WordPressで挫折しました。

koji iyota
といてら豊浦
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4 min readMay 4, 2020

先日、こんな知らせが飛び込んできました。

新社会人になったら、いきなり自宅待機に...仕事で使うWordPressを学び始めたが、上手くいかないことだらけで進まない...誰か詳しい人はいないだろうか...

WordPressという可能性

WordPressは、世界のWebサイトの3つに1つはWordPressで作られていると言われているほど多くの人に利用されています。

このWordPressを使いこなせれば、ブログ、ショッピングカート、会員サイトなどなど...ビジネスに必要なWebシステムのほとんどを作ることができます。

これからの時代は「たった一人でも、商品を企画し、Webサイトを立ち上げ、情報を発信し、オンラインで商品やサービスを販売できる」力が必要です。

つまり、小さくてもいいから、「動くビジネスを構築できる力」を持つことが、この変化の激しい時代において、自分らしくキャリアを築くために必要となります。

WordPressは「仕組み」から学ぼう!

WordPressは世界的なツールで、素晴らしいものであることは間違いありません。

しかし、人気がある一方、挫折する人は、「訳がわからないまま、恐る恐る触っている」人も多く見受けられます。

WordPressはとても高機能なので、「操作」を覚えようにも、なかなか覚えられません。

また、間違ったボタンを押したり、変な操作によって問題が起きてしまうと、仕組みが分からないため、闇雲に触って、問題を悪化させてしまうことすらあります。

このような経験をすると、恐怖が先に立ち、ますます操作を覚えようとして悪循環に陥ります。

また、WordPressは次々にバージョンアップを繰り返し、進化しつづけているので、ある日突然ボタンの位置が変わってしまったので、分からない!...みたいなことも起こります。

挫折する原因の多くは、「とりあえず早く使いたい」と結果を急ぎ、仕組みを学ぶ機会がなく、「やり方」や「操作方法」だけを覚えるアプローチを取ってしまったことにあります。

つまり、「学び方」が間違っていた、ということです。

操作を覚えるのではなく「仕組み」を知って、仕組みから考えて、操作できるようになることが大切です。

WordPressの仕組みはとてもシンプルです。シンプルだからこそ、柔軟で、拡張が簡単で、世界中で使われています。

プログラミングレベルで仕組みを学ぶ必要はありませんが、「データ」、「ルール」、「見た目」の仕組みを理解できれば、軽々と使えるようになります。

WordPressの「仕組み」を「実験して」学ぶことが大切

子どもの頃遊んだ、あの「砂場」での体験を思い出してみてください。

作っては壊し、作っては壊しを繰り返し、自分の好奇心の趣くままに、日が暮れたことさえも気付かないくらい「砂遊び」に没頭した、あの「砂場」です。

WordPressの仕組みを学ぶには、この「砂場」つまり「練習環境」がとても有効です。

なぜなら、どれほど上手で面白い例え話を聞いても、「実際に触わって、実験して、探求する」ことなしに、この「仕組み」を学ぶことはできないからです。

WordPressの仕組みは、普段の生活、仕事の中にはないため「未知の体験」となります。

私たちの脳は「具体的な経験」を汎化させることで、初めて仕組みという抽象的なものを理解することができるのです。

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koji iyota
といてら豊浦

高校で教鞭をとりながら「人を育てる」役割を担う人が学び続ける場を運営するラーニングデザイナー&ファシリテーター。toiee Lab パートナー。「学ぶことは楽しい!」を広く伝えるため奮闘中。家族は妻ひとり息子三人。妻の作る野菜と雑穀の料理にハマってます。