良いバナーの再現性を高めよう!デザイナーによるバナー運用例のご紹介

IQONアプリではネイティブ広告としてバナーを配信しており、大手ECサイトやファッションブランドが主なクライアントです。IQONのファッションコンテンツ内に表示されても違和感なく、かつCTRを最大化できるよう、そのほとんどを社内デザイナーが制作しています。

今回は、CTRを高めるためにVASILYデザイナーが行っている、「良いバナーの再現性を高めるバナー制作の取り組み」をご紹介したいと思います。

ナレッジが貯まらない、という問題

CTRの出やすい訴求内容やレイアウトはある気がするものの、長らく個々人の経験則基準になっていました。とういうのも、バナー担当デザイナーがいるわけではなく、案件発生時に担当者を割り振っており、自分でつくったバナーが何となく良かったか悪かったかしか把握していないことが多かったからです。

つまり、CTRの出やすい傾向はありそうだが、それがチームのナレッジとして蓄積されておらず、良いバナーの再現性がとても低い状態でした。もっとチームとして再現性の高いアウトプットが出せる取り組みができないか、という課題解決がそもそものはじまりでした。

IQONアプリ内でのバナー表示例。ユーザーのコーデ投稿画像と一緒に表示されても違和感のないよう、デザインクオリティにも気を遣っています。

そこで色々と試行錯誤を重ねながら、現状次のような取り組みを行っています。ポイントは、「計測」と「振り返り」です。

制作後には、必ず計測・振り返りを行うこと

制作が完了したらバナーが問題なく配信されたことを確認します。その後、必ず制作したデザイナー自身でCTRを計測するようにしています。

VASILYでは「Google BigQuery」を導入しており、クエリを叩くだけでプロダクト内の数値を取得することが可能です。デザイナーでも簡単に操作できるため、とても助かっています。

クエリで取得した数値は、Googleスプレッドシートなどに保存可能です。

数値を取得し配信開始から1週間の平均CTRを算出したら、クリエイティブ画像や算出したCTRを、チーム内で運用しているGoogleスプレッドシートに記入します。

ここでポイントなのは、CTRだけでなく「訴求について」と「デザインについて」の2つの視点から振り返りコメントも記入している点です。

そもそも訴求内容自体が良く高CTRにつながる場合もあれば、魅力的な画像を使うなど、デザイン面での工夫がプラスに働く場合もあるため、必ずその2つの視点からも振り返るようにしています。

振り返り内容の一部抜粋です。(順不同)

とはいえ、「振り返りコメントもつけましょう」とだけすると、ただの感想になりがちです。可能な限り比較することをチーム内の共通認識にする点が重要です。

良かったか悪かったかは、前回から数値が上がったか下がったか(もっというとどれくらい変動があったのか)でないと客観的な判断ができないため、比較することはとても大切です。

特別なツールを使うことだけが重要じゃない

Googleスプレッドシートにまとめることで、このクライアントの前回の結果はどんな感じだったのか、最近CTRの高いバナーにはこんな共通項がある…等々、自分以外のデザイナーが制作した内容も確認することができており、結果的にナレッジがチームとして貯まって行き、高CTRバナーの再現性を高めることにつながっています。

フィルター機能をつけ、特定のクライアントだけを比較したり、CTR順に並べたりできるようにしています。

CTRを見るための管理ツールをつくるという方法もあると思いますが、バナーの配信数や配信面の種類が膨大ではないIQONの場合、スプレッドシートでも十分に運用可能でした。

あっと驚くようなツールを使っているわけではないですが、運用ルールを確立するだけでデザインのアウトプットを向上させることは可能です。広い意味で、こういった取り組みも「デザイン」なのではないかと思います。


VASILYでは、チームでもデザイン力を上げたいデザイナーを絶賛募集中です。ご応募お待ちしております!

応募はこちらから:http://bit.ly/1TNRGPd

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