Y Combinator demo day (YC W15)

2015年3月23日、24日と二日間にかけて、アメリカのmountain viewにてY Combinator(以下YC)のYC W15のbatchのチームのお披露目会であるdemo dayが開催されました。今回はYCが掲げる重点22領域を中心に全部で100チーム以上が参加。

個別のチームやその概要はこちらでも日本語で紹介していますのでご参照ください。

Y Combinatorの新しいトレンドとYC W15参加チームの紹介(1)

YC W15参加チームの紹介(2)

YC W15参加チームの紹介(3)

YC W15参加チームの紹介(4)

直後にTechcrunchでカヴァーされたdemo dayの記事はこちら

当日のdemo dayにはアメリカのtop tierのVC/angel investorをはじめ中国、アジア、日本からの投資家など数百人が参加。卒業生向けのdemo dayとして、例年通りだとリハーサル兼ねて事前に開催されることもありです。

そして参加側には、第三者に勝手に参加させない、秘密(オフレコ)事項を守る、など規律ある態度が求められ、酷い場合には以降参加ができなくなる仕組みとなっています。さらに、hand shake protocolと呼ばれる、投資を口頭でも合意して握手した場合には正式な合意とみなされるルールもあるため、握手する場合には注意が必要です。

また、投資は原則としてsafeと呼ばれるコンバーティブル・エクイティでの出資となります。これはベイエリアでシード投資の主流であるコンバーチブルノートから、そのシンプルさを残した上で(キャップ金額とディスカウント率のみを決めればok)、その負債としての性質をなくした負債と資本の間のような性質の投資で、よりfounder friendlyとなっています。

各チーム約2分程度のpitchですが、サービスやプロダクトの紹介よりも一言での紹介とマーケット規模や成長実績を数字で示すチームが多かったです。各チームのポテンシャルのあるマーケットは小さくても1B USD、大きいと100B USD近くと、ニッチながらも実はマーケットが大きいという見せ方が主流で、まずはサンフランシスコやカリフォルニアからサービスを始めるチームもいくつかありました。

領域や各チームは従来より紹介のとおりですので、そちらを参照頂ければと思います。day1はinternet/ mobile app系が多く、day2はhealthcare/biotech系と大まかにジャンル分けされていました。チーム数が多くクオリティが下がっているという批判の声もありましたが、個人的には単に領域が拡大しただけで、面白いチームも引き続き多くあるように感じました(他と比べるとやはり圧倒的)。機械学習(deep learning)やビックデータ解析などのテクノロジーは当然のようにサービスに組み込まれ、日本にはまだ無いサービスも多くありました。

airbnbのようなシェアリングからslackのようなチームコミュニケーション、paypalのような決済サービスまで、同様のモデルで少し目線を変えたり時代や新技術に合わせたサービスやプロダクトも今回多くありましたので、YCとしては新しい領域であるヘルスケア含め、この中から次のユニコーン(Billion company)が出てくるのが楽しみです。

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