よいチームで楽しく仕事を

Yuki Ohara
WingArc1st Inc.
Published in
6 min readDec 5, 2019

はじめに

これはウイングアーク1st Agile and DevOps Stories のAdvent Calendar 2019、第4弾(2019年12月5日)の投稿です!

photo by photoAC

みなさん、心理的安全性って言葉は最近いろんなところで聞くので、耳にしたことがあると思います。
では、「心理的安全性ってなんですか?」と聞かれて答えられますか?

恥ずかしながら、私は何となく「なんでも言い合える関係」が築かれている状態くらいの認識しかなく、心理的安全性が確保されているとすごくいい状態なんだろうなといった漠然とした認識しかありませんでした。

そんな中、たまたま心理的安全性についてWebの記事を見かけ、その記事の中で以下の本が紹介されていました。

一通り読んでみたので、私が理解した内容を紹介したいと思います。
「それは心理的安全性と違うだろう」ってこともあるかもしれませんが、個人的な感想だと思って暖かく見守っていただければ幸いです。

まず、Webの記事や本を読む前の私の認識は、
「なんでも言い合えるって本当にいいの?」
「それを逆手に取られてディスられまくるとやだな・・・。」
「みんな言いたいことだけ言って、会議が終わらそう」
「愚痴大会が始まっちゃうのでは?」
「役職の高い人が言いたい放題言ったらパワハラになったりしない?」
なんてネガティブな要素はどう解決するのだろうくらいなレベルです。
まぁ、何にもわかってなかったってことです。

心理的安全性が確保され、チームがよい状態になるにはどうすればよいか?
それには3つ要因があります。

  1. 安全な環境をつくる
  2. 共通の目的を持つ
  3. 弱さを共有する

1.安全な環境をつくる

1つ目の「安全な環境をつくる」ですが、安全な環境で仕事ができれば不安なく最高のパフォーマンスを発揮できると思います。
安全な環境であれば、前から気になっていたことを試してみようとか、やったことないけど挑戦してみようって思いませんか?

では、安全な環境ってなんでしょう?
失敗しても怒られない、誰かがフォローしてくれるって確信があれば安心して何でもできると思います。

ちょっと極端かもしれませんが、自分には後ろ盾があると思うと安心していろいろなことに挑戦できるのではないでしょうか。
新しいことに挑戦すると、知らないことがあったり、過ちを犯してしまうことが多々あります。
わかる人にとっては、当たり前な質問をしてしまったり、くだらない間違いを犯します。
でも挑戦の大小に関係なくチームメンバーが協力的であったら、失敗を恐れず前に進めると思います。
ただ、チームメンバーから守られ、頼り切っているだけでは成長はないと思います。

2.共通の目的を持つ

そこで2つめの「共通の目的を持つ」ことが重要なのだと考えます。安全な環境が確保されただけだと、ぬるま湯につかった状態になってしまいますが、共通の目的を持つことでチームが皆同じ方向を向き、前向きに進むことができると思います。
この前向きに進むといったことが重要なんだと思います。
好きなことをいい合えたり、好きなことに挑戦できる環境があったとしても、みんなバラバラな方向を向いていては大きな成果は出せません。
そのために会社の企業理念であったり、部の目標であったり、チームの目標が明確であり、理解していないといけません。
チームが目標を達成するために行動することが重要です。
考えが間違っていても何でもいい合えることで認識を合わせたり調整でき、どんなことでも目標達成に向けて挑戦してみるといったことが重要なんだと思いました。

3.弱さを共有する

3つ目の「弱さを共有する」です。
これは心理的安全性とは少し違うのかもしれませんが、よりよいチームを構築するためには必要なことだと思いました。
えらい人だろうが、技術の高い人だろうが不得手なことはあると思います。
そういったことを共有することで、他のメンバーのできる人にフォローしてもらえる状況になります。
変に「私はこれができないといけない」とプライドばかり先行してしまうと、目的を達成する妨げになりチームの足を引っ張る結果になると思います。
自分の弱さをさらけ出せる環境があり、チームメンバーに理解してもらい、チーム一丸となって目標に向かうことができれば、自分の力だけでは解決できないようなことも達成できそうな気がしませんか?

まとめ

私が今思い描く心理的安全性が確保されている環境は、

  • チームメンバー全員が目標をどう達成するか考えている
  • 目標を達成するためにどうすればよいか躊躇なく言葉を発せられるのでメンバー間の衝突が発生するが、建設的に解決できる
  • 自分では達成できないことは他のメンバーに助けを求められる
  • 他のメンバーの弱みがわかり自発的にフォローできている
  • 目標を達成できたときにメンバー全員で喜びを分かち合える

です。

心理的安全性が確保されたチームを作ることができたら、いろんなことが実現できると思います。
自分だけでは難しいことも、やりたいことに踏み出すことができると思いませんか?
目標を達成するためには楽しいことだけではないと思います。
でも、チームメンバーと協力して達成したときには苦労したことがすべてチャラになるくらいの喜びを感じることができ、仕事が楽しくなるのかなと思います。
チームで達成してみんなでウェーイ!ってハイタッチしたら、全部がハッピーになる気がします。
そんなチームで働きたいし、作っていきたいと思います。

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