API.AIを使ってお手軽Bot作成してみた!

Akiharu Hyuga
VELTRA Engineering
Published in
5 min readJun 16, 2017

こんにちは!アキハルです。API.AIってご存知ですか?2016年9月にGoogleが買収した自然言語対話プラットフォームです。iPhoneに入っているSiriをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。Siriは我々の言葉を理解し、理解に応じて処理をしてくれます。今回のAPI.AIもそのようなエージェントをコードを書くことなく作成し、APIによって各サービスと連携してさまざまなことをやってくれるという代物です。

今回は、このAPI.AIを使って、手軽にBot作成を体験してみました。

API.AIの公式ページは以下

お手軽BOT作成

今回は「ピザ注文」のBOTを作ってみます。まずは右上の「SIGN UP FREE」からアカウント登録をします。手順にそって進めば簡単に完了です。

1.エージェント作成

はじめにやることはエージェントの作成です。エージェントは自然言語機能の本体っという感じでしょうか?今回はピザ注文のBotを作成するので、ピザ注文エージェントを作ることになります。

エージェントの作成では以下の項目を設定します。

・Agent name(名称):PizzaOrder
・Description(説明):ピザ注文を受け付けるBot
・Language(言語):日本語
・Default time zone:(GMT+9:00) Asia/Tokyo

なお、言語を「English」に設定すると、サンプルデータを使用して、エージェントを作成することができます。このあとの様々なデータ作成を省いて、お試しすることも可能です。(今回は使いません)
入力後、右上の「SAVE」ボタンで作成完了です。

2.エンティティを作成

次に対話のベースになるエンティティを作成します。ピザ注文であれば、商品名、生地、ソース、トッピングなど必要な要素があるかと思います。その情報をエージェントが認識できるように登録するイメージです。

メニューから「Entities」を選択し、「CREATE ENTITY」ボタンを押すことで作成開始です。

「Click here to edit entry」から登録できます。

2つの情報を登録します。
・Reference value:エージェントに認識してもらいたい値
※認識してほしい、商品名

・Synonym:Reference valueをどのような言葉で認識させるか
ペパロニサラミを認識させたい場合、そのまま「ペパロニサラミ」や「サラミ」「ペパロニ」など様々伝え方があるかと思います、そのパターンを登録させます。このパターンを充実させることで、どんどんエージェントが賢くなる仕組みです。

3.インテントを作成

エンティティができたら、次はインテント作成です。インテントは対話の形式、流れを作るイメージです。ピザオーダーであれば、お客さんが「ピザをください」「ピザを食べたい」などからスタートし、商品名、サイズ、生地等を対話で確認しながら注文を受け付けます。
全ての情報がそろったら、「ご注文承りました!」と会話終了です。
そんな流れを作っていきます。

同様にメニューから「Intents」を選択し、「CREATE INTENT」ボタンを押すことで作成開始です。

まずはIntent名を入力します。今回は「ピザオーダー」。
次にどんな言葉を投げかけるかを設定していきます。
・ピザが食べたい
・ ピザを配達して
・ ペパロニをお願いします
などなど

4.Botテスト

Intentの設定が完了したら、Botは完成です!
早速テストしてみましょう。画面の右側に「Try it now」と書かれているテキストボックスにIntentで設定したメッセージを入力します。

うまく答えが返ってくれば、成功!このようにコードを書かずに、Botを作れてしまう画期的なapi.aiのご紹介でした!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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