Fresenius Medical Care

患者のベッド傍で必要な情報全てをみることができる腎臓専門医向けプロダクト、さらに慢性腎臓病、透析患者が生活習慣因子を管理できる患者向けプロダクトを開発しました。

ustwo Tokyo team
ustwo
Mar 5, 2021

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こちらはustwo Londonの英文記事を翻訳したものです。

Freseniusプロダクトイメージ。グラフが表示されているタブレットの画面とデバイスを持つ人の手。

Fresenius Medical Care (FME)は、医療従事者と患者が腎臓状態の管理方法を変える総合的なデジタルサービスの開発に取り組みました。まず腎臓医が提供するケアを改善するため、ベッドの横で患者情報をすべて見る事ができるアプリを開発しました。医師、看護師からのフィードバックを精査し、彼らの優先度、業務慣例、困っている課題を包括的に理解することで、私たちはデザインをどうするかの決断へすぐ進むことができました。その結果がThe Doctor Appというプロダクトです。医師が治療オプションをより明確に説明することができ、患者はそれを完全に理解した上で、治療法を選ぶことができます。

次に、腎臓病から透析までのジャーニー全体で使える患者向けプロダクトに取り組みました。3つのうちのどのプロダクトを使ってもユーザーが慣れ親しんだものだと感じられるよう、デザインシステムを使用して統一性のある体験設計を心がけました。実際の患者さんからのインサイトを使って開発したので、慢性腎臓病(CKD)患者が体調を管理したり、将来の治療の必要性を減らすような生活習慣を築くのに役立つでしょう。

人間中心

このプロジェクトは人々なしでは成功できませんでした。腎臓医や看護師に定期的に話を聞き、医師それぞれのやり方は異なっているものの、大事なのは詳細情報であるという事がわかりました。彼らとのインタビューセッションで得たフィードバックのおかげでプロトタイプの有用性が高まり、医学的に細かいところまで正しくデザインすることができ、彼らもアプリへの親しみが強くなりました。アプリがローンチ後も熱心に使ってもらえる可能性が増えたということです。

FMEの遠隔医療のエコシステムの一部として

「デジタルプロダクトを増やし、医療従事者や患者の生活を改善する上で、ustwoとの取組は私たちにとって不可欠のものでした。医師、看護師は患者との時間を増やすことができ、患者もこれまでよりも自分の弛緩に対処しやすくなりました。」
- Niklas Best, Director Digital Ecosystem, Fresenius Medical Care EMEA

医療従事者がデバイスを持ってアプリを操作しているところ。

有意義なインパクト

Doctor Appはスペインの30カ所以上のFresenius Medical Care透析クリニックでローンチされました。患者向けアプリMyCompanionは10カ国で数千人のユニークユーザーに使われ、彼らのデータを理解し、治療の改善に役立っています。さらに人間中心のデザインの恩恵を目の当たりにしたFME EMEAは、初めてビジュアルプロダクトデザイナーを採用し、アジャイルプロセスを取り入れてプロダクトやサービスの開発を加速しました。

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