができたばかりの時はもちろんですが、チーム内で気心が知れた後でも十分にその役割があると感じます。

  • 場がなごむ
  • チームメンバーの意外な側面を知る
  • これからやろうというスイッチが入る

今回は、授業で実施したアイスブレイクをまとめてみました。

即興でビジネスプランを考案

ルール

  • 好きなこと/得意なことを各自 3つ挙げる
  • チームでこれらを組み合わせて新しいビジネスを3つ考える
  • その中で一番おもしろいビジネスについて、足りない人材/事業内容/会社名を決める
  • 各チームで発表

ねらい

  • インサイトが他人事だとしょうもないものが出来るので、みんな得意なものを共有して作ってみる

自チームの成果

得意なこと/好きなことを組み合わせて考えた新しいビジネス

  • コーヒーをいれる+家具を作る+工作機械を使う
  • 加圧しながらテニスをする
  • 散歩しながら{料理を作る, ピアノをする, 絵を描く}
  • ゴルフを早い時間で実行する

足りない人材/事業内容/会社名

  • 足りない人材: バリスタ, ビジネスガイ
  • 事業内容: コーヒーをいれる家具を作る
  • 会社名: コーヒーメーカーメーカー

他チームの案

  • 映画館でtwitter
  • 温泉地でフェスなどをする
  • 水中で歌を歌えるサービス
  • 野宿をしながら健康的に痩せる, サバイバルしながら健康的に太れる
  • drinking beer and reading books
  • プールがあるクラブ(泳ぎながら音楽)
  • CGの女の子と喋れるキャバクラ

感想

  • 意外に即興で楽しいサービス案が出来ます。オススメです!

グループで20まで数える

ルール

  • グループの誰かが「1」と言えば、誰かが「2」といい、誰かが「3」と続け「20」まで 続けていく
  • 複数の人が同時に言ったらアウト。もう一度「1」から始める
  • あらかじめ順番を決めてはだめ
  • 「20」まで行ったら全員で手を上げる

ねらい

  • 言葉以外のことを感じる必要性がある。ユーザーインタビューにも大事。

感想

  • かなり難しく、結局出来ませんでした。コミュニケーション必須となり場もなごみます。

描けそうで描けないものを描く

ルール

  • お題を出されたら付箋に1枚/1分で描く

お題

  • ドラミちゃん
  • 自転車
  • ヴァイオリン

ねらい

  • 知らなくても生きていけるものでも拾っていく力を身につける。(メモを見返しても何のこっちゃかワカランけど雰囲気で察して下さい…)
描けそうで描けない選手権。迷作が結構出来て場がなごみます。美大の人でも構造を理解していないものは描けないということを知り意外でした。

人間知恵の輪

ルール

  • 複数人のチームに分かれる
  • チームで輪になり適当に手をつなぐ
  • チームがただの輪になるように解きほぐしていく
  • となりの人と手をつながない

多分、見ないと分からないので youtubeの動画 を参考に

最も高価な食事体験

ルール

  • 30秒で最近体験したもっとも高価な食事を記載する
  • 班でもっとも「エキゾチック」な食事を発表

付箋で福笑い

ルール

  • ポストイットでパーツを作ってホワイトボードに貼っていく
  • 各メンバーで「先生」の顔パーツをつくる
  • 代表が目隠しして福笑いに挑みましょう
  • まわりはガイドしてあげてね!
  • できた顔をグループのSlackにUpload

気持ちを叫ぶ

ルール

  • 立つ
  • 気持ちを叫ぶ
  • 叫んだら他の人を指差す
  • 全員が呼ばれるまでやる

あなたの変身ポーズを見せて

ルール

感想

  • 何か、これは、はずかしかった

1分体内時計

ルール

  • 1分間という時間を時計を見ることなく、心の中だけで正確にカウントする。
  • 目をつぶって、1分たったと思ったら振り返る。

ねらい

  • 期限が迫って焦っている時にでも落ち着いて仕事をこなす力を発揮できる(と、いにしえからの伝えがあってだな…)

合わせて読みたい: 2015年度に実施したであろう版

いかがでしたでしょうか。先生方は毎回考えるのが大変だと思いますが、いつも楽しませてもらっています!

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