母親にSNSをやらせよう
あるいはSNSをやめさせよう
「親世代(年齢的に目上の人間)にInstagramを使ってほしくない」という正直な気持ちを書いた投稿がどうも炎上したらしく、それに対して「親世代にInstagramに参入してもらいたくない気持ちはわかるけど、自分は親にInstagramやってもらってよかったと思ったよ」という記事。自分は前者の記事の気持ちもわかるし、後者のような体験もないわけではない。自分の場合は母親がmixiにはまり、その後Twitterにはまった。Twitterは現在進行形だ。
正直どちらの気持ちも分かる。母親はmixiやTwitterを始めて、真っ先に自分にマイミク申請やフォローをしてきた。そして自分はともに拒否した。なぜ拒否したかも伝えた。そして母親は納得して以後申請するのは辞めた。理由をきちんと伝えれば納得する親かどうかがとても大きな要素ではあるものの、「同世代の友達の輪の中に親が入るようなものだ」と伝えたら様子を理解してもらえたらしい。
ただどちらも自分が知らないところでいろいろと交流していたらしく、帰省して話をするたびに「このあいだmixiのコミュニティの人とオンラインストアで輸入したから輸送費が安くなってよかった」「Twitterのフォロワーがほしいって言ってたものがたまたまあったからあげた」といった話題が尽きない。行き過ぎで最近ネット右翼化しているので、そこだけは注意しているが、基本的は楽しく過ごしているようで何よりだ。
母親の世代は、実家で静かに暮らしていることが多い。そういう人々にとって、SNSというのはそういった生活に活力を与えてくれると思う。
どうあがいても親世代がSNSへ参入するを止めることはできない。また自分が親になったときに同じことを子供に思われるのであろう。であれば、自分が先にそのような状況でどう振る舞うかを身に付けるのが、自分の世代にとっても親の世代にとっても、そして子供の世代にとっても有益だろう。