寒い冬も食べたいアイスを調査してみた

Maaya
WED, Inc.
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5 min readDec 27, 2019

12月も終わりに近づき、いよいよ冬本番。寒い日が続きますね。そんな寒い中でも私は大好きなアイスをよく食べます。外が寒くても暖かい部屋で食べるアイスはおいしいですよね。

しかしスーパーで買い物をしているとアイスコーナーで立ち止まる人はほとんどいませんし、一般的に冬はアイスの売れ行きが落ちると言われています。

そこで、レシート買取アプリ「ONE」で買い取ったレシートを使って、冬になるとアイスの売れ行きが落ちるのは本当か、2019年1月〜12月のデータを見ていきたいと思います。

【免責】以下内容はレシート買取アプリ「ONE」のデータを分析したものであり、公式が発表したものではないので間違っている可能性があります。以下文章に基づいてなされた一切の意思決定において責任を負いません。社内秘のため、詳細な数値は公表いたしません。また、以下に記載する統計情報には個人が特定できる情報は一切記載しておりません。個人情報保護法に基づき秘匿化した上で統計およびグラフを作成しております。

アイス購入率は季節によって変動する

下記の図はONE内で収集したレシートにおける①スーパーやコンビニで人気のアイスクリーム9種の購入レシートと、②サーティワンアイスクリームでの購入レシートの割合を表したものです。

(ONE自体のレシート買取枚数が伸びているため、買取枚数推移ではなく、レシート枚数の割合にて図を作成しました)

①スーパーやコンビニで人気のアイスクリーム9種の購入レシート割合推移

今回は人気のアイスとしてmow、雪見だいふく、ピノ、チョコモナカジャンボ、パピコ、アイスの実、サクレレモン、スイカバー、ガリガリ君の9種をチョイスしました。(好きなアイスが入っていなかった方はごめんなさい。)

①では、夏になるにつれて値が大きくなり、寒い冬に近づくほど値が小さくなっていました。1番割合が高いのは8月。暑いですし、夏休み期間ということも関係しているかもしれませんね。

②サーティワンアイスクリームでの購入レシートの割合推移

②においては1番割合が高いのが5月で、4月~5月にかけての伸びがすごかったみたいです。なんで春のまだ肌寒い時期の伸びが大きかったのでしょうか。調べてみたところ、こんなキャンペーンを見つけました。

サーティワンアイスクリーム公式が公開しているキャンペーン概要を確認したところ、

  • キャンペーン期間は3月31日~4月25日
  • 毎日抽選で3,131名がお会計無料に

などかなり豪華な内容でした。このキャンペーンが4月~5月の伸びに影響した可能性が高そうです。

このキャンペーン期間を除くと、②のグラフの形も概ね①と同じ形になり、やはり夏より冬の方がアイスの売れ行きが悪くなっているのではないかと考えられます。

アイスの種類によっても季節ごとの購入推移は変わる

前述した通り私は季節関係なくアイスを食べるのですが、やはり夏になると氷系のさっぱりしたアイスが食べたくなりますし、冬は逆にミルク系のアイスを食べることが増えます。

冬より夏の方がアイスの売れ行きは伸びているようですが、ここからはアイスの種類ごとではどう変わるのか、みていきたいと思います。

5月を基準としたときの購買量の推移

まずサクレレモンですが、6月から8月にかけて一気に人気を集めていました。やはり暑い時期はカキ氷のようなさっぱり系のアイスを食べたくなる方が多いのかもしれません。

逆に雪見だいふくは12月の値が一番大きくなっています。元々は冬にしか販売しておらず、冬のイメージが強いアイスということも影響しているのでしょうか。

また、ピノは1年を通して同じくらい買われています。季節に関係なく人気なアイスもあるようですね。

冬になると必ずしもアイスの売り上げが落ちるわけではない

確かにアイス全体としての購入割合は冬になると下がっていますが、雪見だいふくのように冬に人気のアイスもありましたし、1年中変わらぬ人気を誇るアイスもありました。

暑い夏ばかりではなく、寒い冬に暖かいこたつで食べるアイスも良いですね。

(弊社のデータを元に分析したい企業の方がいらっしゃいましたら、Webページをご確認いただくか、直接こちらまでご連絡ください。)

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