領収書を捨てる技術?

北川ワタル
Watald Tribune
Published in
2 min readAug 12, 2017

レシート、領収書、請求書、納品書などの書類を全部スキャンして画像データで保管できたらどれほど便利だろうと、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

画像データで保管すれば、小さなレシートを台紙やノートに貼り付けたり、クリアファイルなどで整理したりする手間が省けますし、保管するためのスペースも気にしなくて済みます。後から書類を確認したくなった際にも、書類の束を一枚一枚めくって探し出すのではなく、日付や金額で検索をかけて簡単に見つけることができるというメリットもあります。

ただし、このようなスキャナ保存を始めるためには、電子帳簿保存法などの要件に従い、あらかじめ税務署に承認申請を出しておかなければなりません。もともと税に関連する帳簿や書類は原則として紙の状態で保管しておくことが義務付けられているからです。制度採用のためには、いくつかのクリアすべき要件があるものの、平成27年度および平成28年度の税制改正により、導入のためのハードルが大きく下がったことも事実です…

(『領収書を捨てる技術 スマホ撮影・スキャナ保存制度の時代』の「はじめに」より抜粋)

本書は、領収書などをスキャンやスマホ撮影の写真データとして保存することのできる「スキャナ保存制度」(電子帳簿保存法)についての概要をまとめた電子書籍です。

Amazon kindle版はこちらからご購入いただけます。
『領収書を捨てる技術 スマホ撮影・スキャナ保存制度の時代』(株式会社ダーチャコンセプト)
kindle価格 99円(2017年8月12日現在)

なお、スキャナ保存制度の導入について専門家のサポートが必要な場合には、筆者が運営する下記サイトでも相談を受け付けています。質問だけでもお気軽にお問い合わせください。

スキャナ保存|申請|電子帳簿保存法|スマホ撮影|税理士

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北川ワタル
Watald Tribune

公認会計士/税理士/株式会社ダーチャコンセプト代表取締役。最近の興味は仮想通貨、クラウドセール、ICOにかかる会計処理、法人税、消費税、所得税、相続税の取扱い。仮想通貨の民事信託、現物出資、デューデリジェンス。仮想通貨交換業にかかる登録、帳簿書類および報告書の作成、財産の分別管理、それらにかかる公認会計士の監査など。