Ultraは、ゲームやエンターテインメント業界に持続可能なブロックチェーンを提供することで、時代を先導していきます。
エネルギー消費が世界に与える影響は甚大です。それを日々、目の当たりにしてきた私たちは、その問題から目を逸らすことはしません。そのためUltraは、誰もが利用できる持続可能なブロックチェーンを提供することで、この業界をリードすることにいたしました。そして本日、Ultraネットワークのエネルギー使用量がCarbonNeutral®(カーボンニュートラル=二酸化炭素排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計がゼロ)だと正式に認定されたことをここで発表いたします。
Ultraブロックチェーンはどのように、CarbonNeutral®を実現したのか?
Ultraブロックチェーンのコンセンサス・アルゴリズは、ビットコインやイーサリアムの導入しているProof of Work (POW) と多くの点で異なります。他のネットワークではセキュリティーを保証するためにより大きなコンピューティング・キャパシティを必要としますが、Ultraブロックチェーンはそれがはるかに少ないコンピューティング・パワーて済むのです。
既にご存知かもしれませんが、POWは非常に多くの電力を必要とします。時には、国一つ分のエネルギー消費量に匹敵する電力を消費すると言われています。それなのに、両者のネットワークを合わせても毎秒30トランザクションしか扱えないのです。なんてことでしょう!
その中、Ultraブロックチェーンの採用しているコンセンサス・モデルであるProof of Authority (POA) は、エネルギー消費を大幅に削減しつつ、トランザクションのスループットを大幅に向上させ、セキュリティレベルも向上させる、環境に優しい強力な代替手段です。
Ultraブロックチェーンは、どのようにして消費電力を大幅に削減しながら、ビットコインやイーサリアムと同等以上のセキュリティを実現できているのでしょうか。
すべては、次の2つの基本原則に集約されます:
1. コンセンサス・アルゴリズム: 不正なバリデータがチェーン上に偽のトランザクションを記録しないようにするには?
ビットコインとイーサリアムは、取引を検証してブロックを作成できるマイナーを選定するため、宝くじのようなメカニズムを採用しています。この宝くじに勝つために、世界中の何十万人ものマイナーが計算集約型のアルゴリズムを実行しています。誰かが宝くじに当選すると、その者がネットワークを検証し、報酬としてBTCまたはETHを獲得します。そしてまた、次の取引のために次の宝くじサイクルが開始されます。この方法でトランザクションを検証と、他のすべての宝くじ参加者 (マイナー) が 「不必要に」 電力を消費することを意味します。誰も詐欺を行うことができないように、人工的にアルゴリズムの複雑さを調整しているからです。
Ultraでも、同様の方法でトランザクションの承認プロセスが開始されます。ユーザーがブロックチェーンでトランザクションを実行すると、ブロック・プロデューサー(BP)がそれを受信し、検証します。各トランザクションに記載された署名とユーザーの公開鍵が照合され、それらに問題がなければ、他のBPに確認作業が渡ります。そして、すべてのBPが合意に達すると、トランザクションは 「ファイナリティ(完了状態)」 に到達します。
上記の通り、ビットコインやイーサリアムのPOWとは異なり、Ultraのブロックチェーンは計算の複雑さを人工的に増大させる必要がありません。代わりに、最適化された署名検証コードのみを実行します。そのため、Ultraのコンセンサス・アルゴリズムは電力消費を著しく少なくしつつ高速なトランザクションを実行できる効率的なものになりました。
2. 分散化: ネットワーク上のトランザクションを安全に検証するために最大何個のトランザクション・バリデーターが必要だろうか?
