ウイングアーク新入社員におけるナレッジ共有への取り組み、新入社員技術勉強会を開催しているというお話

nakamura.ka
WingArc1st Inc.
Published in
6 min readDec 22, 2019

こちらは、ウイングアークAgile and DevOps Stories のAdvent Calendar 2019 、第16弾(12月23日)の投稿です!

今回は部門を飛び越え、 SPQI部@arakawaiiさんのお誘いでウイングアーククラウド統括部MotionBoard Cloud開発部所属新人の中村が参加・投稿させていただきます。よろしくおねがいします。

はじまり

自分自身はまだ新人ですので、あまり深く業務に携わることができるわけではありません。
ですので、いま現在業務というと、もっぱら同じMotionBoard Cloud開発部内の開発者の方々に使っていただくような諸々の便利ツールを作成したりしています。

JIRAチケットを作成できるWeb APIを作ったり…
Slackの通知を表示し、それに対する応答をボタンで行えるようにするデバイスを作っています

ただ、こういった、逆に業務に深く関わらないようなツールを作成していると、ある種汎用的な技術を使うことになるため、「こんな便利なライブラリがあった」「ここでつまづいたよ」といった気づきが生まれることも多いです。

それに、必要から生まれたこういう便利なツールは、おそらくMotionBoard Cloud開発部だけの問題ではないような気がします¹。
そんなとき「こういうツールを作ったよ」などなど共有できればわざわざ車輪の再発明をすることもないのではないかとも思い、技術系の新入社員たちでナレッジの共有をしていきたいと考えるようになりました。

また、たとえば自分自身がAWSの研修を受けて思想に感動・共感したように、そういった思想や技術などを新人同士で定期的に発表する場があってもいいのではないかと思うようにもなります。

そこで、新入社員同士でのナレッジ共有や発表のための機会・スペースの作成を模索しておりました。

[1]: たとえば @arakawaiiさんも上記と同じようなJIRAチケットを作成するツールを紹介していらっしゃいました

というわけで

現在、ウイングアーク技術本部所属の開発業務に携わる新入社員たちと一緒に、ナレッジ共有のためのスペースを作成、また、それと並行して隔週に技術勉強会を開催しています。

ナレッジ共有は使い慣れているであろうConfluenceをベースにしています

この部分は社内・新入社員専用のQiitaに近いかもしれませんね。

とりあえず技術勉強会は現在、参加者持ち回りで発表
札幌へ行った同期も発表者として参加してくれています

この技術勉強会ですが、ウイングアークでは、開発している製品によっては東京六本木本社以外にも札幌、新潟等に開発拠点があるため、企業向けビデオ会議システム「Zoom」を用いた遠距離会議のインフラストラクチャーが整備されています。そのため、札幌での開発を志願し単身北へ向かった同期とも、このように距離など関係なくZoomを用いた勉強会をおこなうことができます。

これは、想像していたよりもとても強力で、いままでは年に一度の社員総会の日に会えることを楽しみにしていたのですが、いまでは隔週で会うことができ、勉強会では部門で開発している製品のことや用いられているナレッジのことを発表していただいたり、さらには他の部署での開発の様子などとても大事なことを、世間話をするように遠く離れた本人と会話することができるようになりました。

やってみて

正直なところ、ナレッジ共有としては、真に役立っているかと言われると…難しいところではあると思います。

ただ、部署を超えたチーム作りとしては成功しているのではないでしょうか。やはり同期であるということはとても大きいと思います。

また、最近では開発の同期6人だけでなく、話を聞きつけて参加してくれるようになったシステムエンジニアとして業務に携わる同期5人も巻き込んで開催できるようになってきました。そのため、もっともっと幅広く部門を超えたチームとなりつつありますし、毎回「楽しかった」「もっと知りたい」という嬉しい声もいただいています²。

…ですので、どちらかというとナレッジの共有だけというよりは、そういった共有を通じて、お互いのこと・お互いの部署のことをよく知っていき、相手がいま何をしているのか、部署ではいま何に困っているのか、などが空気のように感じられるようになればよいのかな…と考えています。

[2]: ので、来週からなんと隔週ではなく毎週開催となる運びとなりました

おわりに

今回はいつものStoryとは違い短めでしたが³、ウイングアーク新入社員たちの技術に対する取り組み、チーム文化醸成のための取り組みをご紹介させていただきました。

これからも新入社員一同頑張ってまいりますので、皆様暖かく見守っていただければ幸いです。今回はこのような機会をいただきありがとうございました。

[3]: これはまだ始動したてのためです

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nakamura.ka
WingArc1st Inc.

Tab people. Software engineering, cloud engineering(AWS), dj, electronics, keyboard DIY, subculture research. Python, C, Java, Vue.js. Stories are my own.