UDC ラボ:データから始まる明るい未来へ

アーバンデータチャレンジ
UDC Lab
Published in
5 min readJun 7, 2019

アーバンデータチャレンジ

データの力を、まちの力に」をキャッチフレーズに活動を続けてきたアーバンデータチャレンジ、略してUDC(ユーディーシー)。地域課題の解決に公共データなどをうまく活用しながら、データ活用型コミュニティづくりと一般参加を伴う作品コンテストを二本柱とした活動です。主催しているのは産官学の関係機関が連携して社会インフラのデータにかかわる情報の流通環境を整備することを目的とした組織「一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)」と東京大学生産技術研究所東京大学空間情報科学研究センターG空間宇宙利用工学」社会連携・寄付研究部門です。

アーバンデータチャレンジ紹介ビデオ

2013年にアーバンデータチャレンジ東京として開始され、翌年より活動地域を日本全国に広げ活動を続けてきました。昨年度2018年を例に取ると全国通算132回のイベント開催、のべ参加人数3200名、コンテスト応募作品数200作品となっています。地域の特性、課題や活動する人々の思いにより各地域で行われている活動は様々です。楽しみながら参加することで、必要な知識や経験、人とのつながりが得られます。

6年間の活動の歩み

UDCラボ

前身のUDC東京まで含めると6年間続いているUDCですが、2019年度から2023年度までの5年間を第二期とし、新たな試みを行うこととなりました。そのひとつが、UDCの楽しさやノウハウ、知見をもっと皆様に知っていただこうという目的で設置されるUDCラボです。
すでに参加されている方々はUDCの楽しさ、意義を十分感じられていますが、参加したことない方、現時点では参加する余裕がない方にはUDCの魅力が十分にお伝えすることができていません。
また、UDCに参加されている方でも他拠点の活動を知る機会はUDCシンポジウム、個人的なつながりなどをのぞけば少ないと思うのです。
そのため、UDC活動の広報や知見の共有、さらにデジタルスマートシティに関する話題、世界国内各地の事例、技術、手法などの共有を目指してUDCラボを設立することになりました。当面はブログでの情報発信がメインとなりますが、ブログの要約内容をお伝えするメルマガの発行や不定期に課題別の事例を紹介するレポート発行なども考えています。

UDCの発展段階

ここからは担当者の個人的な考えですが、UDCのような活動、広く扱えばシビックテックやガブテックは、以下のような形で発展していくと思っています。

黎明期 やる気のある個人やグループがばらばらに活動を始める段階。ノウハウなどはなく、手探りで進めていく状態。メンバーに行政やアカデミック関係者も入ることがあるが、あくまでも一市民の立場での参加。データは探してくる状況

確立期 各地域の個人やグループを結びつけるUDCのような活動が行われている段階。少しずつノウハウや経験が集まり始めるが、まだまだ人づてで伝達されることが多い。やる気のある行政やアカデミック関係者が活動の意義を見出し参加し始める。データはオープンデータが充実し始める段階、API化されたものもあるが全てではない

サポート期 各地の連携が進み、経験やノウハウの共有手段が確立してくる。行政やアカデミック内にデータ活用による地域課題解決をサポートする専門スタッフがうまれる。リアルタイムデータの活用やデータ連携が進み始め、ダッシュボード構築や真に利用価値のあるサービスが提供され始める

推進期 組織化されきちんとしたサポートサイクルのある活動が行われていく。行政やアカデミック内の専門部署は他部署の活動を支援し、一貫したデジタル変革を進めていく。データを活用した最適化、予測による利益を市民が活用できるようになる

相乗期 長期目標や市民の幸せのため、民間と行政、アカデミックが連携しデジタル変革を続けていく。オープンデータに限らず、人類の活用できるデータが統合され、過去・未来の時系列にしたがってシミュレートが可能。様々なシナリオ分析が行われ、地域ごとに最適な選択肢が提供される

この発展段階にあてはめれば、現状は確立期からサポート期に向かう状況だと感じています。

データやテクノロジーから離れて

と、いきなり小難しい話になってしまいましたが、UDCラボではアーバンデータチャレンジで培われてきた経験や失敗、ノウハウやデータをお伝えし、私たちの生活をより豊かで幸せにするヒントをお伝えできればと考えています。UDC第一期であらためて感じたことは、逆説的ではありますがデータやテクノロジーの限界です。人が幸せになるには人が必要なのです。人を活かすためのデータやテクノロジーという前提を踏まえながら明るい未来を目指していきましょう。

今後、全国で活動している皆様にお話をうかがったり、インプットをいただいたりしながら進めていきたいと思っております。みなさま、改めましてUDCラボをよろしくお願いいたします。

http://urbandata-challenge.jp/logo

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