2018夏 台湾調査日誌 (4)
文献調査 8月20〜23日(完)
竹山でのフィールドワーク(調査日誌(3)参照)を終えた後は、台北に戻って文献調査。主に国家的な学術研究の中心である総統府直属の中央研究院(Academia Sinica)で。中央研究院には数理科学分野(8研究所・3研究センター)、生命科学分野(5研究所、3研究センター)、人文社会科学分野(11研究所、1研究センター)といった多数の研究所があり(ほかにプロジェクトベースの研究センターもある)、それぞれに図書館を備えるが、その利用は基本的に一般にも外国人にも開かれている。以下は僕が利用しているもの。
1.人文社会科学聯合圖書館
社会学・台湾史・言語学・政治学・法律学の5つの研究所の連合図書館ということもあって蔵書充実。
https://hslib.sinica.edu.tw/cht
2.台湾史研究所档案館
台湾史研究所の档案館(文書館)。同館が収集した多様な蔵書・史資料群があり、端末で検索可能。事実上の官製新聞であった『台湾日日新報』の記事を検索して画像閲覧することもできるが、もちろん鍵語として入力されていない語彙はヒットしない。
http://archives.ith.sinica.edu.tw/index.php
3.民族学研究所図書館
ここも蔵書豊富。
https://www.ioe.sinica.edu.tw/index.aspx?SiteID=530164216455074056
4.国史館台湾文献館「台湾総督府档案」
台湾総督府文書(臺灣總督府時期林業檔案、臺灣總督府專賣局公文類纂、臺灣總督府臺南廳公文書などの総称)のウェブ検索サイト。誰でもユーザ登録すれば検索から閲覧までできる。海外からのアクセスも可。http://ds3.th.gov.tw/ds3/Login1.php
あたり前だけど、僕が台湾に通いはじめた頃(1997〜)はどのサービスもなかった。隔世の感がある。
あと、今回は人文社会科学研究中心地理資訊科學研究專題中心(つまりGISセンター)の廖泫銘さんに会った(21日と22日)。廖さんは台湾のあらゆる地図を収集・デジタル化して公開していくプロジェクトの責任者。その一部は《臺灣百年歴史地圖》にて閲覧可能(safariはNG)。
http://gissrv4.sinica.edu.tw/gis/twhgis/
また彼に紹介してもらって民族学研究所副所長の黃宣衛先生(文化人類学)に会った。台湾東部をターゲットにした流域人類学プロジェクトを仕掛けつつあるとのことで互いに情報交換。
以上で今夏の台湾調査日誌は完。


