VELTRA! 2018年スタート

Nao
VELTRA Engineering
Published in
5 min readJan 4, 2018

Boleh VELTRA!! ナオユキです。明けましておめでとうございます。

VELTRAのITトップとして、2018年について書かせていただきます。

怒涛の2017年

まずは2017年を振り返って…とにかく怒涛の1年でした。特に大きな変化があったのは「チーム」のカタチです。

これまで別々だった「サービス・プランニング(サイトやサービスの企画・設計を行う部署)」と、「ソフトウェア開発部」が統合され、「Service Planning, Technology Division(以下SP/T)」となりました。

これには外的要因や内部要因など様々ありますが、一番の理由はリリース速度を高めるためです。

統合によって大所帯になったSP/T部門の責任者となり、追うべきKPIが開発からサービスの品質へと大きく変わりました。

また、人財採用活動も積極的に行ったのですが、様々な業種で経験・知識豊富なメンバーがジョインしてくれたことで、スキル、キャパシティともにチーム全体の底上げがかなりできたと感じています。

このチームで、2018年に目指すべき方向性は以下の通りです。

「マイクロ・モーメント」にリーチする

この言葉を我々の1つの軸にしたいと思います。「マイクロ・モーメント」とはGoogleが提唱する概念で、「人々が何かを欲した瞬間に、モバイルデバイスで行う検索行動」と定義されています。Googleはモバイルに特化していますが、我々は広域に考えており、着目しているのは「モーメント=瞬間」です。

I-want-to-know moments(知りたい)

I-want-to-go moments(行きたい)

I-want-to-do moments(したい)

I-want-to-buy moments(買いたい)

旅行にも欲求のモーメント(瞬間)が存在します。時間軸を考えると「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」が存在し、それぞれの時間軸でモーメントが発生することになります。

例えば、旅マエは当然ながら「I-want-to-know moments(知りたい瞬間)」が多数発生している状態です。I-want-to-know moments(知りたい)宿泊先までの経路、宿泊先の周辺、レストラン、買い物、チップや宗教、文化、天気・服装などなど、旅行者は様々な要素を探します。

一方、旅行が楽しいものになれば最高なのですが、運悪くトラブルに遭遇することもあるでしょう。その瞬間、解決策を求めて再び「I-want-to-know moments」が発生します。そんな瞬間に、必要な情報やアクションを即座に提供することも、我々のミッションであると考えます。

これらをいかに実現するかを、今年は徹底的に考えていきます。

「パーソナライズ」

我々が提供するのは現地のアクティビティやツアーですが、例えば「象に乗る」というひとつの目的に対して、現地には象に関連する多数のアクティビティが存在します。また、「モン・サン・ミッシェル」というひとつの目的地に行くにしても、行き方は多数存在します。そんなとき、旅行者はどうやってツアーや移動手段を選べばよいのでしょうか。

旅のスタイルが多様化する中で、5W1Hすべてを考慮してユーザーに情報を届けること。そして、[One to Oneのサービス] = [パーソナライズ]を実現していくことが、求められているのです。

例えば、ドリンクを売っている会社があるとしましょう。走り終わって汗だくのランナーに、「ホットコーヒーを買いませんか?」と言ってもまず断られます。いろいろ選べたほうがよいからと、全種類から選択してもらうことも得策ではありません。それと同じように、世界遺産が大好きな旅行者に対してそれ以外の情報を提供しても、魅力を感じてもらえないのです。

とにもかくにもService Planning, Technology

我々の部署の名前は、SP/T(Service Planning, Technology)。読んで字のごとく、サービスを企画しテクノロジーを駆使して実現することをミッションとしています。(テクノロジー必須というわけではありませんので誤解のないように)

AWS、GCPなどの大手クラウドから、検索エンジン、VR、機械学習を提供している会社様まで、世の中にはすばらしいサービスやテクノロジーが次々と登場してきています。今年はそんな最先端のサービスやテクノロジーを駆使して、次のステップを目指す年にします。

具体的には・・・現行のシステムをメインとしつつも、各サービスを外部でマイクロサービス化することにより、システムのフルリニューアルに近い開発を行います。

そして、技術的にもサービス的にも、「最新・最高」と言われるレベルを目指します。

今日は新しい年をスタートするにあたって、社内外に向けて私たちSP/Tが目指す方向性と、トップとしての考え方を書かせていただきました。私たちには、共に上を目指すパートナー企業様や新しいメンバーが必要です。興味を持たれた方はぜひご連絡ください。

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