YouTube Studio のリリース方式が潔い

yukimatJP
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3 min readApr 23, 2019
YouTube Studio(左)と YouTube クリエイターツール(右)

所属している楽団のYouTubeチャンネルを管理しているのだが、半年以上前から、チャンネル(動画など)の管理画面が2つに分離している。

  • YouTube クリエイターツール(旧)
  • YouTube Studio(新)

まあ、良くあるUIの入れ替えなのだが、共存している期間がとにかく長い。何故かというと、YouTube Studio、まだ全然完成してないのだ。機能が全然足りない。半年前から比べると、かなり使える機能は増えてきているが、多分まだ半分くらい だと思う。

クリエイター側からすると、新旧あっちゃこっちゃ移動しないといけないので鬱陶しくはあるのだが、開発者目線から行くと非常に潔いなと思う。

Stableな旧バージョンは常に使える状態にしといて、出来たとこ(もしくは出したいところ)からゆっくり公開していって、クリエイターの反応を見つつ修正しまくって正式機能に組み込んでいく。旧版に移動しようとするととにかく「ねぇねぇ!なんで?どこが悪いの?ねぇねぇ!」と質問攻めにし、フィードバックを獲得する(多くの場合は、その機能がないんだよっていうツッコミであるのはさておいて)。

Google ほどの巨体だからこそなし得ることなのかもしれないが、こういうやり方はいいなと思う(使いにくいんだけれど)。よくあるのが、完璧を目指しすぎるあまり、いつまで経ってもリリースできないということ。そういうのに限って視野が狭まってて糞システムになりがちなので、こういう姿勢は見習っていきたい。

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奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 ユビキタスコンピューティングシステム研究室(NAIST-UBI) 助教 / 吹奏楽団 インプリメーレ / Code for Ikoma / Code for Youth