QA Managers Rock!!

ATD2023 Day1

Jumpei Ito
WingArc1st Inc.
7 min readNov 15, 2023

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Agile Testing DaysのDay1。いろんなことがありました。

先ずはやっぱりこちらから!

ジャネット最後のATDになった

昨日の記事ではジャネットのラスト(オンサイト)研修になったことをお伝えしましたが、Day1のパーティではジャネットが今回のATDで参加するのは最後になることを表明しました。

ATD15周年。また、ジャネットにとってのLast Yearということで、みんなで泣きながらお祝いしました。

キーノート:Could Agile Testers Help Debug Management?

Day0のMaaikeのキーノートがかなり面白かった半面、今回ATDに来てからとある疑問を持っています。それはQA Managerのことを参加者がどう考えているのか?です。

Maaikeのキーノートでは、とあるテスターがレベルアップしていく話でRPGゲーム形式で話されていたのがインパクトがありました。ただ、レベルアップしていく毎にQAマネージャーや経営陣が敵として表れてくるので、自分としてはかなり違和感でした。本来テスターの味方であるべきマネージャーが敵になっているからです。キーノート後に面白い質問がきて「マネージャーと一緒にレベルアップしないの?」と聞かれたときにMaaikeは「考えたことなかった」と答えてました。

実は私はそれを引きずってて、翌朝のLeen Coffeeに参加して、「QA Managerってどう?」というトピックを出しました。同じLeen Coffeeにいた一部の参加者から驚きの答えが来ました。

「マネージャーと話したことない」

マジっすか!?そんなことってあるのかなーと。

いつも「開発者と共存してお互いを高めあおう!」って精神のATDがマネージャーと敵扱いするのはかなりの違和感ですね。

ということで今日、John BuckさんのCould Agile Testers Help Debug Management?というキーノートを聞きました。

このキーノートはタイトルに「Debug management」と書いてあったのでなにかPC持ってきてデバック作業を見せるのかなと思ったら、全くそんなことはなかったです。簡単に言うと組織の中にもバグは潜んでおり、もし組織ヒエラルキーの中で、マネージャーの発言がバグっぽかったらAgile Testerとしてデバッグできるよね?といった問いかけでした。

Photo by me

実際にどうなのかというと、この写真からもわかるように組織ヒエラルキーの中でもフィードバックループが必要な個所があります。フィードバックループは小さな箇所から始めて、もしその中で課題があれば、いつもテスターがやっているように、分析、計画、設計、実行、改善を繰り返すみたいな内容でした。

うん。わかる。
「Debug management」という言葉に置き換えてマネージャーとの関りをテスト風に説明した感じですね。

ただ、そこには実例が欲しくて、どのような状態から何をやって改善したのか、具体的な説明が欲しかったです。

そしてやっぱりマネージャーのことをバグ扱いするということは、そこにはなにかあるのだなと。

これはちょっと来年のATDは自分の出番かなーと。(つぶやき)

ワークショップ:Solving testing problems through a set of principles

午前中にワークショップに参加しました。このワークショップはかなり参考になりました。

というのも自分が思うワークショップのハードルがだいぶ下がりました。具体的には、Melissa Fisherさんのワークショップは、本人の経験からテストの原則を見つけたので、みんなでワークショップしてどう思うか議論してみない?といった感じの軽めのやつでした。

Photo by me

彼女の原則は、Risk、Purpose、Empathy、Role、Visibility、Learningの6つでした。個人的にはかなり共感できます。

ワークショップではある程度説明があった後に、課題のお題を与えられて、チーム内で議論します。私のチームは、私とBjörnという人の2人で、この人は普段コンサルをしている人でした。コンサルの人とワークショップで同じチームになると、いろんなこと教えてくれるので良いですね。やはりコンサルの人はいろんな現場を知っているので大変参考になります。

例えば自分の場合は6つの原則の内、Visibilityが良く分かったらなかったのですが、Björnさんが詳しく説明してくれました。

「UIでも機能でもクリティカルなバグでも何でも見せられる状態が良い。もしスクラムやってるならスプリントレビューでファシしたことあると思うけど近いと思うよ」

とのことで、ワークショップの本質ってこういうことだなと実感しました。

AgileTD 15th Anniversary 90s Party

さて、他のセッションやキーノートにも参加したのですが、もう書くの疲れてきたので、パーティの話で終わりにします。

パーティではサプライズがありました!
なんとスピーカーとして表彰されたのです!

表彰と言っても、今回オンラインスピーカーとして現地に参加したので、「わざわざ来てくれてありがとう」という意味で集まったオンラインスピーカー達が前に出てみんなで写真撮った感じです。これは、たまらなくうれしかったです。

私のFacebookより

パーティでは毎年恒例の仮装をします。今回のテーマは90'sということで私はちょうど世代です。出発前に90'sでググるとGuns N’ Rosesがヒットしたので、アフロとグラサンを持参してスラッシュになりきって参加しました。

パーティでは同じような考え持った人いますね。ちょうどアクセルローズもいたので写真を一緒に取りました。

Yes, We rock!!

QA Managers rock!!

ということで話は戻りますが、一晩考えていました。

QAマネージャーは敵でもバグでもない。組織が持ってるゴールを理解して、もっと現場の下支えとなるような、そんな存在であるべき。組織からもメンバーからも信頼があり、本人もRock!していたい。

だから「QA Managers rock!!」と声を大にして発表したくなりました。(フラグ)

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Jumpei Ito
WingArc1st Inc.

WingArc1st Inc. — Software Quality Assurance Manager