ボーダーコリーってどんな生き物?

Takahiro Sasaki
Apr 15, 2023

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ステラと幼馴染のジルくん

一般的なイメージ

ボーダーコリーは英語圏の人には “Sheep Dog(シープ・ドッグ)”と呼ばれ、いわゆる牧羊犬のイメージが強い犬種です。

海外の広~~い農場で羊を追っかけて柵の中に戻したりするあれですね。

千葉のマザー牧場なんかでも見れたり、横浜近隣だと、服部牧場で実際に体験ができたります。(結構高い!)

あとは、フリスビー(ディスク)をキャッチしたり、アジリティと呼ばれる犬の競技に出て好成績を収めている、、、そんな運動神経抜群で指示が通りやすいワンちゃん、というのが一般的なボーダーコリーのイメージでしょうか。

こんなのとか、

画像元:マザー牧場ホームページ
こんなイメージですよね。

そういえば、映画のベイブでも出てきて、メインキャラクターの子豚のベイブに牧羊犬のイロハを教えていましたよね。メインは豚ですが、カッコいいボダコが出てくる映画の1つです。見てみよう。

おおむね、「できる子」のボーダーのイメージはあってると思いますが、まぁ個体差はかなりあると思います。(うちのオレオ君は絶対できない。フリスビーとか超興味ない。笑)

日本人だからって、みんな空手が上手いとは限らないみたいな感じですね。

ボーダーコリーは賢いの?人間との相性

ボーダーコリーの有名な点としては「とっても賢い」ということ。個体差こそあれ、使役犬(人間のお仕事を手伝うわんわん)として繁殖されてきた歴史があるので、指示がよく通り、物覚えもいいといわれています。

そもそも、牧羊犬は広い視野でいろいろなものを見ながら自分で考えて行動することが求められてきたので、自然と賢い子がヒトに大事にされて生き残ってきたのかもしれませんね。

1000語くらい理解できる天才犬チェイサー👇はボーダーコリーで、ドイツの研究で200~300語くらいは理解できるといわれていた犬種もボーダーでした。

では、今日本で飼育されているボーダーも等しく賢いのか?というと、「まぁ、賢いとはよく言われるかもしれない」程度なのが体感ですね。もちろんトレーニングされてすっごい賢い子もいますが、うちの2頭は甘やかしすぎたのか、おばかちんなとこも結構あります。それがかわいいんですけどね。

言葉の理解に関してはかなりできている気はします。ボーダー友達のお母さんは、以前ゴールデンレトリーバーやラブラドールなども飼っていたそうなんですが、「全然違う。ちゃんと話を聞いてるし、犬よりも人間よりって感じ。」って言ってました。

確かに、2歳ごろからこっちの言っていることをすっごいよく聞いていて、意思がよく通じているなぁ、と思ったり…。普通に飼育してて勝手に賢くなるというよりは、トレーニング次第、みたいなところはあるかもしれません。

教えてなくてもやるようになったことといえば、のどが渇いて水の容器を持ってきたり、わざと落として「こっちに来て!水入れて!」とアピールしたりはしてますが、これってボーダーだからなの?みんなやるのかな?教えて~。

唾をたらさない

これは、僕は結構重要なポイントだったんですが、、。ブルドッグとか、犬種によっては結構よだれがすごかったりします。拭くの大変そうだし、よだれかぁ、ちょっとなぁ、とか思っている方にはボーダーはいいかも。

よだれ、あまりでません。(疲れてるときとか、水を飲んだ後、具合が悪い時、とかは出るよ)

どうでもいいようで、大事です。

ちなみに、毛はめっちゃ抜けます。特に10,11月と3月あたりの換毛期。クイックルワイパーじゃなくてほうき買ったほうがコスパいいです。じゅうたんの人はがんばれ。

性格は明るめで基本活発

これも、当然個体差がある前提ですが、人間のことは好きな子が多い感じがします。

基本ボーダーで、人間苦手~~。人見知り~。って子は見ないですね。

性格は、なんとなくですがスムース(毛が短い子)タイプの子は我が家のステラちゃんのように、めちゃめちゃスポーティーで誰にでもニッコニコ!太陽のような明るさで逆に言えば落ち着きがない子が多く、オレオ君のようなロング(毛が長い、ふわふわ)の子はおっとりさんが多い気がします。あと、女の子のほうが活発で男の子はマイペースな印象があります。

お散歩や外遊びは大好き

これは、ボーダーコリーの特徴かもしれませんが、とにかく遊ぶことが大好きです。散歩の時間もほかの犬種と比べて長めが望ましいといわれます。農場駆け回ってるわんわんですから、その辺は察し…ですよね。

あと、前述の賢いといわれる由来かもしれませんが、頭を使うようなトレーニングが好きで室内でのもの探しゲームとか一生やってます。「子どもと遊ぶの大好き!」みたいな人はボーダーとの相性はいいと思いますが、割と「ねぇ、あそぼ!」という具合にかまってちゃんなところが強い犬種なので、毎日遊ぶのは大変です。

そういう性格なので、人間の子どもやほかのワンコとも結構相性がいいように思います。反対にお年寄りとかだと相手をするのが結構大変かも。アウトドア大好き!って人は向いてると思います。

ちなみに、アメリカでの2021年調査の人気ランキングは284種類中31位!

