バージニアの現地小学校入学のための渡米前の準備
小学2, 4年生の子供がいるため現地の小学校をどうするかを事前に決めておく必要があります。
現地のいろんな子供と時間を過ごして欲しかったのでアメリカのどこに行こうが治安の問題がない限りは現地公立校に行かせるつもりでした。(行先のハリソンバーグはそもそも私立校はメノナイトの学校が1つあるだけなので現地公立校しか実質選択肢がなかったですが)
ハリソンバーグの小学校のWebページに入学案内があって、必要書類も書いていたので日本にいる間に準備しないといけないものを確認しました。所々バージニア州のWebページに説明で飛ばされることがあったのでバージニア州で共通することがほとんどだと思います。
- Proof of Age and Legal Name
戸籍謄本の翻訳(ビザ申請時に作成済) - Proof of Legal Guardianship
戸籍謄本の翻訳 - Official School Records (if available)
通っている日本の小学校に頼んだら作成してくれました。スペルミスが結構あったので担任の先生が四苦八苦されたようです。恐縮です。どうか今後の役に立ちますように。下に実例を載せておきます。 - Health Insurance Card and/or information
(保険の記事はまだ書いてないので出来次第リンクを貼ります。) - Identification
パスポート - Immunization Record
予防接種歴。これに一番手を焼いたので下に詳しく書きます。 - Previous School’s Name and Phone Number
小学校が作成してくれた書類に書いてあるスペルと齟齬がないようにするくらいが注意点でしょうか。
Official School Records
何歳にどの学年をどんな成績で終えたのかという記録です。小学校で初めて発行するようなものでもないだろうから、作ってくれとお願いしたところすんなりOKと返事が来て1ヶ月もしないうちに在籍証明書と成績証明書をいただきました。上の子の分を貼っておきます。
ちなみに成績証明書は3段階の数値評価になってました。1年生の時って教科毎に複数の項目があって、それぞれ「できる」「もうすこし」のどちらかしかなくて、全部「できる」になってたはずなのに、あれは建前だったのか(笑)
あと成績証明書の書式は海外子女教育手帳で紹介されているものに似てました。海外子女教育振興財団が発行しているこの手帳と、海外子女教育マニュアルを事前に読んでおくと現地の雰囲気が分かって良かったです。
Immunization Record
ハリソンバーグの小学校のWebページに書かれていることと、先人達のブログに書かれた注意事項をまとめるとこんな感じです。
- 要求される予防接種を確認
バージニア州で要求事項が提示されていました。子供の母子手帳を確認したところ、2人とも日本では任意のB型肝炎3回、ポリオの3, 4回目が不足していました。
4月に行き先が決まって、3ヶ月後の出発だったのですがB型肝炎の3回目が間に合わないので現地で受けることになりました。 - ツベルクリン陽性反応の言い訳
BCGを受けていると結核の検査で陽性になってしまって、結核のワクチンを受けるまで入学できないトラブルがあるようだと先人のブログで見かけましたし、結構BCGを受けているから結核ではないという医者のサイン入りの書類を準備されている方が多いようなのですが、バージニア州のサイトにはツベルクリン検査すると書かれていなかったし、言われてからレントゲン検査受けて結核じゃないことを証明しても間に合うだろうと思って日本では何も準備しませんでした。
結局ツベルクリン検査は求められずに入学しています。 - 英文で予防接種歴を作成
かかりつけのお医者さんに作ってくれとお願いしたら最初は書式を持ってくれたら作るよと言ってたそうなのに、次に会った時は作らないけどサインはしてやる金は出せと言われたそうで(妻が病院に連れて行ってたので僕の解釈に間違いがあるかもしれませんが)、なんかお金はいいとしても言ってることが変わるのが気に入らなかったので頼まずにいこうと決心しました。
調べていると翻訳サービスの会社でもやっているので多分医者のサイン自体は特別な意味がないのだろうと思って、自分で(探して)作って自分でサインすることにしました。結局それで問題ありませんでした。
作った後に分かったのですが、自治体によっては作成してくれるところ(例:北九州市)もあるみたいです。
参考までに作った書式の画像を貼っておきます。一応、BCGや日本脳炎等、要求事項にない日本で受けたものも列挙してバージニアで求められているセルに着色しました。