アメリカの携帯電話
結構いろいろトラブったので、まず最初にお勧めの方法を書いておきます。
- ホストの先生に1年分のSIMを買っておいてもらう
これが一番SIMの切り替えの手間がかからず、費用も安くて済みます。
1年契約すると安いSIMが多いですし、現地SIMはうまく繋がらなかったら返品できます。 - 1ヶ月分のSIMを日本で購入、残り期間分を現地で調達
渡米直後に自力で望み通りの現地SIMを入手したかったらこれくらいの余裕を持った一時利用SIMが必要です。
最近は旅行前に日本国内でSIMをあらかじめ購入して、海外で自分のスマートフォン(SIMフリー端末)にそれを挿すとすぐに使えるので、最初から1年分買っていく作戦もあるかもしれませんが、日本で買う方が割高なのと、気に入らなかった時のキャンセル手続きがうまくできるか心配だったので、5日分のSIMを調達してそれが切れるまでに現地SIMを調達することにしました。
Amazonの購入履歴を調べ直したところMOST SIMというものを買っていました。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07KK72TS8/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
(2019年7月当時は2280円だったのですが、2019年12月に1850円になってました。)
現地で自宅のインターネットが開通するまでは結構消費量が多くなりそうなので容量無制限タイプにしました。結構快適に使えてましたし、パソコンにテザリングするとあっという間にデータを消費するので無制限にしておいてよかったです。
現地で使用するSIMの選定はwhisleOutという比較サイトが役立ちました。
ベースのキャリア、データ容量、通話量を入力すると条件に合ったものが一覧されます。
https://www.whistleout.com/CellPhones/Search?sms=500&data=1000&simonly=true&simtype=663&address=Virginia&tab=all
例えば、キャリアはVerizon、通話500分、データ1GBと設定すると安い順でこんな検索結果になります。
現地ではComcastというCATV・インターネット会社が契約者に提供しているxfinity mobile(月額$12で通話無制限、データ1GB)を窓口で契約しようとしていたのですが、iPhoneかSamsungのスマートフォンしか持ち込み端末は契約させてもらえない制約があるのを知らずいきなり失敗しました。
仕方なく他のMVNOを探してみたのですが、ほとんどが通販で送料無料のものは大抵5営業日くらいかかるので、渡米後すぐに注文しても間に合いません。
さらに、通販はクレジットカード決済時に、Billing Address(請求先住所)がUS国内のカードじゃないと購入できませんでした。
(結構いろんなところでこのBilling Addressが問題になります。)
渡米後最初に入手できるデビットカードも口座開設後1週間くらいしてから郵送で届くので、5日間のSIMは明らかに期間が短すぎました。
ホストの先生に相談したところ、T-MobileのプリペイドSIMを店舗で購入することになりました。
SIMスターターキット$15と1ヶ月通話無制限・データ1GBが$30で合わせて$45くらいだったと思います。
スーパーとかで売っている使い捨てのSIMでもいいんじゃないかと思ったんですが、Sprintのものがほとんどで、住んでいるHarrisonburgではカバー率でかなり不評だそうなので、素直に従いました。
以上、一時的なSIMを持っていく場合は余裕を持って1ヶ月分くらい購入することをお勧めします。
その後、デビットカードも届いたところで残りの期間は何を使うかなと吟味したところ、紆余曲折あって結局Mint Mobileというものを契約しました。
https://www.mintmobile.com/
1年プリペイドで1ヶ月あたり$15で通話無制限・3GBデータ通信できます。
アクティベーションする時に既に使っている電話番号を入力するとすぐに引き継がれます。なんか日本のMVNOってMNP時に使えない期間が日単位であったような気がしますが何でなんだろう・・・
Speedtestの結果を貼っておきます。まぁMVNOだからこんなもんか。特に遅いと不満になったことはないです。IPv6!
妻は日本にいる時から全然通話もデータ通信もしなくて僕と待ち合わせ時の電話ができれば十分な感じだったので、なるべく安いのを探した結果、Red Pocket Mobileにしました。
https://www.redpocket.com/
一年契約のBASIC PLANが月当たり$5で通話100分(アメリカは着話もカウントされるので注意!)、100SMS、500MBデータと普通のスマホユーザにはかなり厳しい設定なのですが、全然使わないので今のところ毎月間に合っています。
このSIMは日本の固定回線にも通話ができるのが良かったです。妻が締め日前に通話時間が余っていると実家に電話しています。
さらに良いところはベースのキャリアが選べるところです。通話エリアが広いAT&Tが選択できました。
こちらもSpeedtestの結果を貼っておきます。Red Pocket MobileのAT&TはLTEに対応していなくて3G(HSDPA)でした。妻が全然使わないので速度は気にせず契約したのですがMint Mobileよりダウンロード速度が速かったです(汗)アップロードは3Gなのでやっぱり遅いです。
ベースのキャリアはエリアを気にするならばAT&TかVerizonが安心です。
僕が使っているT-mobileは店の中に入るとたまに使えないところがあります。(最寄りのT-MobileショップがT-Mobile圏外なのは驚いた。)
となるとSprintは悪評高いとのことで相当ストレスになったと思います。
実は読みづらくなると思って書かなかった細々としたトラブルがあったのですが、全てチャットのカスタマーサポートで解決しました。
チャットは自分のペースで返事ができるので楽でした。
アメリカではWebページを設けている企業のカスタマーサポートは大抵テキストチャット機能があります。
でもせっかくなので細々としたトラブルを一応書いておきます。
- 自分の端末が対応していないSIMを買って返品
先ほど自分のSIMのところで紆余曲折と書いたのは、自分のSIMもRed Pocket Mobileにしようとエリアの広さと通信速度のバランスが良いVerizonの4G LTEを注文したのですが、VoLTEに対応していないとダメなのを知らずに注文して結局自分の端末が対応していなかったので返品しました。
チャットで対応していないから返品したいと書いたら、まだアクティベーションしていなかったからか、すぐに返金処理が完了しました。届いたSIMは捨てるだけでした。 - 電話番号を引き継げない問題
妻のRed Pocket Mobileはいきなり一年分買うのが怖かったのでまず最初に1ヶ月分を試していました。
特に問題がなかったので1年分のプリペイドSIMを購入してアクティベーション時に電話番号を引き継ごうとしたところ、同じ会社から電話番号を引き継ぐことが想定になかったみたいでエラーになりました。
チャットでうまくいかないと相談したら、いろいろとSIMに付随する番号を聞かれて全部答えたら、設定が完了したと言われて、無事新しいSIMが使えました。