カウンセリング・エンターテイメント「リリー・フランキーの人生相談/リリー・フランキー」

これ、図書館の本棚に置いていいのか…。

ヤマダの住む街の図書館は老若男女だれでも使えるのだが、この本の大半はアダルティな内容である。つーか下ネタ。

中高校生とかが目にしてもいいのかな…いや、むしろこんな人もいるって知ったほうがいいのかも。

著者はリリー・フランキー。いや、インタビュアーと言ったほうが正しいか。

この人はマルチタレントという肩書でイラストレーターやミュージシャン、俳優なんかもやっているらしい。

でもヤマダの中のイメージとしては作家のイメージが強い。あと「サブカルっぽいおじさん」って所か。

リリー・フランキーと愉快な相談者たち

さて、この本はリリーさんと担当さん(?)が全国津々浦々の相談者と実際に逢ってお悩み相談をするという内容である。

もともとは週刊プレイボーイの人気連載だそうだ。

で、この相談者の人たちは本になるだけあって癖があるというかなんとうか、濃い。

どこにでもいそうな人ではあるんだが、どこか濃いという人材がリリーさんの元に送り込まれている。

この本は三つの章に分かれている。

  • 男の相談
  • 女の相談
  • ある人からの相談(田代まさし、堀江隆文)

肝心の相談内容なんだけど、ハッキリ言ってしまう下世話な話が大半を占める。

エロいっつーかシモい。男女とも。田代さんと堀江さんのも例外なく。

始めはこう真面目というかフツーなんだが、次第にシモネタに突っ込んでいく様よ。

特に女の人なんかキツく感じる。なんなんだろう?自分が男だからか?

どいつもこいつも経験人数多すぎませんかね…世の中そんなもんなの?びびるわ。

そんな相談者さんたちの大半に手渡される「バース一号」。

このバース一号とは、あの阪神伝説の助っ人バース選手の如く日常生活を助けてくれる電動マッサージ器である。

このお決まりのパターンは読むにつれて違和感が無くなり、最後は美しさすら感じるようになる。様式美。

相談によっては結構ブッ飛んでる人もいるんだけれど、それをリリーさんが緩く受け流したり適当に流したりナチュラルにdisったりする感じが面白かった。

にしても、人っていろいろあるんだな。

島倉千代子じゃないけれど、人生いろいろって感じ。

恋愛とかに疎い(逃げまくっているとも言える)ヤマダからはこんな世界あるんだなぁって感じた。

なんでそう簡単に男女関係が結ばれるのか割とマジで疑問なんだけど。

むしろこの歳でそういう問題を避けまくっていること自体、ヤマダの問題?

カウンセリング・エンターテイメント

「人は誰でも割と同じような悩みを抱えてる」っていう言葉をどっかで目にした。

しかし、悩みは同じでも解決法は同じではない。これが嫌らしい所。

この解決法が同じではないということで、ふと心療内科での話を思いだした。

心理的な問題は解決法が人によって違う。

インフルエンザならある一定の決まった解決法(ワクチン)があるけれど、鬱なんかは患者に合う方法と合わない方法がある。

薬なんか特にそう。余談だが、ヤマダは薬自体がダメでカウンセリング頼りになっている。

そう考えると、この本ではリリーさんがカウセラーな訳だ。

リリーさんが時に優しく、時に厳しく、全体的にぽやっとしたアドバイスをくれる。

その緩いカウンセリングに救われる人もいるんだろうな、きっと。

処方箋は電マだけど。

語り疲れたのでここまで。