Try Golang! VSCode上で動かしてみる!
Golang(以下、Go)をやるぞ!ということで、Goの開発環境を構築してみました。最近はPHPばかり触っていましたが、Javaの畑で育った自分としては、コンパイルしてくれることの安心感ときたらありません。まぁ静的/動的どっちが好き論争は、ここでは致しませんのであしからず。ちなみに今回の作業を行った環境はこちらです。
OS : Windows10 64bit
VSCode : 1.12.2
Go : 1.8.3
まずはインストールしてみよう
Windowsの場合は、MSIファイルをダウンロード&実行して、流れに身を任せれば、簡単にインストールできます。環境変数の設定も勝手にしてくれているので、デフォルトで問題なければ特にいじる必要はないです。
なお、後述する拡張機能をインストールする場合、各ツールのインストール先は環境変数GOPATHで指定されたフォルダになります。Windowsの場合は、デフォルトはユーザホーム直下のgoフォルダになるので、これが嫌な場合は個別に環境変数を設定してあげてください。
実際に動かしてみよう on VSCode
VSCodeのインストールは既に実施済かと思いますので省略します(笑)。VSCodeで任意のフォルダ(今回はC:\dev\go_projects)を開いたら、hello.goファイルを作成し、中身は下のコードをコピペっと。コンソールを開いてgo run hello.go
とコマンドをたたいてあげれば、しっかり Hello, World!
してくれましたね。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
ちなみに1ファイルで済むような簡単なロジックを実行する場合は、Web上に実行環境が用意されているので、「環境構築なんていらないから、とにかく早く動かしてみたい!」という方はこちらへどうぞ。
拡張機能Goを入れるともっと便利!
恐らく、上の手順通りそのまま実行していただいた善良な市民の皆様は、VSCode上にこんなメッセージが出たのではないかと思います。
このファイルの種類には拡張機能 'Go'が推奨されます。
というわけで、お勧めに従って拡張機能 'Go'をインストールします。拡張機能Goが利用しているモジュールのインストールや、VSCodeの再起動等必要ですが、ちゃんとインストールできればとっても便利。今回はその中でも使用頻度が高いであろう3つをご紹介します。
- 入力補完機能(Autocomplete)
Goの標準ライブラリのAPI等が、入力しながらリアルタイムでリストアップされます。例えば、fmt.P
とタイプすると、Print
,Printf
,Println
がリストに表示されます。※下図参照 - 静的チェック機能(Lint)
ファイルを保存したタイミングで、文法的なエラーがあると教えてくれる機能です。単純な文法誤りの他、宣言していない変数の使用なんかでも怒ってくれます。 - コードフォーマッタ(Format)
こちらもファイルを保存したタイミングで動き、コードをGo標準のフォーマットに整形してくれる機能です。スペース4つのインデントをGo標準のタブに変換してくれたり、不要なスペースや改行を消してくれたり。人によって微妙に違っていていらいらすることがなくなります。
実は拡張機能 'Go'の便利機能として紹介してはいますが、VSCode(や他のメジャーなエディタ)で、かつメジャーな言語であれば、精度の差こそあれ大体こういった機能は充実しています。なぜなら皆が必要としているからです。開発者の方々に感謝しつつ、ぜひとも最大限に活用しましょう。
上述した機能はほんの一部で、便利な機能はまだまだたくさんあります。これらのツールを活用して、効率的でハッピーなプログラミングライフを送りましょう。