音声認識ソフトから見る、ITの素晴らしいところ。

Takuya Ogawa
VELTRA Engineering
Published in
3 min readAug 17, 2017

今回は、「ITの素晴らしさ」について
音声認識ソフトを例にとって切り取ってみますねー。

私は耳が聞こえません。
俗に言う、「聴覚障がい者」です。

手話はできますが、言語としてはマイノリティなので
主に唇を読んだり、筆談しています。

1対1であれば、これでもなんとかコミュニケーションとれます。

けれども、グループでの討論とか、講演会のように
話のテーマが絞れない場はそうもいかないんですね。

何を言っているか、唇で読むのは限界がありますし
止めて筆談、というのもなかなか難しいものがあります。

かといって、要約筆記という手段は
要約してくれる人が筆記に専念するあまり、
その人の発言権や時間を奪ってしまうんですね。

その課題を解決するツールとして、
数年前に「UDトーク」というサービスが出ました。

イメージとしては、Appleの「Siri」を
より音声認識→字幕化に特化させたツールです。

残念ながらSiriが音声認識できる時間は1分程度と
ウルトラマンよりも短いのです・・・。

UDトークなら数時間ぶっ続けでの音声認識も可能なので、
決して安くない法人プランを私のために導入してもらいました。
(生産性UPの観点からの導入ですが、これが弊社の良い点です)

試しにテレビのニュースを音声認識させてみたところ、
下記キャプチャのように数字や会社名も含めて文字化されています。

弊社の開発部で毎週1回行われている、「技術交流会」という
技術の共有会では、最新のIT動向や各自が試した技術などについて
共有されています。

なかなか一般では使われないITの専門用語や社内用語が
飛び交うのですが、これらの言葉もUDトークの辞書に
登録しておけばしっかり文字に変換してくれます。

10年前にはUDトークのようなサービスはなく、
コミュニケーションの壁を感じていました。

IT技術やハードウェアの進歩によって、距離の壁などいろいろな
コミュニケーションの壁が取り払われていく。

素晴らしいIT技術はどんどん活用していきたいですね。

次回からは、QA(品質)や自動テストなど
業務の話もさせていただく予定です、お楽しみに!!

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