AWS Trusted Advisor でコスト削減してみた
こんにちわ。こじまです。
弊社サービスは、順調に伸び続け、それを支えるサーバ費用も比例し増加しています。しかし、無秩序にサーバ費用が嵩み利益率を圧迫するようでは、事業継続に影響し兼ねません。
そこで今回は、AWS のコスト削減の手助けをしてくれる管理ツール Trusted Advisor を紹介させていただきます。
Trusted Advisor とは?
Trusted Advisor は AWS 上の、コスト・パフォーマンス・セキュリティ・耐障害性・サービス制限に役立つアドバイスを受けることができます。
AWS Console 上で「管理ツール」→「Trusted Advisor」から利用することができます。
Trusted Advisor が教えてくれること
Trusted Advisor が具体的にどのようなコスト最適化のアドバイスをするのか見ていきましょう。
コスト最適化でアドバイスされる内容は以下の9項目です。
- アイドル状態の Load Balancer
- 使用率の低いAmazon EC2 Instances
- 利用頻度の低いAmazon EBSボリューム
- 関連付けられていない Elastic IP Address
- Amazon EC2 リザーブドインスタンスのリース有効期限切れ
- Amazon RDSアイドル状態のDBインスタンス
- Amazon Route 53 レイテンシーリソースレコードセット
- 使用率の低い Amazon Redshift クラスター
- EC2 リザーブドインスタンスの最適化
EC2 インスタンスについては、CPU 利用率が低いリストを表示され、そのコストも表示してくれるため大変重宝できそうです。
また、削除忘れがちな EBS ボリュームについても、ボリュームがアタッチされていない・または一定期間書き込み処理量が低いものが表示され、大変便利です。
Trusted Advisor と Slack 連携
Slack の https://veltraitsolution.slack.com/apps より、「Email」を選択し新たな設定を追加し「メールアドレス」を取得します。
AWS コンソールで、CloudWatch を開きます。そして、ナビゲーションバーで、「米国東部(バージニア北部)」リージョンを選択し、「アラームの作成」ボタンを押下します。
「TrustedAdvisor メトリクス」の「Category Metrics」を選択し、「Cost Optimization」の「Yellow Checks」のチェックボックス選択し、「次へ」ボタンを押下します。
閾値を「1以上」とし、欠損データの処理方法は「無視」とします。アクションには、Slack で取得した「メールアドレス」を指定します。
上記のように通知されるようになります。Trusted Advisor はコストだけでなく、セキュリティや冗長化等についてより多くのことに気づくことができます。ぜひお試してください。