お砂糖について

Hidemasa Oda
UeSaku Diary
Published in
4 min readFeb 21, 2016

私が日本を出て San Francisco で生活をしていて困ったことの1つに砂糖があります。なぜ砂糖で困ることになるのか説明したいと思います。

San Francisco のスーパーマッケット

San Francisco では基本的には自炊をしました。日本食をどうしても食べたいという気持ちは全くなく、おいしいものが食べられらた良いというスタンスでした。

Whole Foods というスーパーマッケットがあって、ここを利用していました。チーズやソーセージが安くて美味しいです。

肉を pound という単位で量り売りするのですが、私はいつも gram で注文していました。「肉 150g ください」とかいうと、失笑されますが、律儀に iPhone アプリで単位換算してくれたりして、ちゃんと肉を買うことができます。

日本食も人気があります。日本米はもちろんのこと、海苔も売っているし、梅干しが売られていることもあります。

醤油・みりん・味噌・豆腐・・・日本の調味料も全て揃う・・・なのに・・・なのに・・・砂糖だけが手に入らない!

上白糖を利用するのは日本人だけ

Whole Foods でいわゆる “sugar” というものを購入してみてください。箱を開けて、もし袋に入っていたら袋のまま持って触ってみてください。

・・・あれ・・・?なんだこれ・・・めっちゃサラサラしてない・・・?これ料理に使う砂糖じゃないよね・・・?

そうなんです。これはグラニュー糖といって、日本では洋菓子やコーヒーや紅茶用のスティック砂糖に用いられている砂糖になります。

日本人が普段料理に使っているのは上白糖といってグラニュー糖とは異なる砂糖です。これは、もっとしっとりとしていて、袋の上からさわると「キュッキュ」って音がして、ときどき水分を吸ってダマになったりするやつです。味も少し違っていて、グラニュー糖は「ただ甘い」だけですが、上白糖には「コク」があります。

しかし、この上白糖・・・生産も消費も日本のみだそうです・・・。ほとんどの国で砂糖といえばグラニュー糖なのです。

日本を発つ時に持って行くべき日本の調味料

上で説明した通り、上白糖は持って行くべきだと思います。砂糖以外に手に入りにくい調味料に調理酒があります。

この調理酒・・・San Francisco で “Sake” という名前で売られていないこともないのですが、日本で利用しているものと少し味が違います。本当に日本酒の味がするというか・・・なんかちょっと違うんですよね。ちなみに購入にはパスポートが必要です!

調理酒って「味を整える」ためにあると思うんですけど、San Francisco では「日本酒風の味にする」ために調理酒が売られている気がするんです・・・

他に手に入りにくい日本の調味料として、甜麺醤があります。豆板醤・豆鼓醤・甜麺醤・・・この3つは麻婆豆腐を作る際に必須の調味料かと思います。豆板醤と豆鼓醤は San Francisco の中華街で手に入ります。ちなみに豆鼓醤は “black bean source” と言います。しかし、甜麺醤は日本人街まで行かないと手に入りません。少なくとも中華街で「甜麺醤」って言っても通じませんでした。もしかすると甜麺醤は和製中国語だっただけで、甜麺醤自体は中華街に存在したのかもしれませんが・・・。

もう1つ日本から持っていった方が良い調味料として中華スープの素があります。これも、中華街に売っているのですが、なんかちょっとやっぱり味が違うんですよね・・・。あと San Francisco の中華街で売っているものは基本的に信用ならなくて、なるべく中華街で買物したくないってのもあります。。。

San Francisco での食事

日本の調味料が手に入りづらくてがっくりした方もいるかと思いますが、基本的に San Francisco の食事はすごくおいしいです!

まず、野菜が違うんですよ!トマトとか買って食べてみてください!めちゃくちゃおいしいから!!

肉もうまいです。魚ももちろんうまいです。

チーズも本当においしいです。もちろん San Francisco で売られているチーズは海外製のものが多いんですけど、それでも日本よりは品揃えもいいですし、とにかく安い!高級(だと日本人が信じている)チーズがとってもリーズナブルな値段で買えます!(日本で売られている海外製のチーズには、たんまりと関税が掛かっているのです!)

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