「2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館 アイディアソン」開催レポート

アーバンデータチャレンジ
UDC Lab
Published in
4 min readNov 22, 2019

2019/11/10(土)に「2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館 アイディアソン」が開催されました。
https://udc-kyoto.connpass.com/event/152526/

20名ほどが参加し冒頭、NDLデータ、ジャパンサーチ、レファレンス協同データベース、国立国会図書館デジタルコレクション、京都府のデータ、京都市のデータ、精華町のデータなど多数の利用可能なAPI/データや活用事例がインプットとして紹介され、アイデアソンが始まりました。

会場となった国立国会図書館関西館

まず3つのグループに分かれて持ち込んだアイデアなど意見交換を行い、昼前に館内を案内頂き、そのまま昼食。午後からは出てきたアイデアを付箋紙に書き出し、人気投票、グルーピングで大きく3つの方向性に絞り込まれました。

  1. My Place(防災用途での活用)

過去の災害記録は今後の防災活動に活かせるのではないか、といったヒントを元に、「簡単に、自分と土地のマッチングができるWebアプリ」のアイデアが生まれました。
新しい土地の住民となるべく家探しする際に安心して住む場所を選びたい、ということなどを背景として、さらに自分の価値観にあった土地選びや、駅近・南向きだけではない、新しい(しかも重要な)指標を使って住む場所選びができるアプリの検討が行われました。

2. れはっちが手伝う ウィキペディア編集支援ツール(レファレンス協同データベースの活用)

ウィキペディア編集の経験者から見て、専門家によるリファレンス事例として非常に参考になるため、下記のような目的に活用できそうなことが分かりました。
・ウィキペディアの地域に関する未編集トピックを簡単に見つけたい。
・ウィキペディア編集に役立つ出典資料を探すのが難しい。
・ウィキペディアタウンのコース作りに役立つツールが欲しい。

また別の観点で、スマート(AI)スピーカーを介して問合せ対応を行う際の基礎データとして活動できそうとのアイデアがあり、そちらも検討することになりました。

3. “KyoYasai” 京育カードバトル(ゲーム的な使い方)

デジタルコンテンツをカード形式にしてカード型ゲームを作りたい、というところから始まりました。材料は多数ありますが、今回は京野菜をテーマとし、こどもたちが学べる地域教育素材として取り組むことにしました。具体的には3枚ずつの京野菜カードを使い、ユーザーとコンピュータがバトルする形式を想定しています。

次回は2019/12/7(土)、場所は同じくNDL関西館で「アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館 ハッカソン」が開催されます。アイデアの実装に向けて、ぜひご参加ください。

(担当:UDC事務局・東)

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