「信頼される人が報われる転職市場に」

Yuka Iwasaki
YOUTRUST
Published in
8 min readJun 3, 2019

この記事はとにかくたくさんの人に読んで欲しいというよりも、今はまだいないけれど将来YOUTRUSTにjoinしてくれるメンバーのために、YOUTRUST社の歴史としてミッション、ビジョン、バリューができる経緯を書き留めておこうと思い書いている。

やや長いかもしれない。でも本当に気に入っているビジョン、ミッション、バリューができて非常に嬉しく思っている。

また本記事は、それぞれがいろんな思いをもってこのミッションたちを決めたはずだが完全に岩崎の主観で書いている。ご理解いただけると嬉しい。

ミッション「信頼される人が報われる転職市場」

これが我々の存在意義である。そもそも何故、自分たちが起業したのかは法人設立時にここに書いたが、採用担当者としても求職者としても市場に大きな違和感を感じてしまったのでこんなことをやっている。シンプルに言うと「現職で誠実に働いていて周囲に信頼される人」が自分の可能性をフラットに知って意思決定できるフェアな市場ではないのを感じている。

これはただの我々の価値観だけど、私達は周囲に「信頼される人」が優秀な人だと思っている。彼らが自分の可能性を知り、フラットに自分の意思でキャリアを選択できる環境を作りたいと思っている。

ミッションが決まるのは本当に早かった。細かい日本語のブラッシュアップを除けば3時間以内にみんなの意見が合致していたのを覚えている。うまく言語化していなかっただけで、チームがすでに同じ方向を向いていたことを知り、とても嬉しかった。

合宿でミッション・ビジョンを2チームに分かれて検討し発表する図。すごくそれっぽい構図

ビジョン「人材領域で一番強くて優しいチーム」

ビジョン(あるべき姿)は非常に難産だった。私達は転職市場の気持ち悪さをなんとかしたい、という思いは強い一方あまり自分たちがどうありたいかというwillに弱かったのだ。「自分たちが一番とりたいとかってエゴじゃない…?どうでもよくない…?」みたいな武士のような心がビジョンで青臭いことを言うのに無意識に抵抗していたのかもしれない。

千葉までミッション、ビジョン、バリューを決めるために合宿に行ったのにビジョンだけはこの合宿で決めきることができなかった。

ビジョン決まってないのに線香花火に夢中になるひとたち

結果、自分がオーナーとして本件を持ち帰らせてもらい深く考えてみた。

ミッションを達成するのはすなわち、市場のゲームのルールを変える必要がある。ゲームチェンジャーはいつの時代も圧倒的一番が世界を変える。我々が転職市場を求職者にとってフラットな世界にするには一番になるのは必須だと考えるようになった。

最初は「一番になりたい」とかいうのはエゴだしダサいと思っていたのだが、たしかに大好きな嵐も2004年より「トップになりたい」というビジョンを掲げている。こういう青臭さも悪くない。

岩崎の初案。最終的には「そもそも定例」でみんなにインプットをもらって完成した

バリュー「GIVE、THINK、RESPECT、PHILOSOPHY」

ミッション、ビジョンに優先度もくそもないのだが、バリュー(行動規範)は私の一番のお気に入りである。

階段になっていてかわいい

GIVE:人に惜しみなく与える。

GIVEは弊社のコアの精神である。もともとは自分の大好きなアダム・グラントのGIVE & TAKEという本から来ている(と少なくとも私は思っている)。これからの時代は「与える人が勝つ」ということが書いてある本である。そうであってほしいし、すでにそういう世界になっているのを肌で感じている。我々は勝つためにGIVEするのだ。
なぜか弊社には「人の気持ちを考えて行動する」ことを大切にしているGIVERがすでに集まっていた(そういう人しか採用してこなかっただけかもしれない)。GIVEが入るのは自然な流れだった。

THINK:学び続けるその頭で考え抜く。

私の口癖「自分の脳みそで深く考えろ」を色濃く反映したものかもしれない。これは私の考えだが、人間自分が考えたことをやるのが一番幸せなのではないかと信じている。また集団の英知を発揮するためにもせっかく集まった優秀な脳みそは全て思いっきりお借りしたいと思っている。
「学び続ける」にも思い入れがある。弊社はスタートアップなので、誰もまだ答えを知らないことを自分たちで開拓する必要がある。それにあたって経験したことや指示されたことしかできない人は厳しいと考えている。本を読んだり、有識者に話を聞いたり、自ら学ぶことができる人でないと生き残れない世界だと感じている。

RESPECT:多様性に富んだ仲間を心から信じる。

弊社はいろんなメンバーが所属している。まだフルタイムは3名だが、副業メンバーは8名、インターンは5名、計16名のチームだ。年齢は18歳から33歳までおり、もちろんいろんな性別の人がいる。いろんな視点の意見が入ることで狂気に触れないのがこの組織の強み、すなわちダイバーシティ的強みだと考えている。これがないと組織はじわじわと腐っていくように感じる。
全員が異なる視点から率直な意見を発することが尊いのである。みんな違ってみんな良い。違うからこそ素晴らしい。

PHYLOSOPHY:最後は、自分たちの哲学に基づく意思決定を行う。

我々の哲学、美意識のことである。人材系という領域は本当にお金の引力が強い。ちょっと乱暴な言い方をすれば、美意識を捨てれば比較的稼ぎやすい領域な気がしている。
ただ自分たちはお金が稼ぎたくて集まったわけではない。もちろん会社として強く優しくあるために事業として成功して遠くないうちに利益を上げる状態を目指してはいるが、それ自体は目的ではない。

その引力に引きずられるような意思決定をしない、我々は美意識をもって意思決定する組織でいたい。

マグカップにしたら可愛いが爆誕

ユートラっぽくて気に入っている

そういえば最近面白いことが起きていて、メンバーが何かにつけて「それユートラっぽいね!」とか「ユートラっぽくないよね…」と言うのである。最初は「ユートラっぽい」ってなんなんだろう…と思っていたのだが、まさにこのバリューはユートラぽいを言語化しただけなんだと思う。GIVEするためにTHINKしたり、RESPECTしたりPHYLOSOPHYを忘れずに意思決定するのがユートラっぽさである。

共感できる人とご一緒したい

これから弊社は上記のようなミッションを達成するために、強くて優しい仲間と一緒にやっていきたいと考えている。もしこういう考え方に違和感を感じず「悪くないな!」と思ってくださる方がいれば、気軽に声をかけていただけると幸いです。今すぐ入社じゃなくてもお茶でもランチでも飲みでもご一緒して、熱い仕事の話ができれば非常に嬉しいです!

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みんな今日も生きてて偉い。引き続きよろしくお願いします。

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