う~~~ん、微妙!笑

一番賢いとか言われながらも、だからと言って一緒に暮らしやすいかどうかは別なのかもしれません。まぁ、私は断然ボーダーコリー推しですが。

ちなみにトップ3は①ラブラドールレトリバー、②フレブル、③ゴールデンレトリバーですってよ。まぁ、なんとなくわかる。

データ系

ボーダーコリーの客観データを集めてみました。

原産

イギリス。祖先はなんと北欧エリアのバイキングがイギリスに持ち込んだトナカイを狩るための狩猟犬だったんだとか。それがラフコリーなどのイギリスにもともといた犬種と混ざって今の姿になったそう。(ざっくり)

歴史

純潔種の血統として認められたのは比較的最近(FCI:1987-AKC:1995)で、新しいわんわんの種類。なんで新しいのかというと、もともと牧羊犬として農村部で飼育されていたため都市部や国外に知られることがなかったことが原因なんだとか。まぁ、ネットないしね。

血縁

前述のラフコリーとか、オーストラリアンシェパード、シェルティー、コーギーがいます。

なかでもオーストラリアンシェパードはめちゃめちゃ似てる…。オーストラリアンのほうが若干がっしりしてるかな。あとしっぽが短い(切られてる子がいがち)。

オーストラリアンシェパード

ウェルシュ・コーギーも顔だけ見ると血を感じますね。このなりで牛を追いかけるお仕事をしてた犬なんだって。かわい。

サイズ

今更ですが、サイズは中型犬の部類。ただ、中型の中でも大きいほうだと思います。柴犬とかと比べると「ん?中型か?」って思っちゃうくらい。個体差も結構あってドッグランでは小さめの子を見ることもあります。平均は14㎏-20㎏位だそう。うちのは18–20㎏なので、お友達のボダコと比べると、ちょっと大きめと感じることが多いです。たま~に、25㎏オーバーとかすっごい大きい子とか10kg切るような小さい子もいます。会えたらラッキー。

寿命

AKC(わんわん大国アメリカの代表的な犬協会的な機関)によると、12–15歳が平均寿命と言われています。10歳越えのボーダーってそういえばまだあったことないです。多分ゆっくり、まったり暮らしているんでしょう。病気については別でまとめます。

特有の動き

ボーダーコリー特有の動きというものもあるようです。「スニーキング」と呼ばれ獲物を狙うトラやライオンのような動きをします。特に横浜でやっても意味がないですが、これが見れたら牧羊犬の血がちゃんと通っているという証なんですね。笑

👆これ、左手前のステラがやってますね。オレオを羊に見立ててる?

にじにじ、、と近寄ってます。ばれてるけどねー😂

種類

これは結構面白いです。ボーダーコリーというとやっぱり標準?は白黒なんですが、結構いろいろな毛色の子がいます。みんなかわいいですが、ドッグショーとかだと色が濃いほうが有利らしいです。体感的には、ブルーマールとか狼っぽい子が賢そうに見えます。

個々のサイトのが一覧になっててわかりやすかったです。↓

横浜でよく見かけるのは、白黒、ブルー(実際はグレーっぽい)、ブルーマール(青っぽい灰色のブチ)、トライカラー(3色の三毛猫っぽい感じの色)、レッド(赤毛)、チョコ(茶色)、ゴールド(オレンジ)あたりですね。たまぁ~~に、サーブル(トラ柄)とか見ると「おおぁ~、かっけー!」ってうっとりします。

ちなみに、ブルーマール同士の交配とかはあまりしないらしいです。スタンダードの白黒を混ぜるらしい。(ブリーダーに詳しい人が言ってた。)

ボーダーコリーについて少し詳しくなりました!

ざっと、まとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

大体ボーダーコリーの雰囲気つかめてきましたか?他の記事でもどんどん細かく触れていきますのでお楽しみに。

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Takahiro Sasaki

Edu Designer|Writer|Father of 4|Husband|Dog lover|Japanese