分散化を保証しつつ、電力効率のバランスを取るにはどうしたら良いのか。つまり、最適なネットワークを実現するために必要なブロック・プロデューサーの数はいくつなのか。決定する必要がありました。
ビットコインのネットワークを分析すると、ネットワークの51%以上が2つのマイニングプールによって制御されていることがわかります。一方、イーサリアムのネットワークは主に3つのマイニングプールによって制御されています。
このことを念頭に、Ultraは7つのブロック・プロデューサーを指定することにしました。この各BPは、マイニング・プールのパイを均等に保持することになります。これによりUltraのブロックチェーンは、イーサリアムやビットコインよりも効果的に分散化され、安全であると同時に、ネットワークやハードウェアに問題が発生した場合でも強固な冗長性を備えることになります。
既に、Ultraのメインネットはこの7つのブロック・プロデューサーで順調に稼働しております。つまり、Ultraのブロックチェーンは環境を損なうことなく、極めて高速かつ安全なスマートコントラクト機能を提供できていることが実証できているのです。
「Ultraにとってカーボン・ニュートラルであることは非常に重要です。そのため、私たちは測定された排出量の2倍以上の相殺を行い、実際にはカーボン・ニュートラルを超えています。」
David Hanson氏 — Ultra 共同CEO
UOSをエコにするためにUltraのとったプロセス
2021年5月、カーボン・ニュートラルと気候ファイナンスの第一人者であり、マイクロソフト、ロジテック、スカイなどの企業が炭素排出目標を達成できるよう支援してきたNatural Capital Partners社と、Ultraはカーボン・ニュートラル・プロジェクトを正式に開始しました。Ultraのブロックチェーンがどのように環境に影響を与えるかを調査し、ブロックチェーンノードのCO 2排出量を計算して、さまざまな再生可能エネルギープロジェクトを通じてそれらを相殺しました。
「さまざまな規模の企業が気候変動対策に乗り出すことは大変重要なことです。Ultraが排出量削減に取り組み、カーボン・ニュートラル認証を取得したことは素晴らしいことであり、環境への責任を真剣に考えている企業の好例です。」
Sherah Beckley氏, Natural Capital Partners クライエント・ソリューション・マネージャー
Ultraのブロックチェーンに対して行われた調査により、Ultraを動かすエネルギーは正式にカーボン・ニュートラルであることが確認された。それに留まらず、社内でも更に効率化対策を実施し、再生可能エネルギーも購入し、外部の排出削減プロジェクトとも協力して、実際にはカーボン・ネガティブ(二酸化炭素排出量がマイナス)になるように取り組んでいます。
カーボン・ニュートラルの認定は、Ultraだけでなく、ブロックチェーン技術の利用に関心を持つすべての企業にとって非常に重要なステップと言えるでしょう。以前はブロックチェーンを自社の製品やサービスに取り組むことは不可能だと考えていた企業も、それを越えて自信を持ってUltraのインフラを導入することができるようになりました。
Ultraブロックチェーンはどのようにカーボン・ネガティブにしているのか?
Ultraは、世界中の再生可能エネルギー・プロジェクトをサポートすることで、ブロックチェーンから排出される炭素排出量を相殺し、Ultraブロックチェーンがエコであることを保証してきした。
「環境に優しいブロックチェーンを作るということは、創業当初からの夢でした。この夢を達成するために、我々は持てるツール、リソース、全てを活用し、世界初の持続可能なブロックチェーン・プロジェクトの1つになれました。これを大変誇りに思っています。今後も気を引き締めて、今まで以上の結果を残せるように尽力していきます。」
Nicolas Gilot氏 — Ultra 共同CEO
我々は、西インド風力発電プロジェクト(West India Wind Power project) を通じて、インドのエコ発電の成長を支援しています。この地域で増大するエネルギー需要を満たすために、再生可能エネルギー容量を拡大するのに貢献できていることを大変誇りに思っております。
このプロジェクトを通じて、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーのシェア拡大に貢献することで、Ultraは安価でクリーンなエネルギーの提供を支援しています。これらのプロジェクトは、クリーンな電力を供給し、化石燃料で発電されていた電力を代替してくれます。
また、雇用の創出を通じて地域経済及び住民の生計に還元することにより、SDGゴール8である「decent work and economic growth(正当な労働による経済成長)」を促進している。
そして最後に、産業の発展とイノベーションの余地を提供するため、持続可能で強靱なエネルギー・インフラの開発を支援しています。
Ultraについて
Ultraはゲーム業界で使われるあらゆるサービスを、1つのプラットフォーム上で提供するエンターテイメント・エコシステムです。1回のログインであらゆる種類のサービスにアクセスすることができるようになります。
PCゲーム配信プラットフォーム「Ultra Games」がエコシステムの中心となり、そこから派生してゲームやゲーム内アイテムの検索/購入/プレイ/再販、ライブストリーミングの視聴、お気に入りのインフルエンサーとの交流、コンテストへの参加、トーナメントへの参加などあらゆるサービスがワンストップで活用できるようになります。
Ultraは今後、ブロックチェーンとマスマーケット、DAPPSとAPP、NFTと既存アイテム、その間に存在する軋轢を解消していくため、全力で取り組んでいきます。
より詳細については、UltraのWebサイト、Twitter(メインアカウント)、Twitter(ゲームアカウント)、YouTube、Telegramを是非ご覧ください。