STAND GINZA /80 が作り出す新しい”経済圏”の形

江口晋太朗 | SHINTARO Eguchi
TOKYObeta Journal
Published in
4 min readDec 12, 2017
photo by Kazutaka Fujimoto

昨日、弊社で企画に関わっているSTAND GINZA /80 が、12月11日日放送のNHK「おはよう日本」でご紹介いただきました。

生中継で空間や出店の様子を4分半アナウンサーに解説いただきました。最後にちょっと登場し、コメントにしています。原口アナウンサー、ありがとうございます。

▲銀座に店を出してみませんか ~東京 銀座~
http://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/report/20171211.html
(ウェブで動画や内容の書き起こしがアップされています)

銀座でチャレンジショップという趣旨でしたが、が終わったあとに和久田アナからもコメントあるように、作品展示とかでも活用できます。大学や研究室のパネル展示とか、他にも使い方も色々とありえそうです。もちろん、企業のPRIイベントやテストマーケティングの場所としても使えます。使いたい分だけ使えますので、半面とか全面とかで借りていただくことももちろん可能です。

一平方メートルとか1日単位で貸し出すというスキーム自体の目新しさはあるものの、基本的な一般的なレンタルスペース。通常はワンフロアで借りるのを、さらにそこから分割することで参入のハードルを下げるというもの。また、同時に利用される人も日によってまちまちです。出店者が多い日もあれば、少ない日もあります。(現在、サイト内に出店状況をまとめたブログも掲載しています)

場所そのものの集客があるわけではないので、基本的に自身のSNSなどで集客してもらうことなります。そういう、ちょっとした制約条件はあるものの、やり方によって色んな活用方法を見出すことができるかと。�

遊休スペースの活用は、単純にビジネス的なものだけでなく、その街自体に新しい風を呼び込む機会にもなります。地方における関係人口とはまた違い、都市部においては、その土地に対してユーザーとして関わることはあっても、主体的なプレイヤーとして関わることはなかなか難しく、気がついたら硬直した関係性になってしまいがちで、それがひいては、どの都市部も似たようなテナントやお店が立ち並ぶ状態にもなりかねません。そうならないための方法として、普通では出店できない小さなお店、地方でものをつくってる人が手軽に気軽に出店できる場所を提供することで、新たな出会いや、ファン、顧客と直接やりとりできる場所を通じて、新たな関係性が生まれるのではないかと考えています。

また、一般的なマーケットやマルシェと違って、場所にテーマがあるわけじゃないので、出店者のジャンルも分野もバラバラ。だからこそ、時には、同時に出店してる人同士でのコラボや出会いも生まれる偶然性もあったりします。

いままででは出会うことがなかった人、今まで接点がなかった人たちと出会うことで日常を彩り、生活や仕事を豊かにしていく。そんな場所にしていけたらと考えて設計しています。

また小ぶりで借りるだけでなく、広めに借りて何人かでさらにシェアし、合同出店したり、例えば地方を盛り上げようとしてる人であれば、地元の商店何社かをまとめて、「◯◯フェア」みたいなこともありかだと思います。1社ではなく複数社で出店することで、集客効果も生まれやすいですね。冒頭に紹介したように、研究発表とかも、いくつかの研究室が合同で借りることでまた新たな出会いが生まれるかもしれません。

マイクロスペースという考え方、空間そのものを分割することにより、ビジネス的なイノベーションだけでなく、人との関係や出会いの作り方も今までとは違ったものを生み出していく。そして、小さな挑戦、小さな活動を後押しし、次なるステップを踏み出していく。お金的にも、関係性的にも新たなものを生み出す、そうした経済圏となるのではないかと考えています。

ぜひ興味を持たれた方は、お問い合わせ、出店申し込み含めて、ウェブサイトからご連絡ください。

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