誇大広告な居酒屋。凶悪な焼き鳥チェーン。「食べ放題」の概念を覆すターン制。「ごはんシステム」が草。「1人1回1メニュー」の厳しいルール。ネタにして笑えるレベルだった話。
コース内容はこれだ。
≪150種以上≫食べ飲み放題コース♪【2H飲放付】全料理食べ放題♪2990円
結果。 150分の3。
150種類の料理の中から、なんと「3品」も食べることが出来た!
3品
えっ。
居酒屋教訓
「立地が良いのに、格安の居酒屋」には注意。どこかにしわ寄せが来るかもしれないというか、来ざるをえない。
世の中には相応の値段というものがあるのだ。
これから何があったか、事件の全貌を話す。
心せよ。
食べ放題だけど、最初にコースが出てくる
これはよくあるパターン。
ポテトフライやからあげなどの、安くてボリュームのあるもので、胃にカロリーを流し込もうとしてくる。
コース料理が揃ってから、食べ放題ゾーンが解禁される仕組み。
コース料理を「食べ終わってから」がスタート時点じゃなくて「揃ってから」というところは優しかった。
食べ放題メニューで、どれを注文しようか、期待に胸を膨らませる
みんなで戦略を練っていた。
サラダから始まって、アテ・一品料理へと進み、締め料理を食べて、最後はスイーツで終わる。完璧な戦略だ。
よりどりみどりな150種類! 胸を踊らせろ。
個人的にはカロリー制限のためにサラダ、野菜系を山ほど注文したい。これは楽しみになってきた。
揚げギョーザとかチキン南蛮とかも良い。どれを食べよう。決められない。迷う。選ぶ。食べ放題楽しい!
150種類を食べ尽くしてやろう!
そんな話さえして楽しんでいた。
「1回の注文で1人あたり、1メニューしか頼めない」
まさかとは思った。最初は聞き間違いかと思った。
「1オーダー1人あたりの1種類まで」とかじゃなかった。
激しく厳しいルール。今までに行った居酒屋の中でも、マックスに厳しい。
オーダーから提供までが激しく遅い。
20分ぐらいかかる。
じわじわと時間を削っていく戦略。
「食べ放題」とは。
最終的に、2オーダー+ラストオーダーしか頼めなかった。
2ターン+最終回しか、僕らにはチャンスがなかった。
「食べ放題」の結論は「2品注文できる」だった。
「そういうルールなので」。
店員さんに「まだ二品しか頼んでません」「これって食べ放題ですよね‥?」と聞いてみたが、「そういうルールなので」という一点張りだった。
空腹ではないけれど、口寂しさの間が持たない
最初にコースも出てきて、わりと満腹にはなったのだけれど、口寂しい時間帯が多かった。
もっとたくさんのメニューを頼みたかった
冒頭にも書いたが、150種類の中で選べるのはなんと‥3種類! お好きなだけお楽しみください‥!
ごはんシステム
別のテーブルでは、こんな話をしていたらしい。
- ごはんも食べ放題メニューに含まれる。
- ごはんを食べきってからじゃないと、次のメニューを頼めない。
- ごはんとおかずを一緒に食べることは許されない。
草! wwwwwwwww
だけど、なんだかんだとネタにして笑っていた
嘘だろってレベルだったので、すごく不満を感じたというよりも、むしろ経験としてありがとうございますという感じ。
まあ、満場一致で「二度と行かない」と、みんな口を揃えて言っていたけれど。幹事さん本当にお疲れ様です。
なぜこんなに厳しいの、その理由は地価なのかもしれない。
3000円飲み放題というコースで、良い立地で、食べ放題もつけようと思ったら、あとは「時間稼ぎ」するしかないのだろと思う。
つまりこれは値段相応なサービスのはずなのだ。
ビジネスエリアの良い立地の横で、300円均一の焼き鳥屋は成り立つのか
そんな話を人としていた。
いま書いたとおり、どれもこれも良くは出来ない。どこかを削らなくてはいけない。それが時間稼ぎ戦法なのだ。きっと。